【中学受験注目校】常総学院中学校 〜のびのび過ごし、勉強も頑張る学校〜

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はじめに

常総学院中学校は、茨城県土浦市に位置する「充実した学校生活と確かな学力形成を両立させる中高一貫校」として、
多くの保護者から注目を集めています。

広大なキャンパスでのびのびと学びながら、難関大学進学も視野に入れることができる教育環境が整っています。
本記事では、常総学院中学校の魅力から入試情報、
併願戦略まで、受験を検討されているご家庭に向けて詳しく解説いたします。

常総学院中学校の基本データ

常総学院中学校の偏差値は、四谷大塚基準で38となっています。
茨城県内では中堅私立校として位置づけられており、基礎学力をしっかりと固めたい生徒に適した学校です。

学校所在地は茨城県土浦市中村西根1010で、1996年に設置された共学の中高一貫校です。
つくばエクスプレス「つくば駅」からタクシーで15分、
常磐線「土浦駅」西口から関東鉄道バス「水海道駅行き」で「常総学院入口」バス停下車徒歩5分というアクセスです。

教育理念は「自主・誠実・創造」を校訓とし、「社会に貢献するリーダーの育成」をビジョンに掲げています。
特に「自己肯定力・学力・タフネス」を柱とする「JOSO Core Skill」の育成に力を入れています。

教育の特徴

のびのびとした教育環境

常総学院中学校は約20万平方メートルの広大なキャンパスを持ち、
自然豊かな環境で生徒がのびのびと成長できる教育環境を提供しています。
中学校では少人数制クラスを採用し、一人ひとりに目が行き届く丁寧な指導を行っています。

学力強化プログラム

中高一貫教育の利点を活かし、中学課程を効率的に学習することで、高校内容の先取り学習を実現しています。
ADクラス(アドバンストクラス)とSTクラス(スタンダードクラス)の2つのコースを設け、
生徒の学力レベルに応じた指導を行っています。
ADクラスは東大をはじめとする難関大学を目指すスーパーアドバンストクラスで、より深い学習内容を扱います。

特色ある授業

英語教育では週9時間のうち4時間をネイティブ教員による少人数英会話授業として実施し、
実践的な英語力を養成しています。
中3でのニュージーランド・ファームステイ&スクールビジットでは、
英検準2級以上の合格率が75.5%という高い成果を上げています。

理科教育では実験や観察を重視し、充実した理科棟での実践的な学習を通じて科学的思考力を育成しています。
また、探究フィールド活動として「医学探究」「科学探究」「人文探究」の3分野を設定し、
キャリア教育と探究活動を融合させています。

心の教育

礼儀作法指導や宿泊研修を通じた人間教育にも力を入れており、
月1回の「リーダーシップWeek」や「Jプロジェクト」で課題解決型の主体性を養成しています。
これらの活動を通じて、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

学校生活と施設

施設の充実

常総学院の施設は非常に充実しており、体育館、グラウンド、図書館、理科棟、D-lab(STEAM教育ラボ)、
甲子園規格の硬式野球場、音楽室、美術工房、調理実習室、室内練習場など、多様な学習・活動環境が整っています。
図書館は蔵書約20,000冊を有し、グループ学習スペースも完備されています。

ICT環境も充実しており、生徒一人1台のPC(Chromebook)、
最新クラウド型学習システム(Classi/Google Classroom)、全館無線LAN(Wi-Fi)常時接続環境、
大型電子黒板を全室導入など、デジタル技術を活用した先進的な教育環境を提供しています。

クラブ活動

運動部では野球、サッカー、バレーボール、バドミントン、水泳、剣道、ラグビー、陸上などが、
文化部では吹奏楽、科学部、美術部などが活発に活動しています。
特に強化指定部は全国レベルの実績を誇っており、野球部は2001年・2003年に全国制覇を成し遂げています。
吹奏楽部も全日本吹奏楽コンクールで数多くの金賞を受賞するなど、高い実績を誇っています。

