【中学受験注目校】東京成徳大学中〜先進的な学びと設備〜

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1 学校の概要

東京成徳大学中学校は、東京都北区豊島に位置する共学の中高一貫校です。
学校法人東京成徳学園によって運営されており、
1926年の創立以来、2026年には創立100周年を迎える伝統ある学園の一翼を担っています。

建学の精神として「徳を成す人間の育成」を掲げています。
これは、単に知識を詰め込むだけでなく、他者を思いやり、社会に貢献できる豊かな人間性を育むことを意味します。
この精神に基づき、「おおらかな徳操」「高い知性」「健全なる身体」「勤労の精神」「実行の勇気」という
5つの教育目標が設定されており、日々の教育活動の根幹となっています。

さらに、学園のビジョンとして「『成徳』の精神を持つ グローバル人材の育成」を掲げています。
変化の激しい現代社会において、確固たる人間力を基盤に持ちながら、
国際的な視野を持って活躍できる人材を育てることを目指しています。

校風は、中高一貫で生徒数が比較的多すぎないこともあり、
先生方の目が行き届きやすく、アットホームな雰囲気があると評されています。
生徒一人ひとりの多様な可能性を見出し、それを最大限に伸ばすことを重視した、きめ細やかな指導が特徴です。

2 入試情報

東京成徳大学中学校の入試は、受験生の多様な能力と思考力を評価するため、複数の形式で実施されています。

◆ 偏差値

四谷大塚が発表している80偏差値(合格可能性80%)によると、
2025年入試における2月1日午前の男子の偏差値は40となっています。

日程や試験方式によって難易度は変動しますが、中学受験の準備をしっかり進めてきた生徒にとって、
挑戦しがいのあるレベルと言えるでしょう。

女子の偏差値や他の日程についても、同程度の水準が目安となります。

◆ 倍率

近年の入試倍率は、日程や試験方式によって異なりますが、
概ね1.1倍から1.3倍程度で推移しており、比較的安定した状況が続いています。

例えば、2024年度入試(詳細日程不明)では、一般4教科入試の倍率が約1.14倍、
特待生入試の倍率が約1.33倍といった結果が報告されています。

極端に高い倍率になることは少ないものの、堅実な人気を示しており、合格を確実にするためには十分な対策が必要です。

◆ 入試日程

2025年度の一般入試は、2月1日から複数回実施されます。主な入試日程と試験科目は以下の通りです。

一般選抜は、2月1日午前(第1回)、2月2日午前(第2回)、2月4日午前(第3回)に実施されます。

試験科目は、国語・算数の2教科(各100点・各50分)、
または国語・算数・理科・社会の4教科(国算各100点・各50分、理社各60点・各30分)からの選択となります。

4教科で受験した場合、国語と算数の合計点、および4教科の合計点の両方で合否判定が行われるため、
受験生にとって有利な方式が採用されます。

特待選抜は、2月1日午後(第1回)、2月2日午後(第2回)、2月4日午後(第3回)に実施されます。
試験科目は国語・算数の2教科(各100点・各50分)です。
成績優秀者は、入学金や授業料が免除される特待生として認定されます。

このほか、受験生の探究心や協働性を評価する「Distinguished Learner選抜入試」も導入されており、
個人課題やグループワークを通じて合否が判定されます。

3 教育・施設

東京成徳大学中学校の最大の魅力は、その先進的な教育内容と充実した学習環境にあります。

◆ 教育内容

教育の柱の一つは、先進的なICT教育です。
生徒は入学時にiPadを手にし、学習や学校生活のあらゆる場面で活用します。
単なるツールの使い方に留まらず、情報収集やプレゼンテーション、動画制作といったアウトプットのスキルまで、
基礎から段階的に学びます。
特筆すべきは、同校が「Apple Distinguished School」に認定されている点です。
これは、教育における革新性、リーダーシップ、優れた実践が認められた学校のみに与えられる称号であり、
質の高いICT教育環境が整備されている証です。
さらに、学校法人片柳学園と提携したプログラミング教育や、データサイエンスの基礎にも触れ、
未来社会で求められるスキルを養います。

二つ目の柱は、グローバル教育です。建学の精神である「グローバル人材の育成」を実現するため、
「使える英語・使うマインド」をテーマに掲げています。中学修了時にはCEFR A2レベル(英検準2級相当)、
高校卒業時にはCEFR B1レベル(英検2級・準1級相当)の英語力到達を目標としています。
毎学期実施される「English Camp」では、日常会話能力を実践的に鍛えます。
また、希望進路に応じて、中学3年次には短期語学研修(全員参加型)と、
より長期の学期留学(選択型)が用意されており、本物の国際感覚を肌で感じる機会が豊富に提供されています。

三つ目の柱は、探究型学習です。一方的な講義形式ではなく、
生徒が主体的に課題を発見し、解決策を探るアクティブラーニングを重視しています。
高校1年次からはゼミナール形式の探究学習「Diversity seminar」が始まり、
生徒は自らの興味・関心に基づいてテーマを設定し、1年かけて研究を深め、発表を行います。
このプロセスを通じて、思考力、文章力、表現力を磨くとともに、他者と協働する力を育みます。

