【第1回】2026年速報:広島県中学入試、今年「数字」が動いた注目校を徹底分析
皆様、こんにちは。オンライン・完全個別指導塾Soleado(ソレアド)です。
2026年度の広島県中学入試が幕を閉じ、最新の結果が出揃いました。
私たちSoleadoも、受験生一人ひとりと伴走し、その熾烈な戦いを間近で見てまいりました。
今年の入試を総括すると、「偏差値の二極化」ではなく「中間層の激戦化」という言葉に集約されます。
これまで「中堅校」と呼ばれていた学校の難易度が底上げされ、数年前の常識が通用しない事態が起きています。
今回は連載第1回目として、偏差値・倍率・受験者数が大きく変動した学校をピックアップし、
その背景にある広島県中学入試の「地殻変動」を徹底解説します。
1. 受験者数急増!「なぎさ・崇徳」が牽引する新たな志望動向
2026年度入試において、最も受験生と保護者の視線を集めたのは、広島なぎさ中学校と崇徳中学校の2校です。
広島なぎさ中学校:探究学習の「出口」が評価された
広島なぎさ中学校の志願者数は、ここ数年高止まりしていましたが、2026年度はさらに一段上のフェーズへ突入しました。
その理由は、単なる「楽しい教育」から「大学入試に強い教育」への評価の転換です。
昨今の大学入試において「総合型選抜(旧AO入試)」の比率が高まる中、
なぎさが行ってきた独自の探究学習やプレゼンテーション教育が、まさに「入試で勝てる武器」として認知されました。
偏差値も50台半ばで安定し、かつての「併願候補」から、
広島市内における「第一志望校」としての地位を確固たるものにしています。
崇徳中学校:共学化の完成形と圧倒的な「伸びしろ」
崇徳中学校は、共学化以降、女子の受験者が非常に高い水準で推移しています。
2026年度入試では、実質倍率が2倍を超えるコースも見受けられ、県内私立の中でも屈指の激戦区となりました。
特筆すべきは、志願者の「併願パターン」の変化です。
以前は広島学院や修道の併願先としてのイメージが強かったのですが、
最近では「崇徳の教育環境が第一志望」という家庭が急増しています。
特にICT活用能力の育成や、放課後の学習サポート体制の充実が、共働き世帯の保護者から圧倒的な支持を得た形です。
2. 偏差値の「ボトムアップ」現象と女子校の逆襲
2026年度、最も予測が難しかったのが「偏差値50前後の学校の合格ライン上昇」です。
安田女子・比治山女子の躍進
女子校市場において、安田女子中学校と比治山女子中学校の2校は、かつてないほどの熱気を帯びています。
安田女子は、STEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)への注力をいち早く打ち出し、
デジタルネイティブ世代の保護者に「理系に強い女子校」という新しい付加価値を提示しました。
その結果、2026年入試では合格最低点が前年比で約15点上昇(Soleado推計)するなど、非常に狭き門となりました。
比治山女子も、手厚い進路指導と英語教育の強化が実を結び、受験者数が底堅く推移。
これにより、「女子の中堅層」は、どこを受けても厳しい戦いを強いられるという、2026年度特有の傾向が生まれました。
広島城北中学校:男子進学校の再定義
男子校の広島城北中学校も、志願者数の回復が顕著です。
理数系特化コースの設置や、少人数教育を活かしたきめ細かなフォロー体制が、
大手塾の偏差値表以上に「実質的な難易度」を押し上げています。
特に、算数の難化が進んでおり、基礎力だけでなく思考力を問う問題が増えたことが、
偏差値以上の壁を感じさせる要因となりました。
3. なぜ「数字」は動いたのか?背景にある2つの要因
2026年度にこれほどまでの変動が起きたのには、明確な理由があります。
① 「安全志向」から「納得志向」へのシフト
以前は「偏差値が高い順に受ける」という傾向が強かった広島の受験市場ですが、
現在は「わが子に合う教育を実践しているか」が最優先されています。
そのため、偏差値ランクで言えば中間層に位置する学校でも、教育内容が魅力的であれば受験生が集中し、
結果として倍率と偏差値が押し上げられるという現象が起きています。
② 適性検査型入試の浸透
公立中高一貫校(県立広島中など)を志望する層が、併願先として私立の中堅校を選ぶケースが定着しました。
私立側も「適性検査型入試」を導入・拡充したことで、
公立第一志望者がなだれ込み、全体の受験者数底上げにつながっています。
4. データで見る、2026年入試の衝撃
以下の表は、Soleadoが独自に収集した2026年度の傾向をまとめたものです。
| 学校名 | 受験者数推移 | 倍率(実質) | 特徴的な動向 |
| 広島なぎさ | 110%(対前年) | 1.8倍 | 第一志望率が極めて高く、歩留まりが良い。 |
| 崇徳 | 115%(対前年) | 2.2倍 | 女子の人気が依然として高く、入試回ごとの難易度が上昇。 |
| AICJ(早慶・東医) | 105%(対前年) | 2.5倍 | 県外層・海外帰国生の参入で、広島最難関レベルへ。 |
| 安田女子 | 108%(対前年) | 1.6倍 | 合格ラインが上昇し、「滑り止め」という概念が消失。 |
5. Soleadoからの提言:2027年以降を見据える皆様へ
2026年度の入試結果は、私たちに一つの教訓を与えてくれました。
それは、「偏差値表は、あくまで過去の記録でしかない」ということです。
今の広島の中学入試は、わずか1年で学校の人気が激変し、
前年までB判定だった子が不合格になり、逆に徹底した対策をした子が逆転合格を掴み取る、
非常にダイナミックな市場になっています。
今後の対策ポイント
- 「基礎」の定義が変わった
以前の基礎は「公式を覚えること」でしたが、今の基礎は「問題文の意図を正確に読み取り、条件を整理すること」に変わっています。 - 併願戦略の重要性
「数字が伸びている学校」を併願に組み込む際は、相応の覚悟が必要です。第二志望、第三志望校であっても、過去問演習を最低3年分は完璧にする必要があります。 - オンライン指導の優位性
情報の変化が激しい今だからこそ、集団塾のカリキュラムをこなすだけでなく、お子様の弱点にピンポイントで効く「個別の戦略」が合否を分けます。
おわりに
第1回目となる今回は、数字の変動に焦点を当てました。
驚かれた数字も多かったのではないでしょうか。
しかし、不安になる必要はありません。
入試の動向が変われば、対策の仕方も変えればいいだけです。
Soleadoでは、こうした最新のデータをもとに、広島県内の各校に特化した「完全個別指導」を提供しています。
「うちの子の第一志望、今年の倍率だと厳しいかも……」
そう思われたなら、ぜひ一度Soleadoのカウンセリングを受けてみてください。
データに基づいた冷静な分析と、情熱的な指導で、お子様の可能性を最大限に引き出します。
次回予告:【第2回】伝統か、変革か?2026年「学校改革」で選ばれる注目校
次回は、数字だけでは見えない「学校の中身」に注目します。
最新のICT教育、国際バカロレア、そして新設コースの全貌など、広島の私立中学校の「今」を深掘りします。お楽しみに!