学校行事

体育祭では朱雀団・青天団(アズール団)・金獅子団(ダンデライオン団)の3チームに分かれて競技を行い、
生徒が本気になって作り上げる行事として定着しています。

文化祭「常友祭」では、クラス企画やプロジェクト企画など、生徒主体の様々な取り組みが行われています。
その他、林間学校、海外研修(希望者)なども実施されています。

進学実績

常総学院中学校から進学する高等学校の大学合格実績は優秀で、
2025年度実績では東大・京大合格者3名、国公立大学109名、
早稲田・慶應・上智24名、GMARCH84名、医学部16名という成果を上げています。

特に筑波大学13名、千葉大学3名など地元国公立大学への合格実績が安定しており、
現役進学率は86.8%という高い水準を維持しています。

過去3年間で見ても、東京大学への合格者は毎年2〜3名を輩出しており、
医学部医学科への合格者数も増加傾向にあります。
中高一貫教育による先取り学習の効果が、これらの優秀な進学実績に表れています。

受験情報

入試要項

2025年度入試の募集人員は、推薦・専願入試70名(AD:15名、ST:55名)、
適性検査型入試40名(AD:10名、ST:30名)、
第1回一般入試40名(AD:10名、ST:30名)、
第2回一般入試10名(AD:若干名、ST:若干名)となっています。

入試科目は、推薦・専願入試が2教科(国語・算数)+面接、適性検査型入試が適性検査I・適性検査II+グループ面接、
一般入試が4教科(国語・算数・理科・社会)または2教科(国語・算数)選択制となっています。

受験料は20,000円です。
(必ず最新の入試要項をご確認ください)

倍率

2024年度入試結果では、適性検査型入試1.14倍、推薦・専願入試1.08倍、
第1回一般入試1.25倍、第2回一般入試1.30倍という比較的安定した倍率となっています。

全体的に1.1〜1.3倍程度で推移しており、適切な対策を行えば合格の可能性は十分にあります。

学費・奨学金

初年度納入金は946,000円となっています。
その他、父母の会費、後援会費、生徒会費、給食費、海外研修積立金、学校指定品費などが別途必要です。
ICT機器費も含まれており、充実した教育環境を支える投資として適正な水準と考えられます。

試験の傾向と対策

全体の特徴

常総学院中学校の入試問題は、基礎学力を重視した出題が特徴で、
応用問題よりも基本的な知識や解法を正確に理解しているかが問われます。

どの科目も時間内に解き終えるためのペース配分に注意しながら、正確性を向上させることが重要です。

国語の対策

試験時間50分、配点100点で大問5題構成となっています。
長文読解題2題(小説・物語文と論説・説明文)と知識問題(文法、漢字の読み書き)が出題されます。
比較的読みやすい文章で文章量も多くないため、基本的な読解力と知識問題の確実な得点が合格の鍵となります。

長文読解では文章の主旨や要点を捉える能力が重視されるため、
普段から様々な文章に触れ、要約練習を行うことが効果的です。
漢字や慣用句などの知識問題は確実に得点したい分野です。

算数の対策

試験時間50分、配点100点で大問5題構成です。
大問1は四則計算中心の計算問題、大問2は応用小問、大問3以降が応用問題という構成になっています。
頻出分野として組み合わせ、平面図形の求積、点の移動などが挙げられます。

基礎的な問題が多いため、計算力の向上と基本的な解法パターンの習得が重要です。
途中式を書く練習も必要で、考え方を明確に示すことが求められます。
幅広い単元から出題されるため、苦手分野を作らないバランスの良い学習が大切です。

理科の対策

試験時間30分、配点50点で大問3〜4題程度の構成です。
化学、地学を中心に実験・観察をテーマにした問題が出題され、各分野からの小問集合も1題含まれます。
基礎的な知識を問う問題が大半を占めています。

「物質と変化」では気体の性質と水溶液の性質が頻出のため、これらの分野は特に重点的に学習する必要があります。
実験器具の使い方や実験結果の考察問題にも対応できるよう、教科書の実験をしっかりと理解することが大切です。