◆ 施設

「先進的な学び」を支えるのは、充実した施設です。
平成25年(2013年)に竣工した中学校専用校舎は、広々として美しく、
生徒たちが快適に学校生活を送れるよう設計されています。

2023年8月にはメインアリーナに冷暖房が完備され、季節を問わず運動に集中できる環境が整いました。
語学学習専用の「English Lab」や、ICT教育の拠点となる「情報処理室」、
感性を磨く「美術室」など、専門的な学習施設も充実しています。

また、生徒たちの憩いの場として、多彩なメニューが揃う食堂(カフェテリア)も人気です。
図書館には、学習スペースである「ラーニング・コモンズ」が併設されており、生徒が自習したり、
グループでディスカッションしたりと、主体的な学びに活用されています。

ネイティブ教員と気軽に交流できる「グローバルラウンジ」や、ダンススタジオ、テニスコートなど、
文武両道を支える施設がキャンパス内に整っています。

4 併願戦略

東京成徳大学中学校(四谷大塚80偏差値:男子40)を第一志望とする場合、
2月1日の午前・午後、2月2日の午前・午後、そして2月4日の午前・午後と、
複数回の受験チャンスを活かした併願戦略を立てることが重要です。

◆ チャレンジ校

より高いレベルに挑戦する場合、東京成徳大学中学校の先進的な教育や探究学習に関心がある生徒は、
同様に理系教育や探究に力を入れている学校を視野に入れることが多いです。

埼玉県まで範囲を広げれば、1月入試で高い人気を誇る大宮開成中学校(偏差値54〜57)が挙げられます。
また、東京都内では、伝統ある男子校の獨協中学校(偏差値49〜54)や、
共学で先進的な取り組みを行う安田学園中学校(偏差値53〜55)などが挑戦の対象となるでしょう。

◆ 同等校

偏差値帯や教育内容が近い併願校としては、
同じ北区にあり、グローバル教育や理数教育に特色がある駒込中学校(偏差値43〜47)や、
文京区の郁文館中学校(偏差値40〜50)が挙げられます。
郁文館中学校は特待生入試など多様な入試形態を持っています。
また、理系教育に強みを持つ東京電機大学中学校(偏差値42〜48)も、
ICT教育に関心が高い生徒にとって魅力的な選択肢となります。

これらの学校は、2月1日午後や2月2日以降に入試日を設定していることが多く、
東京成徳大学中学校との併願が組みやすいです。

◆ 安全校

第一志望校の受験に安心して臨むため、合格の可能性がより高い学校を確保することも大切です。

東京成徳大学中学校の校風や教育内容を考慮すると、
同じく面倒見の良さやグローバル教育を打ち出している八雲学園中学校(偏差値39)や、
同じ文京区の郁文館中学校の一般入試(偏差値38〜40)、
あるいは日本大学への進学実績が安定している日本大学第一中学校(偏差値35)などが安全校の候補として考えられます。
これらの学校で早い段階に合格を得ておくことで、
本命の東京成徳大学中学校の入試にリラックスして挑むことができます。

5 進学実績

東京成徳大学中学校・高等学校は、中高一貫の6年間を通じたきめ細やかな進路指導により、
国公立大学や難関私立大学への安定した合格実績を上げています。

国公立大学へは、近年ではお茶の水女子大学、千葉大学、埼玉県立大学、東京都立大学、
神奈川県立保健福祉大学、宇都宮大学など、首都圏を中心にコンスタントに合格者を輩出しています。
2024年度入試では9名、2025年度入試では4名の合格が報告されています。

私立大学では、早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)への合格者も着実に出ています。
特に2023年度は早稲田3名、慶應2名、上智5名、東京理科9名と大きく実績を伸ばしました。

GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)への合格実績も豊富です。
2023年度は合計57名、2024年度は合計51名、2025年度は合計22名と、
多くの生徒が難関私立大学への進学を果たしています。

また、東京理科大学、学習院大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学など、
多くの大学から指定校推薦枠を得ていることも、同校の進学指導の強みの一つです。

内部推薦により東京成徳大学へ進学する道も確保されています。

6 まとめ

東京成徳大学中学校は、「徳を成す人間の育成」という確固たる建学の精神のもと、
Apple Distinguished School認定のICT教育、実践的なグローバル教育、そして生徒の主体性を育む探究型学習という、
非常に先進的な教育を実践している学校です。
充実した最新の施設が、生徒たちの知的好奇心と可能性を力強くサポートしています。

伝統的な人間教育の基盤と、未来を見据えた新しい学びが見事に融合した環境で、
お子様の6年間を充実させたいと考えるご家庭にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

中学受験は、お子様一人ひとりの学力特性と志望校の傾向を正確に把握し、
戦略的に学習を進めることが合格の鍵となります。

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