漢字検定で受験を有利に進めよう!
漢字検定の受験者は2023年の第2回のデータを見ると、44万人を超えています。
小学生〜高校生が90%以上を占めるそうです。
なぜ、受験するのかというと、
当然漢字の勉強になるからというのはあります。
漢字が書ければ受験以外の勉強でも有利だと思います。
しかし、受験に有利になるというのも大きいのではないでしょうか?
当塾でも漢検の受験をお勧めしています。
では、漢検を合格することでどのように受験で有利になるのでしょうか?
漢字検定の歴史
漢字検定協会は、1975年に任意団体として設立され、
1992年に公益財団法人となりました。
以来、漢字能力の向上を目指し、
幅広い年齢層に対して様々なレベルの検定試験を提供しています。
漢字検定は、日本の伝統的な文字文化を支え、発展させるための重要な役割を果たしてきました。
毎年年末に「今年の漢字」が発表されることはよく知られています。
清水寺で大きく漢字が書き出される様子は
年末の風物詩として、ニュースなどでみて覚えている方も多いのではないでしょうか?
漢字検定のレベル
漢字検定は10級から1級までの12段階に分かれており、
小学校1年生のレベルから大学・一般レベルまで幅広い範囲をカバーしています。
例えば、10級は80字の漢字を対象にしており、
1級では約6000字の漢字が対象となります。
各級の合格基準は、級によって異なりますが、
一般的には150点満点中120点以上、
または200点満点中140点以上が合格ラインとされています。
中学受験を目指す方は、5級合格を目指しましょう。
高校受験を目指す方は、3級合格を目指しましょう。
この程度の実力をつければ
入試において漢字の点数が低くて困るということはないと思います。
漢字検定のメリット
漢字検定に合格することで、受験生は以下のようなメリットを享受できます。
基礎学力の向上
漢字は日本語の基礎であり、漢字能力が向上することで読解力や語彙力が高まります。
これは全ての教科において役立つスキルです。
漢字検定は単に漢字を覚えるだけでなく、
読み方、部首などの知識、意味、熟語なども範囲になっています。
中学受験で問われる「言葉の知識」を身につけるにはとても良いと思います。
また、漢字、つまり言葉をたくさん知っているということは
どの科目でも有利に働きます。
国語の文章で途中に意味がわからない言葉があるから解答できなかったという経験はありませんか?
実は、他の科目でも起こっている可能性があります。
漢字のできる生徒さんほど、このようなことは少なくなります。
進学における優位性
多くの中学校や高校では、漢字検定の成績を入試で加点する制度を採用しています。
これにより、漢字検定の資格を持つ受験生は、進学の際に有利になる可能性があります。
中学入試でもそのような学校はあります。
一番多いのは高校入試でしょう。
自分の受験する学校については確認していただきたいのですが、
(あるいは当塾にお問い合わせください)
多くの中学生が漢字検定を受験しているのは
受験での加点が一つの原因だと思います。
特に公立高校入試で「調査書に加点される」という場合、
加点されるのが「5点」であっても、
調査書の比重が重い学校の場合はそれより大きい点数になります。
また、大学入試でも加点される場合があります。
漢字検定協会のホームページから検索できますが、
全国で100以上の大学で漢字検定による加点があるようです。
就職活動でのアピールポイント
企業は、漢字検定の資格を持つ応募者を高く評価することがあります。
特に、書類作成やコミュニケーション能力が重視される職種では、漢字検定の資格が役立ちます。
まとめ
漢字検定は、受験生が将来にわたって役立つ知識とスキルを身につけるための有効な手段です。
漢字の正しい知識は、学業だけでなく社会生活全般においても重要な役割を果たします。
したがって、受験生には漢字検定の受験を積極的に推奨します。
漢字検定を通じて、日本語の理解を深め、言葉を正確に使いこなす力を養いましょう。