【中学受験注目校】白鴎大学足利中学校〜先生も生徒もみんな仲がよい学校〜

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1 学校の概要

白鴎大学足利中学校は、栃木県足利市にキャンパスを構える、中高一貫教育を提供する私立中学校です。
その歴史は1961年に開校した白鴎大学足利高等学校に遡り、中学校(中高一貫教育コース)は2011年に開設されました。
比較的新しい中学校でありながら、高校が築いてきた伝統と、白鴎大学との高大連携という強固な基盤を持っています。

学校の校訓として掲げられているのは「PLUS ULTRA(さらに向こうへ)」という言葉です。
これは、生徒一人ひとりが現状に満足することなく、常に自らの可能性を信じ、
より高い目標に向かって挑戦し続ける姿勢を育むという、学校の強い意志を表しています。

この学校の最大の魅力として挙げられるのが、
タイトルの副題にもある通り、「先生も生徒もみんな仲がよい」と評される、その温かく家庭的な校風です。

2023年度の生徒数は全校で147名と、少人数制教育を徹底しています。
この少人数環境が、生徒と教師の間に強い信頼関係を築く土壌となっています。
教師は生徒一人ひとりの個性や学習の進捗を細やかに把握し、生徒は疑問や悩みをすぐに相談できる、
まさに「家族のよう」な温かい関係性が日々の学校生活の中に根付いています。

生徒同士も互いの個性を尊重し合い、
切磋琢磨しながらも和気あいあいとした雰囲気の中で学校生活を送っているのが特徴です。

2 入試情報

白鴎大学足利中学校の入試は、比較的早い時期に設定されており、
栃木県内や近隣県の受験生にとって、早期に合格を確保するチャンスがある学校として注目されています。

◆ 偏差値

中学受験情報において広く参照される四谷大塚の合不合判定テストの80%偏差値一覧では、
白鴎大学足利中学校は統計的な対象校として掲載されていない場合があります(2025年11月現在)。
これは、同テストの主な対象エリアである首都圏からの受験者数やデータが一定数に達していないためと考えられます。

そのため、偏差値という絶対的な指標よりも、学校が公表している「合格の目安」が重要な参考となります。
過去の入試では、筆記試験の得点率において、単願受験生(第一志望)は合計点の約45%程度、
併願受験生は合計点の約55%程度が合格の目安とされています。

基礎・基本を徹底的に固め、過去問演習を通じて出題傾向に慣れておくことが合格への鍵となります。

◆ 倍率

入試の難易度を示す実質倍率については、年度によって変動がありますが、
過去のデータでは第1回入試が約1.23倍、第2回入試が約1.67倍といった記録があります。

募集人員は第1回・第2回合わせて60名(男女)となっており、
比較的落ち着いた倍率で推移していることが多いですが、油断はできません。

受験者数は年々変動するため、最新の学校説明会などで情報を確認することが推奨されます。

◆ 入試日程

最新の令和8年度(2025年実施)の入学試験要項に基づくと、入試は2回のチャンスが設けられています。

第1回入学試験は、試験日が令和7年11月23日(日・祝)、
合格発表が令和7年11月25日(火)の21:00(ホームページ発表)と、非常に早い日程で実施されます。

第2回入学試験は、試験日が令和8年1月24日(土)、
合格発表が試験当日の令和8年1月24日(土)21:00(ホームページ発表)となっています。

試験科目は、第1回・第2回ともに国語と算数の2教科(各50分、各100点)と、
受験者のみの面接(グループまたは個人)で判定されます。

4教科受験が主流の中で、2教科に絞って対策ができる点は、受験生にとって大きな魅力の一つと言えるでしょう。

3 教育・施設

白鴎大学足利中学校の魅力は、アットホームな校風だけでなく、充実した教育内容と最新の学習環境にもあります。

◆ 教育内容

白鴎大学足利中学校の教育は、中高一貫の6年間を見据えた体系的なカリキュラムに基づいています。
特に力を入れているのがグローバル教育です。
1年生から3年生まで、ネイティブスピーカーによる英語コミュニケーションの授業が必修となっており、
実践的な「使える英語」を習得することを目指します。
机上の学習に留まらず、ホームステイを中心とした海外研修旅行などもプログラムに組み込まれており、
異文化に触れ、国際的な視野を養う機会が豊富に用意されています。

また、白鴎大学との高大連携も大きな特色です。大学の施設を利用したり、大学の講義を体験したりするなど、
早期から高等教育に触れることで、学習へのモチベーションを高め、
将来の進路について深く考えるきっかけを提供しています。

