【中学受験注目校】東京成徳大学深谷中〜生徒のモチベーションを上げる学校〜

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1 学校の概要

東京成徳大学深谷中学校は、埼玉県の北部に位置する深谷市宿根にキャンパスを構える、共学の中高一貫校です。
2013年(平成25年)に中学校が開校し、比較的新しい歴史を持ちながらも、
充実した教育環境で注目を集めています。
東京成徳学園の建学の精神である「徳を成す人間の育成」を根本に据え、
豊かな人間性と高い知性を育むことを目指しています。
「生徒=宝」を合言葉に、生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を信じ、その資質や個性を丁寧に見極めながら、
知的好奇心と探究心を大きく伸ばす教育を実践しています。

緑豊かな広大なキャンパスは、生徒がのびのびと学校生活を送るための理想的な環境です。
また、保護者にとって魅力的な点として、中学生は完全給食制を採用しており、
栄養バランスの取れた温かい食事を提供しています。

さらに、JR高崎線の深谷駅をはじめ、寄居駅、森林公園駅、行田市駅、児玉駅など、
県内の主要駅から無料のスクールバスが運行されており、広範囲からの通学を力強くサポートしています。

こうした手厚いサポート体制も、生徒が安心して学業に集中できる基盤となっています。

2 入試情報

東京成徳大学深谷中学校の入試は、受験生の多様な能力や背景を評価するため、複数の試験型を設けている点が特徴です。
募集定員は全日程を合計して70名となっています。

◆ 偏差値

中学受験において、多くの受験生や保護者が目安とする四谷大塚の「合不合判定テスト」の80%偏差値一覧では、
東京成徳大学深谷中学校は現在、偏差値が設定されていません。

これは、学校が偏差値という一つの指標だけでは測れない、
独自の教育的価値や魅力を追求していることの表れとも言えるでしょう。

偏差値はあくまで一つの目安であり、学校説明会などで直接学校の雰囲気や教育方針に触れ、
お子様との相性を見極めることが非常に重要です。

参考までに、他の模擬試験(例:首都圏模試)などでは、合格可能性80%の偏差値が40前後で示されることが多く、
埼玉県内の私立中学校としては、基礎学力をしっかりと身につけた生徒が挑戦する学校と位置付けられています。

◆ 倍率

入試の倍率は、年度や入試日程、そして選択する試験型(2科・4科・英語型など)によって毎年変動します。
特定の日程に人気が集中することもあれば、比較的落ち着いた倍率で推移する日程もあります。

近年も安定した志願者を集めており、特に埼玉県北部の受験生にとっては重要な選択肢の一つとなっています。
受験生にとっては、過去の倍率に一喜一憂するのではなく、
どの入試日程が自分にとって最も力を発揮しやすいかを考え、準備を進めることが大切です。

詳細な入試結果については、学校が開催する説明会などで最新の情報を確認することが推奨されます。

◆ 入試日程

(※注:本記事執筆時点(2025年11月)での情報であり、
来年度、すなわち2026年度(令和8年度)の入試情報です。)

東京成徳大学深谷中学校の入試は、年明けの1月に複数回実施されます。
主な入試日程は、第1回が2026年1月10日(土)、第2回が1月11日(日)、
第3回が1月17日(土)、第4回が1月24日(土)に設定されています。

出願はインターネット経由で、12月1日(月)から受付が開始されます。

試験型は、国語・算数の2教科型、国語・算数・理科・社会の4教科型に加え、
英語Ⅰ型や英語Ⅱ型といった英語選択型入試も用意されており、
小学校時代に英語学習に力を入れてきた受験生にも門戸が開かれています。

3 教育・施設

「生徒のモチベーションを上げる」という本校の特色は、
そのユニークな教育内容と充実した施設に色濃く反映されています。

◆ 教育内容

東京成徳大学深谷中学校の教育の最大の特徴は、「少数精鋭教育」と「完全習得主義」にあります。
中高一貫コースの生徒数を限定することで、教師の目が生徒一人ひとりに届きやすい環境を意図的に作り出しています。

授業では「完全習得主義」を掲げ、生徒が学習内容を確実に理解できるまで、丁寧に指導を行います。
特に主要教科である英語と数学は週6時間、理科は週4時間と、
公立中学校の標準時数を上回る豊富な授業時間を確保しています。
これにより、基礎力の徹底的な定着と、応用力の養成を両立させています。

国際教育にも力を入れており、「世界にTOBIDASE」を合言葉に、実践的な英語力を磨くプログラムが豊富です。
中学1年生では通学型、2年生では宿泊型で実施される「イングリッシュキャンプ」では、
ネイティブスピーカーの講師陣と英語漬けの時間を過ごし、コミュニケーション能力を飛躍的に高めます。
希望者には80日間の学期留学制度も用意されており、生徒のチャレンジ精神を刺激します。

