【中学受験】学力だけじゃない!個性と意欲を重視する中学入試最前線 〜足立学園「志入試」と立教池袋「第2回入試」に見る新しい入試のかたち〜

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はじめに:中学入試の変化の波~学力だけでは測れない力~

近年の中学入試は大きな転換期を迎えています。

従来は知識量やペーパーテストの得点だけが合否を左右していましたが、
今や「人間力」や「将来性」といった、学力以外の力を評価する動きが加速しています。

学校側は偏差値だけでは見えない生徒一人ひとりの個性や、これからの社会で活躍できる可能性に注目し始めています。
本記事では、こうした新しい入試の代表例として、
足立学園中学校の「志入試」と立教池袋中学校の「第2回入試」を取り上げ、
それぞれの特徴や対策、どんな生徒が向いているのかを詳しく解説します。

なぜ学校は「学力+α」の入試を導入するのか?

多様なバックグラウンドや個性を持つ生徒を集め、学校生活をより活性化させたいという学校側の思いが、
「学力+α」型入試の背景にあります。

知識だけでなく、思考力や表現力、主体性、協調性といった力が、
これからの社会で求められる人材の条件になっていることも大きな理由です。

特に「この学校で学びたい」という強い意志を持つ生徒は、入学後に大きく成長する傾向があり、
学校側もそうした生徒を積極的に受け入れたいと考えています。

学力だけでは測れない多様な可能性を持つ子どもたちが、学校という新たな舞台で輝くことを期待しているのです。

事例紹介①:足立学園中学校「志入試」~君の「志」が未来を拓く~

足立学園中学校の「志入試」は、従来の学力試験とは一線を画す新しい入試形式です。

この入試では、単なる知識や得点ではなく、「志」や将来の夢、学校への強い志望動機が重視されます。
出願時にはエントリーシートの提出が必要で、志望理由や将来の志・抱負、自己PRをそれぞれ100字程度でまとめます。
さらに、通知表のコピーも求められます。
試験当日は、国語と算数の基礎学力テスト(2科目50分)と、親子面接(約10分)が行われます。

この入試の最大の特徴は、学力テストが基礎レベルに設定されている点です。

合否のカギを握るのは、エントリーシートと面接でどれだけ自分の「志」を明確に伝えられるかです。
「なぜ足立学園なのか」「将来どんなことを成し遂げたいのか」といった問いに対し、
自分の言葉でしっかりと説明できる力が求められます。

また、親子面接では家庭での教育方針や子どもへの理解度も見られる可能性があり、家族全体での準備が重要となります。
第一志望であることが前提となるため、入学前に自分の将来像を真剣に考える絶好の機会となります。

足立学園は、学力だけでなく人間性や将来性、学ぶ意欲を重視する姿勢を鮮明に打ち出しています。

事例紹介②:立教池袋中学校「第2回入試」~自己アピールで個性を輝かせる~

立教池袋中学校の「第2回入試」は、募集人数約20名の少数精鋭で行われる特別な入試です。

試験科目は国語と算数(各50分、各100点)で、理科や社会は課されません。
最大の特徴は「自己アピール面接」であり、出願時には「自己アピール申請書」の提出が必須となっています。

2024年度からは実技試験が廃止され、口頭発表と質疑応答のみで自己表現力を問う形式に変更されています。

この入試では、自分の長所やこれまでの努力、学校理念への共感などを、口頭で分かりやすく伝える力が重視されます。
単なる暗記や知識ではなく、自己分析力や表現力、コミュニケーション能力が問われるため、
従来の学力試験とは異なる準備が必要です。

また、国語・算数の学力も第1回入試と同レベルで求められるため、基礎学力の確立も不可欠です。
募集人数が少なく併願者も多いため、高倍率・高難易度になりやすい点も特徴です。

立教池袋の第2回入試は、学力と個性の両方をバランスよく備えた生徒にとって大きなチャンスとなります。

「学力検査の割合が小さい=簡単」ではない!これらの入試で求められる本当の力

学力試験の比重が低かったり、科目数が少なかったりするからといって、
これらの入試が簡単だと考えるのは大きな誤解です。
むしろ、従来型の学力試験とは異なる「準備」と「対策」が求められます。

まず必要なのは、自己分析と自己理解です。
自分の強みや弱み、興味関心、将来の夢を深く掘り下げる作業が不可欠です。

その上で、自分の考えや思いを的確な言葉で伝える「言語化能力」や、
面接での「プレゼンテーション能力」「コミュニケーション能力」も重視されます。

さらに、なぜその学校を志望するのかを深く研究し、
エントリーシートや自己アピール申請書の作成にも時間をかけて丁寧に取り組む必要があります。

もちろん、足立学園の基礎学力テストや立教池袋の国語・算数のように、基礎学力も決しておろそかにはできません。

どんな生徒に向いている?「学力+α」型入試で輝ける可能性

足立学園の「志入試」に向いているのは、明確な将来の夢や目標を持ち、
足立学園で学びたいという強い熱意と具体的な理由を持つ生徒です。

自分の考えを自分の言葉でしっかりと伝えられる力や、コツコツと努力を続ける真面目さ、探求心も重要です。

一方、立教池袋の「第2回入試」に向いているのは、自分の強みやこれまでの活動を自信を持ってアピールできる生徒です。
国語・算数の基礎学力がしっかり身についていることはもちろん、
論理的に物事を考え、自分の意見を述べる力、学校の教育理念に共感し、そこで学びたいという意欲も求められます。

共通して言えるのは、ペーパーテストでは測れない個性や特技、経験を持ち、
主体的に物事に取り組む姿勢がある生徒が輝ける入試であるということです。

「なぜこの学校で学びたいのか」という問いに真剣に向き合える生徒こそが、これらの入試で力を発揮できます。

Soleadoができること:一人ひとりの「志」と「個性」を伸ばす個別指導

Soleadoでは、従来の学力対策はもちろん、こうした新しいタイプの入試にも柔軟に対応しています。
自己分析のサポートや将来の目標設定のお手伝い、
エントリーシートや自己アピール申請書の添削・ブラッシュアップ、
論理的な文章構成や効果的な自己PR方法の指導など、幅広いニーズに応えています。

また、模擬面接を通じて実践的なコミュニケーション能力を育成し、
各学校の教育理念や特色に合わせた志望理由の深掘りも行います。

オンライン完全個別指導だからこそ可能な、きめ細やかなサポートで、生徒一人ひとりの強みを最大限に引き出します。
特殊な講座やAI分析に頼るのではなく、基本に忠実かつ丁寧な指導で、着実に合格への力を育てていきます。

おわりに:多様な入試は、多様な未来への扉

中学入試の選択肢は年々広がっています。

お子様に合った入試形態を見つけることが、これからの多様な社会を生き抜く力につながります。
「学力+α」型入試は、お子様が自分自身と向き合い、将来を真剣に考える絶好のきっかけとなります。

Soleadoは、お子様一人ひとりの個性と可能性を信じ、最適な受験戦略を一緒に考えます。

新しい入試に向けた準備や対策に不安を感じている方は、ぜひ一度Soleadoにご相談ください。
経験豊富な講師陣が、保護者の皆様とともに、お子様の夢の実現を全力でサポートします。

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