9月の模試結果から判定を覆す!【中学受験】「優先して潰すべき苦手単元」の正しい特定法
「夏の天王山」と呼ばれた夏期講習が明け、いよいよ本格的な志望校対策が始まる9月。この時期、手元に返却された四谷大塚や日能研、首都圏模試などの「合否判定模試」を見て、頭を抱えている親御さんは少なくありません。
「夏休みにあんなに勉強させたのに、偏差値が上がっていない…」
「志望校の判定がDやEのまま。本当にここから逆転できるの?」
そんな不安や焦りを感じている方へ。まずは深呼吸してください。9月の模試結果は、決して合格の不可を決定づけるものではありません。むしろ、秋からの逆転合格に向けた「宝の地図」です。
秋以降の限られた時間で点数を一気に伸ばす鍵は、「全範囲をまんべんなくやり直す」ことではなく、「優先して潰すべき苦手単元を1〜2個に正確に特定し、そこに時間とエネルギーを集中させること」です。
今回は、合否判定模試から本当に克服すべき弱点を見つけ出す、正しい分析術と苦手単元の特定法を3つのステップで解説します。
STEP 1模試の復習で「1番から全部やり直す」は絶対にNG!
模試が返却されると、間違えた問題を大問1から順にすべてやり直させようとしていませんか? 結論から言うと、秋以降にそのやり方はNGです。
中学受験の模試には、受験生の差をつけるための「難問(正答率が極端に低い問題)」が必ず含まれています。こうした難問の復習に小学生の貴重な時間や体力を奪われるのは、非常に非効率です。
まずは、問題ごとの「正答率」を確認しましょう。正答率が20%〜30%を切るような難問は、今は思い切って「復習の優先順位を下げる(一旦捨てる)」勇気を持つことが、逆転合格への第一歩です。
STEP 2「正答率50%以上なのに落とした問題」をあぶり出す
次に親御さんが探すべきは、「他の受験生の多くが正解しているのに、我が子が落としてしまった問題」です。具体的には、正答率が50%以上あるのにバツ(×)になっている問題をリストアップしてください。
これが、お子様にとっての「もったいない失点」であり、秋からの最大の伸びしろです。
たとえば算数で、正答率60%の「割合」の基本問題や「図形」の一行問題を落としている場合、難易度の高い応用問題に手を出す必要はありません。この「みんなが取れている基礎問題」を確実に正解できるようにするだけで、偏差値は5〜10も跳ね上がります。
STEP 3優先して取り組む単元を「1〜2個」に絞り込む
弱点をあぶり出すと、「算数の立体図形もダメ」「理科の水溶液も…」「国語の文章題も…」と、たくさんの課題が見えてくるかもしれません。
ここで焦って、すべての単元を同時に克服させようとするのも失敗のもとです。小学生の処理能力を超えてしまい、結局どれも中途半端に終わってしまいます。
秋からの対策は「選択と集中」です。見つかった弱点の中から、まずは優先して取り組む単元を「1〜2個」に絞り込んでください。
- 志望校の出題傾向で頻出の単元(入試でよく出る得点源)
- 算数の「割合」「図形」など、他単元の土台になる重要分野
この1〜2個の単元に絞り、1〜2週間集中して基礎を固め直す。一つ克服できたら次の単元へ進む。この着実なステップこそが、直前期における最短の合格ルートです。
親子での分析が難しいと感じたら?分析にこそ「オンライン塾」を使おう!
ここまで特定法をお伝えしてきましたが、我が子の模試結果を冷静かつ客観的に分析するのは、親御さんにとっても至難の業です。また、家庭内で「なんでこんな簡単な問題を間違えたの!」と感情的な喧嘩になってしまうケースも少なくありません。
さらに、単に模試の解説を読んで「解き方を覚える」だけの復習では、根本的な解決にならないことが多いのです。中学受験で本当に必要なのは、「なぜその解き方を選んだのか」「問題文のどこで勘違いをしたのか」という『思考プロセス』の修正です。
しかし、子ども自身では「自分の勘違いのクセ」に気づけません。だからこそ、模試の分析に「オンライン個別指導塾」を活用するのが最も効果的です。
オンライン指導なら、お子様が実際に試験中に解いた「問題用紙の書き込み(算数の筆算や図形への書き込み、国語の傍線など)」を画面越しにそのままプロ講師に見せることができます。
- 「途中の計算式を余白に散らかして書いていて、ここで数値の転記ミスをしている」
- 「算数の図形問題で、条件の書き込み方を勘違いして誤った公式を使っている」
- 「国語の読解で、問題文の『正しくないものを選びなさい』の条件を見落としている」
このように、書き込みの痕跡から「試験中の思考のクセ」まで遡ってプロが徹底分析するため、お子様自身も納得しながら本当の弱点を修正することができます。
模試の成績表だけでなく、お子様が実際にテストで使った「書き込みのある問題用紙」をスマホ等で撮影して共有していただくだけでOKです。
プロ講師が問題用紙の痕跡から「どのように考えて間違えたのか」を分析し、志望校合格に向けて秋から最優先で潰すべき単元をご提案します。

