熊本県 公立高校入試のしくみ
熊本県公立高校入試とは
熊本県公立高校入試とは、熊本県の公立高校に入学するための試験です。
熊本県では公立高校の人気が高く、
熊本高校(2023年は全国の公立高校の中で医学部合格者数NO1だそうです)や、
済済黌高校などは倍率がとても高くなっています。
それでは、どのような選抜方式が行われているのかを知り、
十分な対策をして、合格を目指していきましょう!
単に入試本番で得点を取ればいい!
と考えて勉強するより、
しっかりと対策を取ってから
受験勉強をしていきましょう!
熊本県公立高校入試のしくみ
熊本県公立高校入試は前期入試と後期入試が実施されています。
前期入試
前期入試は普通科では行われていません。
(普通科でもコースがある場合は実施されています。)
したがって、普通科に入学したい場合は後期入試を受験することとなります。
前期入試の合格者数は
定員の70%以内(熊本市内の高校は50%以内)となっています。
また、前期入試の合格者は必ず進学することが求められます。
学力検査は実施されません。
前期入試は特色選抜とも言われます。学校ごとに特色のある入試が実施されます。
学校独自検査(面接・実技・小論文・実験・自己表現等)と、調査書から合否を判定します。
調査書については、学校によって重視する観点が決まっています。
その重視する観点を理解して出願・受験することになります。
学校ごとにどのような検査が行われるのかを理解し、
その対策を行なって受験に臨みましょう。
後期入試
これが一般的にいう「入試」ということになるでしょう。
学力検査と調査書によって合否が判定されます。
まず、学力検査は1科目50点 ✖️ 5科目、合計250点満点で実施されます。
平均点は5割弱というところでしょうか。
(もちろん、年度によって上下はあります)
そして、調査書です。
5科目については、各科目1年生の評定 + 2年生の評定 + 3年生の評定の2倍の合計を出します。
その上で、以下の表によって補正を行います。(熊本県教育委員会HPより)
横軸が当日の得点、縦軸が評定の合計です。
例えば、国語の学力検査の得点が38点、評定の合計が15だったら、「15」になります。
これを5科目行った合計点を出します。
実技4科目については、
各科目1年生の評定 + 2年生の評定 + 3年生の評定の2倍の合計が補正なしで得点になります。
5科目の補正済み得点と実技4科目の得点を足したものが調査書の得点です。
受験生の得点を
① 学力検査順
② 内申点順
にします。
両者とも定員内に入っていれば合格とする。これが一次選抜です。
これで定員に達しない場合二次選抜が行われます。
二次選抜については、各高校が決めた選抜基準で選抜が行われます。
済済黌高校の場合は、
「学力検査5教科の得点合計を5倍した点数と、調査書の評定の総計点を合計し、
熊本県教育委員会HP
合計点の高い順に順位をつけたものを選抜の主たる資料とする。」
と、かなりわかりやすくなっています。
しかし、熊本高校の場合、
学力検査5教科の得点合計を主たる資料とし、第 1 選考で使用した評定の総計点を参考として選抜する。
熊本県教育委員会HP
となっています。
学力検査の得点が重視されるようですが、「評定の総計点を参考」という部分に不透明なところがあります。
しかし、二次選抜の方法は公開されていますので、それを参考に勉強を進めましょう。
今後の入試
熊本県教育委員会のHPに掲載されていますが、
今後の高校入試の方向性については様々な議論が行われているようです。
今後、変更があるかもしれませんので、情報には注意してください。
まとめ
様々なことを書きましたが、大切なことは簡単です。
普段の学習をしっかりと行い、
調査書(一般に内申点と言われますね)の得点をあげる。
そして、当日の学力検査で得点を取ることです。
熊本県の公立高校学力検査は平均点が5割前後と書きました。
5割を割れることもあります。
ということは、かなり難しい問題だと言えるでしょう。
熊本高校の合格ラインが一般に190点前後、
済済黌高校の合格ラインが170点を超える程度であることが多いです。
熊本高校は7割では足りず、8割近くの得点。
済済黌高校は7割程度必要ということです。
塾などを利用して準備をしていくことが
合格への近道と言えるでしょう。
難しい問題を1人で準備するのはやっぱり大変だよね。
Soleadoで一緒に勉強しよう!