【11月からの国語①】記述問題で部分点すらもらえない人へ!直前期に合格点を勝ち取る3つの具体策
11月に入り、中学入試の本番まで残された日数が刻一刻と少なくなってまいりました。志望校の過去問演習を本格的に進めている中で、国語の記述問題の点数が思うように伸びず、頭を抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
模試の偏差値は届いているはずなのに、いざ志望校の過去問を解いてみると記述欄のほとんどにバツがついてしまうという現象は、この時期の受験生に非常によく見られます。算数のように計算手順が決まっているわけではないため、「どのように復習させればよいのか分からない」と悩んでしまうご家庭も少なくありません。
国語の記述問題は、正しいアプローチの仕方を身につけることで、直前期の今からでも確実に部分点を積み上げられる分野です。今回は、記述問題で失点を重ねてしまう原因と、合格最低点を突破するための具体的な改善法について詳しく解説していきます。
- 「なぜですか」と理由を問われているのに、理由以外の状況説明ばかりを書いてしまい、文末が「〜だから。」で終わっていない問題
- 問題文で指定された言葉を使って書いているものの、肝心な説明の要素が抜け落ちていて部分点しかもらえない問題
- 文章の言いたいことは大まかに把握しているはずなのに、いざ書こうとすると字数制限を大幅にオーバーしてしまう、あるいは半分も埋まらない問題
- 解答欄のマス目の大きさに圧倒されてしまい、何から書き始めればよいか分からず最初から白紙で諦めてしまう問題
これらに心当たりがある場合、お子様に読解力や語彙力がないわけではありません。多くの場合、「採点官が求めている記述の作成手順」を知らないまま解いていることが原因です。
記述問題で部分点すらもらえない根本的な原因
記述問題で点数が伸び悩んでいる受験生の答案を分析すると、共通して見られる大きな誤解が存在します。それは、「記述問題を自分の言葉で自由に書く作文だと勘違いしていること」です。
中学受験の国語において、受験生独自の独創的な意見が求められることはほとんどありません。記述問題の本質は、「設問が求めている答えの根拠を本文の中から探し出し、指定された条件や字数に合わせて過不足なく整理し直す作業」に過ぎないのです。
しかし、記述が苦手なお子様は、本文の根拠となる文章をしっかりと線引きして特定しないまま、いきなり解答用紙に自分の感覚で文章を書き始めてしまいます。その結果、本文の重要なキーワードが抜け落ちてしまったり、主語と述語の対応が崩れた意味の通じない文章になってしまったりして、大切な点数を大きく落としてしまうことになります。
入試の記述採点では、全体を漠然と読んで点数をつけているわけではありません。「この重要要素が入っていればプラス3点」「理由の説明が適切であればプラス2点」というように、細かな要素ごとに加点方式で採点されています。つまり、採点基準に設定されているキーワードが答案に含まれていなければ、どれほど綺麗に文章が書かれていても0点になってしまうのです。
11月からのラストスパート!記述の得点力を引き上げる3つの手順
残りわずかな期間で記述問題を得点源に変えていくためには、問題を解く際の作業を明確にパターン化して身体に染み込ませることが効果的です。今日からの過去問演習で、ぜひ以下の3つの手順を徹底してみてください。
設問の着地点となる「文末の型」を最初に決める
記述問題を解く際は、文章を書き出す前にまず「どのような言葉で文末を締めくくるべきか」を決定してください。設問の問いかけの種類によって、文末の着地点はあらかじめ完全に決まっています。
- 「なぜですか(理由)」と問われた場合:文末は必ず「〜から。」や「〜ため。」で締めくくります。
- 「どういうことですか(内容説明)」と問われた場合:文末は必ず「〜こと。」や「〜様子。」で締めくくります。
- 「どのような気持ちですか(心情説明)」と問われた場合:文末は必ず「〜という気持ち。」で締めくくります。
当たり前のことのように思われるかもしれませんが、焦っている受験生ほど文末の型を曖昧にしてしまい、「〜となった。」などで文章を終えて形式面での減点を受けてしまいます。先に文末の着地点を余白にメモしておくだけでも、問いに対する答えのズレを劇的に防ぐことができます。
