中学受験 午後入試って受験する?

特に東京都の中学受験で「午後入試」というものを聞きます。

さて、これを受験するかどうか。
考えてみましょう。

ソレくんは中学受験経験者です。
午後入試は受験したのでしょうか?

僕はSoleadoの先生から午後入試を受験するようにアドバイスされたよ。

第一志望の学校は2月1日だったんだ。
だから、1月にも3校受験したよ。

やっぱり私立中学校に行きたかったから、
第2志望以下の学校ということで、
午後入試も受験したよ。

体力的には大変だったけど、
2月1日の午後に受験した学校の発表が
2月1日の夜9時で、
合格を見た時は嬉しかった。

午後入試ってどのくらいしてるの?

某大手中学受験塾で御三家を受験した生徒さんが
2月の午後入試を何校受験したか?という数値です。

私も伝聞ではありますが、2024年は0.9校まで数値が上がったそうです。
御三家を受験する生徒さんですから、
当然偏差値的にはかなり上位そうなのでしょう。

それでも、午後入試をこれだけ受験しているのです。

午後入試は、多くの受験生が受験するもののようです。
もちろん、2月1日〜3日、4日。
場合によっては5日まで毎日受験しようというわけではありません。

では、どのように考えるのでしょうか?

午後入試をなぜ受験する?

まず、「合格をとって安心する」という面は強いと思います。

したがって、午後入試はある程度合格を考えられる学校が
候補になると思います。

ただし、これもリスクはあります。
午後入試が不合格だったら。
まして、当日発表の場合は翌日の入試に響いてきます。

次に、「余計なことを考えない」という面です。

例えば、2月1日の午前中に受験をしたとします。
次は2月2日の午後です。
試験が終わった後の様子を思い浮かべてください。

明日の入試に向けて一生懸命勉強する。
明日の入試に向けて休養をとり、入試に向けて体力を回復する。

というわけにはなかなかいきませんよね。
やはり、試験の結果は気になりますし、
ネットで正解を探し、塾で正解を教えてもらい
自己採点をする。

それくらいなら、午後入試を受験してはいかがでしょうか?
集中して受験をしていた方がいいかもしれません。

小学生の精神的な面を考える

受験に体力的な面はつきものです。

例えば、午後入試が第一志望の時に午前の入試は受験しない。
これはわかりやすいでしょう。

第一志望の前日は午後入試を入れない。
これもわかると思います。

全て、「体力」的な面からきています。

しかし、小学生の精神面も考える必要があります。
合格を取る、ということで得られる自信・安心は大人が思っている以上です。

あくまで私の体感ですが、
2月1日、2日と不合格が続いてしまった生徒さんは
2月3日の受験の時に偏差値で5ポイントは下がってしまうような気がします。
(個人差はもちろんあります。)

不合格続きで自信を失っている状態で受験するというのは
思った以上のリスクです。

よく考えれば、小学生にとっては人生初めての挫折ですよね。

その点をよく考えて午後受験も検討してほしいと思います。

リスク

午後入試にもリスクはあります。

まず体力面です。
午前中受験して、移動して、午後入試を受ける。
想像以上に体力を消耗します。

午後入試で思ったような結果が出ない生徒さんが多いのは
これが原因ではないかと思います。

また、午前中よりも偏差値を下げて志望校を選ぶ生徒さんが多いので
偏差値の割に激戦にもなりやすい傾向があります。

そして、精神面。

午後入試に不合格の場合。
そしてそれが当日発表の場合。
精神的にはかなりのダメージを受けます。

当日発表ではない場合、
不安を抱えたまま次の受験に行くことになります。

このようなマイナス面があることも考える必要があります。

まとめ

中学入試をお考えのご家庭は多いと思います。

第一志望に合格できれば一番です。
しかし、実際に第一志望に進学できる生徒さんは3割とも言われています。

したがって、第二志望以下の学校をしっかりと選ぶ必要があります。

私は、たとえ進学しなかったとしても
お子様に「合格」を味わってほしいと考えています。

第一志望に残念ながら不合格だった生徒さんが、
第一志望以外なら公立進学予定だったのですが、
親御さんに
「こっちの学校に合格した!こっちに入学したい!」
と訴え、そちらに進学する。
このような光景はよくみるものです。

色々な観点から受験校を選んでください。

そして、お子様の努力に応えられる結果を残していきたいと考えています。
色々なことを考えて、皆さんと一緒に受験校を選んでいきたいと考えています。

お困りのことがあったら、ご相談ください。

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