【中学受験】大人気!御三家に次ぐ難関校に成長 〜本郷中学校〜

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本郷中学校とは 〜伝統と進化が共存する男子進学校〜
東京都文京区に位置する本郷中学校は、創立90年以上の歴史を持つ伝統校です。
男子校としての一体感や活気、そして「強健・厳正・勤勉」という校訓のもと、
学力と人間力の両方を伸ばす教育を展開しています。
以前は当時から良い学校でしたが、今よりも合格しやすい学校でした。
近年では、御三家(開成・麻布・武蔵)に次ぐ難関校として、首都圏の中学受験界で存在感を増しています。
かつては「上位校のすべり止め」として認知されていましたが、
今や本郷中学校を第一志望とする受験生も増え、確固たる人気校へと成長しています。
偏差値と受験者数の推移から見る本郷中学校の人気上昇
本郷中学校の人気は、偏差値と受験者数の推移からも明らかです。
合不合判定テストやサピックスオープンなど主要な模試での偏差値は、
ここ数年で大幅に上昇し、現在は60前後を記録しています。
これは、都内の男子校の中でもトップクラスに位置する数値です。
さらに、受験者数も年々増加傾向にあります。
2018年には第1回入試の受験者が390人だったのに対し、2025年には570人にまで増加しました。
第2回入試や第3回入試でも同様に受験者数が増え、倍率も上昇しています。
特に第3回入試では、わずか40名の募集に対して1,243人もの応募があり、倍率は13倍を超えています。
本郷中学校の入試には「隔年現象」と呼ばれる特徴的な傾向も見られます。
これは、受験者数が隔年で増減する現象であり、ある年に受験者数が増加すると翌年はやや減少し、
またその翌年に再び増加するというサイクルが繰り返されています。
この現象は、合格最低点にも影響を与え、年によって20点前後の変動が見られることもあります。
こうした動向からも、本郷中学校が受験生や保護者から注目されていることがうかがえます。
人気の理由 〜教育内容と施設の充実〜
本郷中学校がこれほどまでに人気を集めている理由の一つが、独自の教育内容にあります。
「文武両道」を掲げ、学力だけでなく運動や生活習慣の確立にも力を入れています。
1年生から卒業論文作成に向けた課題解決型学習を導入し、
論理的思考力や探究心を育てるカリキュラムを展開しています。
さらに、2003年からは「本数検(本郷数学基礎到達度検定)」を導入し、基礎学力の徹底を図っています。
校内表彰でも本数検の合格者を優先的に表彰し、生徒のモチベーション向上に寄与しています。
また、先輩が後輩をサポートする「縦のつながり」も本郷中学校の大きな魅力です。
学習面や生活面での助け合いが自然と生まれる環境が整っており、生徒一人ひとりが安心して成長できる土壌があります。
施設面でも本郷中学校は他校と一線を画しています。
都心にありながら9,000㎡の人工芝グラウンドを有し、公式ラグビーやサッカーの試合も開催可能です。
体育館や屋上ブルペン、バレーボール・テニスコートなど運動施設も充実しています。
さらに、90周年記念事業で校舎を全面リニューアルし、最新のIT設備や実験室、コンピュータルーム、
そして「ラーニング・コモンズ」と呼ばれる多目的学習スペースも設けられています。
グループ学習やプレゼンテーション準備、クラブ活動の打ち合わせなど、多様な学びを支える環境が整っています。
教育成果としての進学実績 〜躍進する合格実績〜
本郷中学校の教育の成果は、進学実績にもはっきりと表れています。
近年の大学合格実績は目覚ましく、
2024年度には東京大学・京都大学に合計15名、一橋大学や東京工業大学、旧帝大など国公立大学に100名、
早稲田・慶應・上智大学に257名、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)に353名、
医学部にも73名が合格しています。
特に東京大学への合格者数はこの20年で大きく伸び、今や「東大合格者ランキング」の常連校となっています。
2022年度には東大に13名(現役10名)が合格し、早稲田大学127名、慶應義塾大学94名と、
首都圏トップクラスの進学実績を誇ります。
また、指定校推薦枠も充実しており、
慶應義塾大学(薬学部・法学部)や早稲田大学(各学部)、北里大学や獨協医科大学など
医療系の指定校推薦枠も多数確保しています。
こうした実績は、保護者や受験生にとって大きな安心材料となっています。
併願校の傾向と戦略 〜受験生の選択肢と受験日程〜
本郷中学校を受験する生徒は、受験日や偏差値を考慮しながら他校との併願戦略を立てています。
偏差値が高い学校としては、開成、麻布、栄光学園、早稲田などが挙げられます。
これらの学校を第一志望とし、本郷を「チャレンジ校」や「すべり止め」として受験するケースも多く見られます。
一方、同程度の偏差値を持つ学校としては、海城、聖光学院、青山学院、明治学院、学芸大学附属世田谷などがあり、
これらの学校と本郷を併願することで、合格の可能性を広げる戦略が一般的です。
また、偏差値がやや低めの学校としては、
世田谷学園(特に算数一科入試)、國學院久我山、佼成学園、栄東、開智などがあり、
これらを「安全校」として受験することで、リスクヘッジを図る受験生も多くいます。
このように、本郷中学校を中心に据えた併願戦略は、受験生の学力や志望校の優先順位、
受験日程などを総合的に考慮したものとなっています。
特に、本郷中学校の入試日程が2月1日・2日・5日と複数回設定されているため、
他校との併願がしやすい点も受験生にとって大きなメリットです。
各教科の入試傾向 〜合格へのポイント〜
本郷中学校の入試は、国語・算数・理科・社会の4科目で実施されます。
国語は50分100点で、漢字、物語文、説明文の3題構成です。
選択肢問題を中心に、各大問に1~2問の記述問題(80~100字程度)が出題されます。
何しろ文章量が多いため、時間配分が重要となります。
算数は50分100点で、計算・逆算、短答、単元別問題が出題されます。
後半には難易度の高い図形問題が配置されており、問題は易しいものから難しいものへと順に並んでいます。
解答は答えのみを記入する形式で、記述欄はありません。
理科は40分75点で、物理・化学・生物・地学の各分野から1題ずつ出題されます。
実験や観察に関する問題や計算問題も多く、幅広い知識と応用力が求められます。
社会は40分75点で、歴史・地理・公民の各分野からバランスよく出題されます。
合格者の平均点は全体の約65%となっており、基礎知識の徹底と時事問題への対応がポイントです。
まとめ 〜本郷中学校は男子受験生にとって魅力的な選択肢〜
本郷中学校は、偏差値・受験者数・進学実績のいずれも大きく伸び、
今や御三家に次ぐ難関校としての地位を確立しています。
独自の教育方針や充実した施設、先輩後輩のつながり、
そして着実に伸びる進学実績が、多くの受験生と保護者から支持を集めています。
併願戦略や入試傾向をしっかりと把握し、万全の準備で本郷中学校合格を目指していただきたいと考えています。
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