【中学受験注目校】宝仙学園中学校共学部理数インター(宝仙インター中)〜勉強を頑張る学校〜

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はじめに

中学受験において「勉強への意欲を引き出す学校」をお探しの保護者・受験生の皆様に、
今注目すべき学校をご紹介します。

宝仙学園中学校共学部理数インター(宝仙インター中)は、
「理数教育に強く、進学実績が急伸している共学校」として人気を集めています。
2024年度より順天堂大学の系属校となり、同大学医学部への内部進学枠も設けられました。
これにより、医学・スポーツ科学分野への進路サポートが格段に充実し、より多様な進路選択が可能となっています。

宝仙インター中の基本データ

偏差値と基本情報

四谷大塚基準の偏差値は、男女共に45-51程度となっており、
2科・4科入試では男女とも59、リベラルアーツ入試で48程度と、入試方式により幅があります。

所在地は東京都中野区で、東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅から徒歩5分とアクセスが良好です。

2007年に設立された共学校で、仏教系(真言宗)の学校として「人を造る」教育を基軸としています。
近年は帰国生も全校の約10%を占めており、国際的な環境も特徴の一つです。

教育内容の特徴

理数インターのカリキュラム

宝仙インター中の最大の特色は、週1時間の「理数インター」という独自教科です。
この授業では教科書を使わず、サイエンス教育・ICT教育・グローバル教育の要素を取り入れた
課題解決型プログラムを実施しています。
「答えのない学び」をテーマに、論理的思考力・協働力・表現力を養うことを目的としています。

英語教育では、専任ネイティブ教員8名が常駐し、グローバルコース・英語ALコースなど多様なコースを設置。
主要5教科の授業時間は週27時間を確保し、授業内での学力定着を重視しています。

順天堂大学との連携

2024年より順天堂大学系属校となったことで、医学部数名の内部進学枠が設けられました。
2025年度からは中学・高校それぞれに「医学進学コース」を新設し、医学部志望者により手厚いサポートを提供します。
順天堂大学との連携講座や医学部卒業生との交流プログラムなども検討されており、
医療系進路への道筋がより明確になっています。

学校生活と設備

施設と設備の充実度

中野の高台に位置する校舎には、理科実験室・図書館・体育館などの基本施設に加え、プール設備も完備されています。
ICT環境の整備も進んでおり、タブレットを活用した授業も行われています。

国際交流と海外研修

中学3年次のシンガポール・マレーシア研修旅行、高校2年次のアメリカ修学旅行など、
実際に海外に行く機会を多く設けています。
スタンフォード大学研修なども実施され、グローバルな視野を育成する環境が整っています。

進学実績

大学合格実績の急伸

近年の進学実績は目覚ましく、
2025年度は東京大学1名、一橋大学2名、北海道大学2名、大阪大学1名が現役合格しています。
国公立大学全体では35名、早慶上理で72名、GMARCHで188名、医学部医学科7名の合格実績を記録しました。

特に注目すべきは、東京大学への現役合格が3年連続で達成されていることです。
卒業生数234名に対して、これらの実績は中堅校としては非常に優秀な数字といえます。

順天堂大学への内部進学

順天堂大学医学部への内部進学枠は数名程度設けられており、他の8学部についても今後検討される予定です。
これにより、外部受験だけでなく、系属校としての進路選択肢も広がっています。

入試情報と倍率

多様な入試方式

宝仙インター中の最大の特徴は、日本一入試方法が多い学校として知られ、
12種類以上の入試方式を実施していることです。主な入試方式を以下にまとめます。

入試方式試験科目・内容特待制度
2科・4科入試国語・算数(各100点×40分)、4科は理科・社会追加40分で300点満点。
2科合格後に4科合否判定[get_url_content]。
S・A・B特待(得点率80%・75%・70%)[get_url_content]
新4科特別総合入試国語・算数・理科・社会総合問題60分100点。
特待生判定は4科入試同様。
同上
公立一貫型適性検査作文45分40点・総合問題45分50点・調査書10点。S・A・B特待(得点率80%・75%・70%)[get_url_content]
リベラルアーツ入試日本語リスニング45分+学習歴に基づくプレゼンテーション(5分+質疑15分)。
12年間の学習活動を自己推薦として評価。
S・A・B特待(免除率:100%・50%・施設費免除)[get_url_content]
AAA(世界標準)入試リベラルアーツ入試形式+全国レベル実績を証明する書類提出。同上
グローバル入試英語プレゼンテーション+日本語リスニング。合格でグローバルコース選択可。同上
読書プレゼン入試日本語リスニング+好きな本のプレゼンテーション(5分+質疑15分)。同上
オピニオン入試日本語リスニング+試験当日提示テーマでの資料分析・再構築(15分)+発表(5分+質疑15分)。例:未来のスマートハウスでの1日[方案]。同上
英語AL入試日本語リスニング+英語試験45分(英検3級以上相当)。ALクラス編成。同上
帰国生入試海外現地・オンライン・日本入試(3科型/プレゼン型)有。グローバルコース志望者は英語面接・エッセイ追加。同上

