【中学受験注目校】昌平中学校〜文武両道、勉強はしっかり見てもらえる学校〜

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1 学校の概要
埼玉県北葛飾郡杉戸町に位置する昌平中学校は、
東武日光線「杉戸高野台」駅から徒歩圏内という利便性の高い立地にあります。
高等学校は1979年に創立され、中学校は2010年に開校した、中高一貫教育を提供する共学校です。
学校法人昌平黌は「手をかけ 鍛えて 送り出す」というモットーを掲げており、
その言葉通り、生徒一人ひとりに対するきめ細やかな指導と面倒見の良さで知られています。
校訓には「礼儀・勤勉・明朗」を掲げ、知育だけでなく人間教育にも力を入れています。
教育方針としては「国際教育」「人間教育」「才能開発教育」「健康教育」の四つを柱とし、
バランスの取れた人材育成を目指しています。
近年では、国際バカロレア(IB)教育の導入や高い進学実績、さらにはスポーツ分野での目覚ましい活躍により、
「文武両道」を高いレベルで実践する学校として、中学受験界で急速に注目を集めている学校の一つです。
2 入試情報
昌平中学校の入試は、多様な受験生の個性や能力を評価するため、複数の入試日程と試験型式が設定されています。
特に、最難関大学を目指す「Tクラス入試」と、一般入試、グローバル入試が設けられている点が特徴です。
◆ 偏差値
昌平中学校の偏差値について、四谷大塚が公表している2024年入試結果の80偏差値(合格可能性80%)を参照しますと、
一般入試(第1回・第2回)において男子が39、女子が40となっています。
これは埼玉県の共学校の中で、近年着実に人気と難易度を上げていることを示しています。
一方で、最難関国公立大学や医学部を目指す「Tクラス入試」は、合格者全員が奨学生となる特別な入試であり、
一般入試の偏差値とは別に考える必要があります。
Tクラス入試は非常にハイレベルな競争となり、単なる偏差値だけでは測れない高度な思考力や記述力が求められます。
◆ 倍率
昌平中学校の入試は、日程や入試形態によって倍率が大きく変動します。
2025年度入試の結果はまだ集計中ですが、参考として2024年度入試の結果を見てみると、
入試回による難易度の差が明確に表れています。
一般入試の第1回や第2回は実質倍率が1.2倍から1.5倍程度で推移しているのに対し、
Tクラス入試の第2回(算数1教科型)は9.00倍、
一般入試の最終日程である第4回は8.00倍と、非常に高い倍率を記録しました。
これは、特定の教科に秀でた受験生や、最後のチャンスにかける受験生が集中するためと考えられます。
Tクラス入試では、一般入試の成績優秀者がスライドしてTクラス(奨学生)として合格するケースも多く、
実質的な難易度は非常に高いと言えるでしょう。
◆ 入試日程
2025年度(令和7年度)入試の日程は、埼玉県の入試解禁日である1月10日から始まりました。
第1回入試は1月10日午前(一般:2科・4科選択、グローバル:3科)および同日午後(Tクラス:4科)に実施されました。
続く1月11日には第2回入試(一般:2科・4科選択、グローバル:3科)とTクラス入試(算数1科型)、
1月12日には第3回入試(一般:2科・4科選択)が行われました。
そして、2月5日には第4回入試(一般:2科・4科選択)が設定されています。
配点は、4科型が国語・算数各100点(各50分)、理科・社会各50点(合計50分またはTクラス60分)です。
2科型は国語・算数の点数で判定されます。
グローバル入試は国語・算数・英語が各100点(各50分)となっています。
3 教育・施設
昌平中学校の魅力は、その先進的な教育内容と充実した学習環境にあります。
生徒の知的好奇心を引き出し、「文武両道」を支える基盤が整えられています。
◆ 教育内容
昌平中学校の教育における最大の特徴は、国際バカロレア(IB)の中等教育プログラム(MYP)を導入している点です。
MYPは、単なる知識の暗記に留まらず、「なぜそうなるのか」を深く掘り下げる探究型学習を軸としています。
教科の枠を超えた横断的な学びや、生徒が主体的に課題を設定し解決策を探るプロジェクト型の授業が
豊富に取り入れられており、これからの社会で必要とされる思考力、判断力、表現力を養います。
また、最難関大学を目指す「Tクラス(T特選クラス)」が設置されており、
