成績アップにつながる過去問演習
過去問演習はとても大切です。
しかし、「過去問をやればなんでも成績が上がる」というわけではありません。
では、何が必要なのでしょうか?
時終わった時にやること
もし余裕があるなら、解いている最中にやっても構いません。
解答用紙の各解答欄に「自信のある問題」「自信のない問題」の印をつけてみましょう。
これは「◯」「△」で構いません。
また、(先日の記事ではありませんが)「勘でやった問題」の印もつけてください。
「×」でいいでしょうか。
復習ノートを作る
間違えた問題への対応
私がお勧めしているのは復習ノート作り。
数学などならば、間違えた問題を写し、その下に解き直しをします。
それが正解なら問題ありません。
もし、二度目も間違えた、あるいは手も足も出ないのであるならば、
解答と解説をみて写しても構いませんし、調べても構いません。
国語や英語の長文は問題を写すのが大変でしょうから、
どの問かを書いた上で上記のことをやっても構いません。
ただ、できればコピーを貼り付けてはいかがでしょうか?
あとでこのノートを見て自分が間違えた問題が一目でわかります。
また、「◯」をつけたのに間違えた問題については、
自信があったのに間違えたわけです。
何が悪かったのかをしっかり分析してください。
どこかを覚え間違えていたのならば、そこをしっかりと復習してください。
そして、必ずノートにそれをメモしておくこと。
「△」で正解したものは、正解なので問題はありませんが、
これもなぜ自信がなかったのかを分析しましょう。
もしかしたら、知識がうろ覚えになっているかもしれません。
「×」で正解したものは、受験ということを考えた時には問題ありませんが、
受験勉強としては要注意です。
これは不正解扱いで復習しましょう。
その他の復習
例えば、高校・大学受験の古文・漢文などは問題文はコピーした上で
現代語訳を書いてみるのもいいと思います。
間違えたところ・わからなかったところは、
本文に線を引き、その部分は赤で書き直します。
そこが自分の弱点です。
文法事項や単語などもまとめておきましょう。
これは英語などでもできます。
漢字が書けなかった(ひらがなで書いて正解になったものも含む)は
漢字を練習しておきましょう。
おすすめは3回書いておくこと。
あとで見たときに「これは練習したものだな」とわかります。
なんのためにやるの?
当然、できなかった問題をできるようにするため、ですが、
後々自分でこのノートを見ればできなかった問題がまとまっているというのもポイントです。
それができるようになっていれば自信にもなります。
また、弱点が集まっているのですから、受験直前んい役に立つノートでもあるでしょう。
どのくらいやるの?
以上のことを全部やろうとすると大変な人もいるでしょう。
では、どのくらいやるのか?です。
まず、知識の確認の部分は、
「問題演習が60分だとしたら、120分まで」とお伝えしています。
そんなことはないと思いますが、
演習した結果、100点満点中0点だったとしたら、
全部やることになります。
何時間かかるかわかりません。
まず、自分で「できるようになりたい」と思った問題からやりましょう。
また、「目標が7割正解だから、それに到達するくらいまで復習する」でも構いません。
ただし、古文・漢文の訳は時間がかかってもしっかりとやることをお勧めします。
また、時間がかかるので、コピーして貼り付けられるところはその方がいいと思います。
受験勉強で一番大切にしてほしいのは「時間」です。
時間を節約できる部分は節約していきましょう。
まとめ
過去問をいっぱいやっているけど、
成績が上がらない!という人は
往々にして「やっているだけ」になっています。
模擬試験や過去問は今まで学習してきた力を試すという意味がありますが、
力をつける努力をしない限り、更なる成績向上は望めません。
大変なのはわかります。
でも、苦しい・大変なものを乗り越えて力をつけていくことも大切です。
頑張ってやっていきましょう。