模擬試験の判定で諦めない!

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模擬試験を受験すると、志望校の合格判定がでます。
この判定で志望校を諦める生徒さんもたくさんいます。

この判定が悪かったからといって志望校を諦めてほしくない!
と思っています。

さて、それはなぜなのか?
述べていきたいと思います。

合格判定とは

模擬試験によって判定の仕方・表記の仕方は違います。
では、どのように考えたらいいのでしょうか?

まず、基本になっているのは「偏差値」です。

あなたの偏差値は⚪︎だった。
だから合格可能性は△%ですよ。
という考え方になります。

さて、これに対してどう思いますか?
2点指摘します。

あなたの偏差値はいくつ?

模擬試験を3日連続で受けたとします。
その結果はどうなるでしょうか?

3つ同じ数字ということはあり得ませんね。
下手すると、自分の実力より5ポイント上に出た!大成功!ということもありますし、
自分の実力より5ポイント下に出た!大失敗!ということもあるでしょう。

これは極端な数字と思うかもしれませんが、
3ポイントくらいなら普通にあるでしょう。

すると、いい時と悪い時で10ポイントくらい差が出ます。

入試本番にどちらが出るのか?
これは神のみぞ知る、です。

もちろん、常に大成功を出せるように努力をするのですが、
それにしても、当日どの力が出るのかわかりません。

私が進路指導をするときは、
「いい時」の偏差値で第一志望は選び、
「悪い時」の偏差値で第二・第三志望を選ぶようにアドバイスすることが多いです。

合格可能性ってどういうこと?

合格可能性80%とは偏差値⚪︎の人が10人受験すれば8人が合格するということです。

ということは20%の人が落ちています。
しかも、過去のデータ(+予想)です。

でも、実際の試験では何で決まるかというと「順位」です。
定員100人ならば、受験生の中で100位に入れば絶対に合格です。

例えば、ある学校が定員が100人だとしましょう。
その学校を志望校として登録した生徒さんが1000人いたとしましょう。

一体合格可能性80%という生徒さんは何人いるのでしょうか?

もし、登録した生徒さんが10000人いたら・・・。

合格可能性はあくまで偏差値というデータで見ただけで、
A判定が20%、B判定が20%というように分布しているわけではありません。
そして、A判定の人でも実際に受験しない生徒さんもたくさんいます。

実際に進学した生徒さんを見た場合
「B判定」「C判定」というような生徒さんが多いような気がします。

決して、A判定・合格可能性80%でないとダメということではないのです。

まとめ

合格可能性とは、
模擬試験を受けた日の結果であるならば、
合格可能性が⚪︎%だよ、という数字です。

私はデータをとても大切にします。
だから、この判定はとても大切にしますが、
この判定は全てではありません。

もちろん、無謀な受験はお勧めしませんが、
A判定・合格可能性80%出ないからダメ!というわけではありません。

特に、志望校を変更した途端にモチベーションが下がって
勉強に集中できなくなったというのでは意味がありません。

必要ならば、学校や塾の先生のアドバイスも聞きながら、
尚且つ、自分の志望校・夢を実現できるように冷静な判断をしてください。

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