【中学受験注目校】アサンプション国際中学校〜英語を極められる学校〜

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1 学校の概要
アサンプション国際中学校は、大阪府箕面市に位置するカトリック系の共学校です。
1954年の創立以来、長らく「聖母被昇天学院」という名の女子校として親しまれてきましたが、
2017年に校名を変更し、男女共学化に踏み切りました。
この改革は、グローバル化が進む現代社会において、
性別を問わず世界で活躍できる人材を育成するという強い意志の表れです。
建学の精神にはキリスト教の愛と真実を掲げ、「誠実・隣人愛・喜び」を大切にする教育を行っています。
カトリックの精神に基づいた温かい校風が特徴であり、生徒一人ひとりが自己肯定感を育みながら、
他者のために貢献する喜びを学べる環境が整っています。
キャンパスは緑豊かな箕面の山麓にあり、四季折々の自然を感じながら落ち着いて学習に取り組むことができます。
現在の生徒数は一学年あたり60名前後と少人数制を採用しており、教師と生徒の距離が非常に近いことも魅力の一つです。
アットホームな雰囲気の中で、きめ細やかな指導が行き届いているため、
学習面だけでなく精神的な成長もしっかりとサポートしてくれる学校です。
2 入試情報
◆ 偏差値
中学受験において志望校を決める際、偏差値は重要な指標の一つとなります。
四谷大塚のデータによると、アサンプション国際中学校の偏差値は、おおよそ37から41の範囲で推移しています。
この数値は、基礎的な学力がしっかりと定着していれば十分に合格を目指せるラインであることを示しています。
ただし、英語入試や自己推薦型のアピール入試など多様な入試形態があるため、
単なる偏差値だけで難易度を測れない側面もあります。
特筆すべきは、英語教育に特化したコースの人気が高まっており、受験生層のレベルが年々変化している点です。
基礎基本を疎かにせず、丁寧な対策を積み重ねることが合格への近道となります。
◆ 倍率
近年の入試倍率については、日程やコースによってばらつきが見られますが、
おおむね1.2倍から1.7倍程度で推移しています。
特にA日程の午前入試は第一志望の生徒が多く集まるため、実質倍率は安定していますが、
午後入試やB日程になると、他校との併願生が増えるため倍率が変動する傾向にあります。
また、英語力を重視する「イングリッシュコース」への志願者が増加傾向にあり、
英語入試枠での競争は激しくなりつつあります。
アピール入試のような人物重視の選抜枠も用意されており、ペーパーテストの点数だけでなく、
受験生の個性や意欲を多角的に評価しようという学校側の姿勢が入試結果にも反映されています。
◆ 入試日程
来年度の入試日程に関しては、主に一月の解禁日初日に行われるA日程と、その後に行われるB日程に分かれています。
A日程には午前入試と午後入試が設定されており、
受験生は自身の併願プランに合わせて柔軟に受験機会を選ぶことが可能です。
試験科目は、一般的な国語と算数の2教科型のほか、英語力を生かせる英語型入試が用意されているのが大きな特徴です。
英語型入試では、筆記試験に加えて英語によるインタビュー(面接)が課される場合があり、
実践的な英語力が評価されます。
配点については、国語と算数がそれぞれ100点満点であることが多いですが、
英語型では英語の配点が高く設定されています。
また、受験生の得意分野を評価するための「アピール入試」では、
スポーツや文化活動、資格取得などの実績をプレゼンテーションする形式がとられています。
3 教育・施設
◆ 教育内容
アサンプション国際中学校の最大の特色は、なんといっても徹底した英語教育とグローバル教育にあります。
教育課程は主に「イングリッシュコース」と「アカデミックコース」の二つに分かれています。
「イングリッシュコース」では、英語の授業時間が多いことはもちろん、
数学や理科、音楽などの教科を英語で学ぶ「イマージョン教育」を導入しています。
これにより、英語を単なる教科として学ぶのではなく、ツールとして使いこなす力を自然に身につけることができます。
一方、「アカデミックコース」では、難関大学進学を見据えた学習指導が行われており、
PBL(課題解決型学習)を取り入れた探究活動にも力を入れています。