◆ 施設

生徒たちが日々の学習や活動に打ち込むキャンパスは、2024年4月に完成したばかりの最新鋭の新校舎です。
この校舎は中学校と高等学校の共用校舎として設計されており、
中学生も高校生と同じ環境で学ぶことで、良い刺激を受けながら学校生活を送ることができます。

鉄筋コンクリート4階建ての新校舎は、近代的で機能的なデザインが特徴です。
特に注目すべきは、建物の中央に設けられた「ラーニングコモンズ」です。
ここは単なる図書館機能に留まらず、
学習コーナー、相談コーナー、図書コーナー、展示コーナーが一体となったオープンスペースであり、
生徒たちが自発的に集い、議論し、協働学習を行う「知の拠点」として機能しています。

放課後には、このラーニングコモンズで教師に質問したり、友人たちと教え合ったりする生徒の姿が日常的に見られます。

4 併願戦略

白鴎大学足利中学校を志望するにあたり、その入試日程の特性を活かした併願戦略は非常に重要です。
11月下旬という早期に第1回入試が行われるため、ここでの合格は受験生にとって大きな精神的アドバンテージとなります。

◆ チャレンジ校

白鴎大学足利中学校を第一志望としながらも、さらに高いレベルに挑戦したい場合、栃木県内の難関校が視野に入ります。
具体的には、県内最難関の一つである宇都宮大学共同教育学部附属中学校や、
高い人気を誇る作新学院中等部(偏差値50前後)などが挙げられます。

これらの学校は1月に入試が集中するため、11月に白鴎大学足利中学校で合格を得ておくことで、
万全の態勢で本番のチャレンジに臨むことができます。

◆ 同等校

立地や偏差値帯、入試日程が近い学校としては、佐野日本大学中等教育学校が挙げられます。

佐野日大中は四谷大塚の80%偏差値で42〜43程度、第1回入試が11月22日頃と、
白鴎大学足利中学校の第1回入試(11月23日)と日程が非常に近接しています。

両校の校風や教育内容を比較検討し、
どちらを優先するか、あるいは日程をずらして受験するかを慎重に判断する必要があります。

白鴎大学足利が国算2科であるのに対し、佐野日大は2科・4科選択制である点も考慮材料となるでしょう。

◆ 安全校

白鴎大学足利中学校は、1月下旬に合格発表が行われる県立中高一貫校(栃木県立佐野高等学校・附属中学校など)や、
国立中学校(宇都宮大学附属中)を第一志望とする受験生にとって、有力な「押さえ」の選択肢ともなります。

11月の第1回入試、あるいは1月24日の第2回入試で合格を確保しておくことで、
安心して第一志望の発表を待つことができます。

特に第2回入試は県立中高一貫校の適性検査(1月上旬)が終わった後に実施されるため、
併願しやすい日程となっています。

5 進学実績

白鴎大学足利中学校の生徒は、原則として中高一貫教育コースとして白鴎大学足利高等学校に進学します。
したがって、進学実績を見る際は、この高校の大学合格実績が重要な指標となります。
高校では多様なコースが設定されていますが、中高一貫生は高いレベルで学習を進め、難関大学への進学を目指します。

2024年度(2023年度卒業生)の大学合格実績(延べ人数)を見ると、
私立大学において非常に優れた結果を残しています。
最難関の早慶上理では、早稲田大学に2名、慶應義塾大学に1名、東京理科大学に1名が合格しています。

また、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)にも合計で26名
(明治8名、青山学院6名、立教5名、中央2名、法政4名、学習院1名)が合格しており、
首都圏の難関私立大学への確かな進学力を示しています。

さらに、医学部系(獨協医科大学3名、自治医科大学3名など)や、
日本大学、東洋大学、駒澤大学といった中堅私立大学にも多数の合格者を出しています。

もちろん、系列の白鴎大学へも252名が進学しており、内部進学の道も確保されています。
これらの実績は、中高一貫の先取り教育と、きめ細かな進路指導の成果と言えるでしょう。

6 まとめ

白鴎大学足利中学校は、「PLUS ULTRA(さらに向こうへ)」の校訓のもと、
生徒と教師の距離が非常に近い、温かく家庭的な校風の中で、
生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践している学校です。

2024年に完成したばかりの新校舎と「ラーニングコモンズ」という最先端の学習環境も、大きな魅力となっています。

中学入試においては、四谷大塚の偏差値こそ公表されていませんが、国語と算数の2教科で受験できる手軽さと、
11月下旬という早期に合格を決められる日程が、栃木県内や近隣県の受験生にとって大きなメリットとなります。
合格の目安となる得点率(単願45%、併願55%)は、決して油断できるものではなく、
基礎力の徹底的な定着と過去問対策が不可欠です。

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足利市や近隣の地域にお住まいの方はもちろん、遠方にお住まいの方でも、
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