※ 2026年入試については、必ず入試要項などで最新の情報をご確認ください。

倍率と競争状況

2024年度の入試結果を見ると、2科入試で1.66倍、4科入試で1.00倍、適性検査で1.34倍となっており、
比較的受験しやすい倍率を維持しています。

特待生制度も充実しており、上位5%の受験生には特待生待遇が与えられます。

試験の傾向と対策

各教科の出題傾向

算数:試験時間40分、100点満点で、大問3-4題構成です。
標準レベルの問題が中心で、途中式や考え方を書く設問もあります。
図形問題が頻出で、立体図形・平面図形の対策が重要です。

国語:試験時間40分、100点満点で、大問5題構成が基本です。
説明文・論説文1題、小説・物語文1題、漢字・知識問題3題の構成で、記述問題が複数出題されます。
基礎的な読解力と表現力が求められます。

理科・社会:合わせて40分、理科50点・社会50点の配点です。
理科は各分野からバランス良く出題され、実験・観察をテーマにした問題が頻出します。
社会は時事問題も含む総合問題として出題される傾向があります。

合格対策のポイント

基礎力を重視した出題傾向のため、標準的な問題集での反復練習が効果的です。
記述問題対策として、普段から考えを言葉にする練習を積むことが重要です。
過去問は学校説明会や学校事務室で入手可能で、問題傾向に慣れておくことが合格への近道です。

併願校と併願戦略

偏差値別併願パターン

チャレンジ校(偏差値55以上)

  • 男子:明治大学付属中野、攻玉社、東京都市大学付属
  • 女子:三輪田学園、山脇学園
  • 共学:青稜中学、世田谷学園

同程度校(偏差値45-54)

  • 男女共学:昭和学院、星野学園、日本工業大学駒場
  • 適性検査型:安田学園(先進特待)

安全校(偏差値40-44)

  • 男女共学:文教大学付属、東海大学附属高輪台
  • 1月受験:埼玉栄、獨協埼玉、西武学園文理

日程調整のコツ

宝仙インター中は複数回入試を実施しているため、以下のような受験パターンが可能です:

2月1日:午前に宝仙学園(2科・4科)、午後に宝仙学園(医学進学)または他校
2月2日:午前に宝仙学園(適性検査)、午後に宝仙学園(新4科)
2月4日:宝仙学園(2回目)で最終調整

このように、宝仙学園を軸とした併願戦略により、受験生の強みを活かした多面的な挑戦が可能です。

まとめ:宝仙インター中が向いている生徒

宝仙学園中学校共学部理数インターは、以下のような生徒・ご家庭に特におすすめです:

理数系や探究学習に興味がある生徒
独自教科「理数インター」により、論理的思考力と表現力を同時に伸ばすことができます。

大学進学を見据えた学習環境を求める家庭
順天堂大学系属校としての内部進学枠と、外部受験での高い合格実績の両方を兼ね備えています。

多様な入試方式で挑戦したい生徒
12種類の入試方式により、受験生一人ひとりの個性や得意分野を活かした受験が可能です。

国際的な環境で学びたい生徒
充実した英語教育と海外研修プログラムにより、グローバルな視野を育成できます。

宝仙インター中は、伝統と革新を両立させた教育環境で、生徒の可能性を最大限に引き出す学校です。勉強への意欲を持つ受験生にとって、理想的な学習環境を提供してくれるでしょう。

お問い合わせ

オンライン・完全個別指導塾Soleadoでは、
宝仙学園中学校共学部理数インターをはじめとする中学受験対策を個別指導でサポートしています。

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