偏差値の高い学校を志望するのはなんのため?〜高校受験〜

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偏差値の高い学校に行きたい。
それ自体は自然な考え方だと思います。

ただ、「偏差値が高い学校ならばなんでもいい」となると、どこか違和感があります。

今回は高校受験で考えてみましょう。

偏差値が高い学校に行くメリットとは

偏差値が高い学校に行くとどのようなメリットがあるのでしょうか?
ぜひ、考えてみてください。

中学受験のところでも書きましたが、
偏差値が高いというのは、合格した受験生の偏差値が高いということです。
しかも、当日の偏差値ではなく、受験勉強をしていた時の模擬試験の偏差値です。

つまり、学校の教育内容とは関係ないということです。

もちろん、偏差値が高い学校は教育内容が素晴らしいから高くなった可能性はあります。

偏差値が高い学校にいうというのは生徒の入学時の学力が高いというだけのことです。

しかし、中学入試よりそのメリットは大きいかもしれません。
その点についてもう少し考えてみましょう。

偏差値の高い高校と低い高校

高校入試で偏差値の高い学校と低い学校、何が違うのでしょうか?

最大の違いは進路でしょう。
まず、偏差値の低い学校ですと、卒業後大学進学を目指さないという生徒さんが多くなります。

もし、あなたが大学進学を目指しているならば。
周りが大学進学を考えていない生徒さんばかりという学校だと、大変な思いをするでしょう。
自分だけ一生懸命勉強するというのはきついものです。

これは逆も言えます。

もちろん、学校の授業もそれぞれのレベルに合ったものになるでしょう。

卒業後大学進学するのが正しい、専門学校を目指すのが正しい、就職するのがいい、ということではありません。
ただ、偏差値というものがそのレベルと一致していることが多いのも事実です。

みなさんが自分の希望する進路に行きたいならば、
努力をしやすい環境に身を置くことも大切でしょう。

大学進学を目指す場合

実は、ここも大きな違いが出るところだと思っています。

偏差値50程度の学校でも多くの生徒さんが4年生大学に進学しています。
ところが、内容をよくみてみると進学先の大学のレベルは
MARCHレベル以上は非常に少ないことに気が付きます。

それだけではありません。

よく調べると、総合選抜・学校推薦選抜が多いことに気が付きます。
つまり、学力試験で上位校を目指す生徒さんが少ないということです。
(逆に、総合選抜・学校推薦選抜での進学を目指すならこの選択肢もありかもしれません)

一方、偏差値60以上の学校になると、
もちろん総合選抜・学校推薦選抜もいますが、一般入試も多いことに気が付きます。
特に国公立を目指すならば最低このレベルにいきたいところです。

それ以上になると、勉強の方面の意識がたかい学校でしょう。
一生懸命勉強して、上位大学合格を目指したいならば、
そのような雰囲気がある学校に行くのがいいと思います。

まとめ

中学・高校・大学と進むにつれて、卒業後の選択が大切になってきます。
それが将来の仕事に直結する可能性が高くなるからです。

卒業後の進路希望を実現するには
少なくとも同じ希望の生徒さんが多い学校を目指せば、それを目指す雰囲気があります。

それだけでも大きなアドバンテージです。

つまり、偏差値は高校受験においては意外と大きいということです。

とはいっても偏差値1高いから、というのはあまり意味がないでしょう。
やはり、偏差値にこだわりすぎないで学校を選んで欲しいとは思います。
でも、中学入試より偏差値にこだわるのは意味があります。

ぜひ、みなさんの希望が叶うような学校を見つけてください。

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