社会の対策

試験時間30分、配点50点で大問4題構成です。
地理、歴史、公民の各分野から均等に出題され、時事問題も1題含まれます。語句記入は漢字指定のため注意が必要です。

地理では地形図を使った問題が頻出し、歴史では各時代から幅広く出題されます。
政治分野では時事問題も出されるため、普段からニュースや新聞を読む習慣をつけることが重要です。
教科書の基本事項を確実に覚え、用語を正確に漢字で書けるようにしておきましょう。

面接対策

推薦・専願入試と適性検査型入試では面接が実施されます。
志望理由や学校生活への意気込み、将来の目標などを明確に伝えられるよう準備しておくことが大切です。
常総学院の教育理念や特色を理解し、なぜこの学校を選んだのかを具体的に説明できるようにしましょう。

併願校と受験戦略

併願校の選び方

常総学院中学校を第一志望とする場合の併願校選びでは、
偏差値レベルと入試日程を考慮して戦略を立てることが重要です。

偏差値の高い学校(チャレンジ校)

  • 江戸川学園取手中学校
  • 茗溪学園中学校

江戸川学園取手は茨城県内で最も偏差値が高く、難関大学への進学実績も優秀です。
適性検査型入試も実施しているため、常総学院の適性検査対策がそのまま活用できます。
茗溪学園はSSH認定校で理数系教育に特化しており、常総学院と同様に探究活動に力を入れています。

同程度の学校(併願校)

  • 土浦日本大学中等教育学校
  • 茨城中学校
  • 水戸英宏中学校

これらの学校は常総学院と同程度の偏差値レベルで、併願校として適しています。
特に土浦日本大学中等教育学校は同じ土浦市内にあり、
通学圏も重複するため併願先として検討する受験生が多くなっています。

偏差値の低い学校(安全校)

  • 東洋大学附属牛久中学校
  • 北浦三育中学校

安全校として、確実に合格を確保できる学校も併願に含めることが重要です。
これらの学校も茨城県内の私立中高一貫校として、一定の教育水準を保っています。

併願パターン例

パターン1:公立中高一貫校併願型

  • 12月7日:常総学院(適性検査型)
  • 1月中旬:並木中等教育学校(適性検査)
  • 1月下旬:常総学院(第2回一般)

茨城県立並木中等教育学校を第一志望とする場合、
適性検査の対策を活かして常総学院の適性検査型入試を併願することができます。

パターン2:私立中心型

  • 11月30日:常総学院(推薦・専願)
  • 1月7日:江戸川学園取手(一般)
  • 1月中旬:茗溪学園(一般)
  • 1月27日:常総学院(第2回一般)

推薦・専願入試で常総学院の合格を確保しつつ、チャレンジ校への挑戦も可能なパターンです。

合格ラインの目安

過去問演習における目標得点率は、一般入試で60〜70%程度を目安とすることが適切です。
2024年度の合格最低点は、適性検査型入試53/200点、推薦・専願入試54/200点、
第1回一般入試138/300点となっており、基礎的な問題を確実に得点することで合格ラインに到達できます。

特に一般入試4科目では300点満点で138点が合格最低点のため、
各科目で平均45%程度の得点率があれば合格の可能性があります。

ただし、ADクラスを目指す場合はより高い得点率が必要になります。

まとめ:常総学院中学校をおすすめする理由

常総学院中学校は
「広いキャンパスでのびのび成長できる」
「面倒見の良い指導で大学受験までサポート」
という2つの大きな魅力を持つ学校です。

自然豊かな環境の中で、生徒一人ひとりの個性を大切にしながら、
確かな学力と豊かな人間性を育む教育を実践しています。

中高一貫教育による先取り学習、充実したICT環境、実践的な英語教育、探究活動など、
現代社会で求められる資質・能力を総合的に育成するプログラムが整っています。

また、優秀な進学実績は、6年間の計画的な学習指導の成果を物語っています。

基礎学力を重視した入試問題は、しっかりと準備すれば合格を掴むことができるレベルです。
倍率も比較的安定しており、適切な併願戦略を立てることで合格の可能性を高めることができます。

お子様が充実した中学校生活を送りながら、将来の目標に向けて着実に成長できる環境をお探しの保護者の皆様には、
ぜひ一度学校見学や説明会に参加され、実際の学校の雰囲気を体感していただくことをおすすめします。

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