また、理科教育では「観察と実験」を重視した”実学”を推進しています。
生徒自らが仮説を立て、実験を行い、考察するプロセスを繰り返すことで、
単なる知識の暗記に留まらない、本質的な探究心と論理的思考力を育んでいます。

◆ 施設

生徒の知的好奇心と健やかな身体を育む施設も充実しています。

2013年の中学校開校に合わせて竣工した中学生専用校舎は、明るく清潔感にあふれ、
生徒が集中して学習に取り組める環境が整っています。

特筆すべきは、2023年8月に冷暖房が完備されたメインアリーナ(Fアリーナ)です。
これは校内に3つある体育館のうち最大のもので、天候や季節を問わず快適にスポーツや学校行事に打ち込めます。
屋外には2020年に完成した人工芝グラウンドが広がり、体育の授業や部活動で生徒たちが元気に汗を流しています。

学習面では、ICTツールを活用して実践的な英語4技能を学ぶ「EnglishLab.」や、
40台のパソコンが完備された情報処理室など、最先端の学びに対応した設備が整っています。

また、中学生が利用する食堂は完全給食制に対応しており、
生徒たちの健康的な学校生活を「食」の面からも支えています。

4 併願戦略

東京成徳大学深谷中学校を第一志望とする場合、または併願校として検討する場合、
埼玉県の入試日程や地理的な条件、そしてお子様の学力層を踏まえた戦略が重要になります。

偏差値が設定されていない学校であるため、
過去問題との相性や学校の教育方針への共感を軸に志望校を決定することが求められます。

◆ チャレンジ校

東京成徳大学深谷中学校で培われる探究心や基礎学力をベースに、
さらに高いレベルに挑戦する場合、埼玉県内の進学校が視野に入ります。

例えば、同じく探究型学習やICT教育に力を入れている昌平中学校(特にTクラス)や、
開智未来中学校、あるいは伝統ある星野学園中学校(共学部)などが、
学力的に一段上を目指す際の併願候補として考えられます。

これらの学校は人気も高く、より高度な学力と思考力が求められるため、過去問題対策を万全にする必要があります。

◆ 同等校

学力層や立地、教育方針が比較的近い学校としては、
同じ埼玉県北部に位置する本庄東高等学校附属中学校が挙げられます。

本庄東中学校も面倒見の良い校風と進学指導に定評があり、両校を併願する受験生は少なくありません。

また、昌平中学校(通常クラス)も、
四谷大塚の偏差値(39~40)が首都圏模試における東京成徳大学深谷の偏差値(40前後)と近しく、
受験生の学力層が重なるため、併願先として有力な候補となります。

◆ 安全校

1月入試で確実に合格を確保し、安心して本命校の受験に臨むための「安全校」としては、
埼玉県内で複数の入試日程を設定している学校が選択肢となります。

例えば、埼玉栄中学校や浦和実業学園中学校などは、多くの受験生が併願先として活用しています。

これらの学校は、入試日程が複数回あるため受験のチャンスが多く、東京成徳大学深谷中学校の入試本番前に、
試験の雰囲気に慣れておくという意味でも重要な選択となるでしょう。

5 進学実績

中高一貫の6年間を通じた手厚い指導の成果は、堅実な大学進学実績にも表れています。

高校からの入学者と合わせた実績になりますが、生徒一人ひとりの目標に合わせたきめ細かな進路指導が行われています。
近年(令和4年度から令和6年度)の合格実績を見ると、
国公立大学では千葉大学、埼玉大学、群馬大学、高崎経済大学など、地元の難関大学への合格者を輩出しています。

私立大学においても、早稲田大学、東京理科大学といった早慶上理グループや、
GMARCH(学習院大学、明治大学、立教大学、法政大学など)にも安定して合格者を出しています。
さらに、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった「日東駒専」や、
大東文化大学、東海大学、帝京大学などの総合大学へも多数の生徒が進学しています。

特筆すべきは、海外大学への進学実績もあり、シドニー大学(オーストラリア)など、
グローバル教育の成果が形になっています。

6 まとめ

東京成徳大学深谷中学校は、埼玉県北部という落ち着いた環境の中で、
「生徒=宝」という温かいスローガンのもと、一人ひとりの生徒と真剣に向き合う学校です。

偏差値という画一的な物差しでは測れない、
生徒の内なる可能性や好奇心を最大限に引き出すための「少数精鋭教育」と「実学重視」のカリキュラムが、
生徒たちの学習モチベーションを確実に高めています。

充実した施設、通学や食事のサポート体制も、生徒が6年間の学校生活に安心して没頭できる大きな要因となっています。
基礎学力の徹底と、それを土台にした探究活動のバランスが取れた同校は、
これから大きく成長しようとするお子様にとって、素晴らしい学び舎となるでしょう。

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