書く前に本文から「3つの重要要素」を抜き出してメモする
いきなり解答用紙のマス目を埋め始めてはいけません。文末の型を決めたら、次に本文中から解答の核となる根拠を2つから3つ探し出し、問題用紙の空いているスペースに箇条書きで抜き出します。
たとえば、主人公の心情変化を説明する問題であれば、以下の3つの要素を本文から探す必要があります。
- 【要素1】もともとどのような気持ちだったのか(変化前の状態)
- 【要素2】どのような出来事が起きたのか(心情が変化したきっかけ)
- 【要素3】その結果どのような気持ちになったのか(変化後の状態)
このように要素を分解して抜き出しておけば、どの部分が採点のポイントになるのかが視覚的に分かります。要素が揃っていることを確認してから文章化に入るため、重要な内容が抜け落ちるリスクを限りなくゼロに近づけることができます。
抜き出した要素を本文の言葉を使って自然につなぎ合わせる
集めたキーワードや要素をもとに、指定された字数に収まるよう文章を組み立てていきます。この際、最も大切なのは「自分勝手な言葉に無理に言い換えないこと」です。
難関校であっても、記述の骨組みとなる言葉は本文中で使われている表現をそのまま、あるいは最小限の調整で引用することが基本となります。抜き出した各要素を「〜ので」「〜だが」といった適切な接続語で結びつけ、最初に決めた文末の型へとスムーズにつなげていくだけで、採点官にとって非常に読みやすく、減点材料のない堅実な答案を完成させることができます。
やってはいけない直前期のNGな復習法
過去問演習を繰り返しているにもかかわらず、国語の記述力が向上しないご家庭には、過去問の復習方法に共通する落とし穴が存在します。
典型的な間違いは、解説に載っている「模範解答」を赤ペンで解答欄にそのまま丸写しして満足してしまう復習法です。解説に書かれている模範解答は、大人の国語講師が時間をかけて練り上げた完璧な文章であることがほとんどです。小学生のお子様が入試本番の厳しい時間制限の中で、そのような文章を自力で再現することは現実的ではありません。
丸写しをするのではなく、「自分が書いた答案には、模範解答に含まれているどの要素が入っていなかったのか」「本文のどこに線を引いておけばその言葉を見つけられたのか」という点に注目して振り返ることが大切です。不足していた要素を特定し、自分の力でもう一度短い文章を作り直してみる作業を挟むことで、初めて次回の演習で使える生きた記述力が身についていきます。
オンライン・完全個別指導塾Soleado(ソレアド)の記述対策
記述問題の添削指導は、集団塾の授業において最も後回しにされやすい領域の一つです。教室に数十人の生徒がいる集団指導では、一人ひとりの記述答案をじっくりと読み込み、その生徒の思考の癖に合わせた細やかなフィードバックを行う時間を確保することがどうしても難しくなってしまいます。
また、ご家庭でお父様やお母様が記述の丸つけを担当されている場合、「どこまで書けていれば部分点がもらえるのか」「どうしてこの書き方ではいけないのか」をめぐって、親子喧嘩に発展してしまうというお悩みも頻繁に耳にします。
オンライン・完全個別指導塾Soleado(ソレアド)では、指導経験が豊富な講師がお子様と一対一で対話し、記述の組み立て方を根本から改善していきます。
Soleadoの個別指導では、単に答案の良し悪しをジャッジするだけではありません。「どうしてこの言葉を選んだのかな?」「本文のどこを読んでそう考えたのかな?」と問いかけながら、お子様の頭の中にある思考プロセスを丁寧に言語化していきます。その上で、志望校の採点基準に合わせた言葉の選び方や、失点を防ぐまとめ方をその場で具体的にアドバイスいたします。
完全マンツーマンの丁寧なやり取りを通じて「どこを探して、どう書けば部分点が取れるのか」が明確になるため、記述問題に対して苦手意識を抱えていたお子様も、自信を持って過去問に向き合えるようになっていきます。
「過去問の記述で点数が取れず不安になっている」「あと何点をどこで上乗せすべきか知りたい」とお悩みの方は、ぜひ一度Soleadoの無料学習相談をご利用ください。
お子様が実際に解いた過去問の答案を拝見し、合格に向けて今すぐ取り組むべき具体的な改善策をお伝えいたします。

