茨城県公立高校入試 令和5年 理科より

茨城県公立高校入試 茨城県 理科 大問6 (1)です。

解答と解説

バイオマス発電とはなんでしょう?

まず、バイオマスとは動植物から生まれた資源のことです。これを直接燃やしたり、ガス化したりして発電するのがバイオマス発電です。

いろいろなものがありますが、例えば「バイオエタノール」といってとうもろこし、大豆、サトウキビなどからエタノールを作ることができます。生長する時に光合成してCO2を吸収していますので、これを燃やしてCO2が排出されても差し引きゼロになるということです。

また、家畜のフンなどから燃料を作れば、廃物利用になります。

さて、正しいものを選ぶので、順番に見ていきましょう。

これは正しい文章ではありません。

上記の通り、動植物から生まれた燃料を燃やすわけですから、タービンがないと発電できません。
この点では火力発電と変わらないということです。

これは正しい文章です。

動物の排泄物を発酵させればガスが発生します。
このようなものを燃料にすることがバイオマスです。

これも正しい文章です。

例えば、サトウキビを原料にバイオマス発電を行うとき、
サトウキビが不作だったら困ります。

このように原料の安定供給という点が大きな課題になるのがバイオマス発電です。

これは正しくありません。

放射線を出すのは原子力発電です。

以上のことから正解はイとウです。

単純に知識の割合が高い問題でした。
このような問題がわからない時、調べるより聞いてしまった方が早いですよね。

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