中学段階からハイレベルな学力育成が行われます。
Tクラスでは、通常授業に加えて平日や土曜日の講習、長期休暇中の集中講習、学習合宿などが実施され、
「手をかけ 鍛えて 送り出す」というモットーを具現化した手厚い指導が展開されます。
◆ 施設
生徒たちの学びと活動を支える施設も非常に充実しています。
特に図書館(メディアセンター)は圧巻で、その蔵書数は約20万冊を誇り、高校の図書館としては国内最大級の規模です。
地下には視聴覚ホールも備え、生徒たちは静かな環境で自習や調べ学習に没頭することができます。
また、「文武両道」を掲げる同校の象徴とも言えるのが、広大な人工芝グラウンドです。
約9,550平方メートルにも及ぶこのグラウンドは定期的にメンテナンスされており、
サッカー部をはじめとする多くの運動部が日々の練習に励んでいます。
体育の授業や学校行事でも活用され、生徒たちの活気あふれる学校生活の舞台となっています。
このほか、カフェテリアや各種実験室、体育館なども完備され、充実した6年間を過ごすための環境が整っています。
4 併願戦略
昌平中学校を第一志望とする場合、その入試日程や偏差値帯を考慮した併願戦略が重要になります。
埼玉県の入試は1月10日からスタートするため、
東京や神奈川の入試(2月1日以降)の前に、合格を確保しつつ上位校へ挑戦する流れを組み立てることが可能です。
◆ チャレンジ校
昌平中学校の一般入試(四谷大塚80偏差値39〜40)を第一志望とする生徒が、
さらに上を目指す場合のチャレンジ校としては、埼玉県の難関共学校が視野に入ります。
具体的には、栄東中学校(A日程)や開智中学校(先端A)、大宮開成中学校(英数特科)などが挙げられます。
これらの学校は、昌平のTクラス入試の対策とも通じる、高い思考力や記述力を問う問題が出題されます。
◆ 同等校
昌平中学校と偏差値帯や校風、教育内容が近く、
併願先として検討されることが多い学校としては、同じ埼玉県の共学校が中心となります。
例えば、獨協埼玉中学校、春日部共栄中学校、星野学園中学校(共学部・理数選抜)などです。
これらの学校は、入試日程が昌平と重ならない日を選んで受験することが多く、
合格の可能性を探りながら受験パターンを組む上で重要な選択肢となります。
◆ 安全校
確実に合格を確保するために受験する安全校としては、
昌平中学校の一般入試第1回や第2回(倍率が比較的落ち着いているため)を組み込むことがまず考えられます。
その上で、埼玉栄中学校や開智未来中学校など、
自身の偏差値を安定して上回る位置にある学校を受験することが推奨されます。
埼玉県の入試は短期決戦であり、早い段階で合格を一つ手にすることで、
精神的な余裕を持って以降の入試に臨むことができます。
5 進学実績
昌平中学校・高等学校は、「面倒見の良さ」と先進的な教育プログラムの成果として、
近年、大学進学実績を著しく伸ばしています。
2025年度入試(2024年春卒業生)の実績では、
国公立大学に81名(うち、東京大学、京都大学、一橋大学などの最難関大学も含む)が合格しています。
私立大学においても、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学を合わせた「早慶上理」に58名、
GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)には193名という
多数の合格者を輩出しました。
また、国公立大学医学部医学科にも9名が合格しており、Tクラスを中心としたハイレベルな指導の成果が表れています。
中学校からIB教育を受け、探究力を磨いた中高一貫生が、
今後さらにこれらの実績を牽引していくことが大いに期待されます。
6 まとめ
昌平中学校は、「手をかけ 鍛えて 送り出す」という手厚い指導方針のもと、
国際バカロレア(MYP)という先進的な教育と、Tクラスに代表される確かな学力指導を両立させている学校です。
充実した施設環境で「文武両道」を実践し、急速に進学実績を伸ばしている点も大きな魅力です。
多様な入試形態は、受験生一人ひとりの得意分野を活かすチャンスがあるとも言えます。
特にTクラス入試や算数1科入試は、特定の分野で高い能力を持つ生徒にとって大きな目標となるでしょう。
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