ICT教育も充実しており、生徒一人ひとりにタブレット端末が配布され、授業や家庭学習で積極的に活用されています。
また、フランス発祥の修道会を母体としていることから、希望者はフランス語を学ぶ機会もあり、
多言語多文化への理解を深めることができます。
◆ 施設
施設面においても、生徒がのびのびと過ごせる環境が整えられています。
校舎の中心には美しい聖堂(チャペル)があり、静寂の中で祈りを捧げる時間は生徒たちの心の安定に寄与しています。
図書館は蔵書数が充実しており、洋書も多く取り揃えられているため、英語学習を進める上でも最適な環境です。
ICT環境については、全教室にプロジェクターやWi-Fiが完備されており、
スムーズなデジタル学習が可能となっています。
また、カフェテリアは明るく開放的な空間で、バランスの取れた温かい食事が提供されており、
生徒たちの憩いの場となっています。
グラウンドや体育館も整備されており、部活動も活発に行われています。
特に、箕面の自然に囲まれたキャンパスは四季の移ろいを感じることができ、
感性を育む上でも素晴らしい環境であるといえます。
4 併願戦略
◆ チャレンジ校
アサンプション国際中学校を第一志望とする生徒が、より高い目標として挑戦する学校としては、
英語教育に定評のある同志社国際中学校や、大学附属校としての人気が高い関西大学第一中学校などが挙げられます。
これらの学校は偏差値的にワンランク上となりますが、
英語力に自信がある生徒や、大学附属のメリットを重視する家庭にとっては魅力的なチャレンジ校となります。
特に同志社国際は帰国生も多く、英語環境を求める層が重なるため、併願先として検討されることが多いです。
◆ 同等校
偏差値や校風が近く、実力相応校として検討される学校には、
雲雀丘学園中学校や箕面自由学園中学校などが挙げられます。
これらの学校は北摂地域に位置しており、通学圏内である生徒が多いため、併願パターンとして頻繁に選ばれます。
また、女子児童の場合は、近隣の梅花中学校なども候補に入ることがあります。
英語教育に力を入れているという点では、大阪女学院中学校なども比較対象になることがありますが、
共学か別学かという点で好みが分かれるところです。
◆ 安全校
確実に合格を確保するための安全校としては、追手門学院中学校などが挙げられます。
また、アサンプション国際中学校自体を複数回受験することで、合格の可能性を高める戦略も有効です。
アサンプション国際には「アピール入試」など、学力試験一発勝負ではない入試形態もあるため、
これらを活用することで第一志望合格をより確実なものにすることができます。
自身の強みを生かせる入試方式をしっかりと見極めることが大切です。
5 進学実績
アサンプション国際中学校の進路指導における最大の強みは、関西学院大学との強力な連携関係にあります。
同校は関西学院大学の「協定校」となっており、一定の基準を満たした生徒は、
協定校推薦入学制度を利用して関西学院大学へ進学することが可能です。
例年、約25名の生徒がこの制度を利用して関西学院大学の各学部へ進学しており、
これは生徒数に対する割合として非常に高い数字です。
もちろん、関西学院大学以外への進学実績も豊富です。
英語力を武器に、上智大学や国際基督教大学(ICU)、関西外国語大学などの
難関私立大学へ進学する生徒も多数います。
また、近年では海外大学への進学を希望する生徒も増えており、実際に海外の名門大学への合格実績も出てきています。
国公立大学を目指す生徒に対するサポート体制も整っており、
個々の希望に合わせた多様な進路実現が可能となっています。
6 まとめ
アサンプション国際中学校は、伝統あるカトリック教育と最先端のグローバル教育が見事に融合した学校です。
特に、英語を「学ぶ」だけでなく「使う」環境が整っている点は、他の学校にはない大きな魅力です。
関西学院大学への推薦枠という安心感を持ちながら、世界で通用する英語力と人間力を磨くことができる、
非常にコストパフォーマンスの高い学校だと言えるでしょう。
しかし、英語入試や面接、そして入学後のイマージョン教育に対応するためには、
一般的な中学受験対策とは異なる準備が必要になることもあります。
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