愛知県　公立高校入試のしくみ

愛知県公立高校入試とは

愛知県の公立高校に入学するための試験です。

愛知県公立高校入試では2023年入試から入試制度が変更になりました。
現在（2024年）の高校２年生の代からですが、
このしくみをしっかりと理解して準備することが合格への近道となります。

愛知県公立高校入試を目指している中学生のみなさん。
まずは、しくみを理解して何を準備すればいいのかを考え、
実行に移しましょう！

内申点とか、実際の入試問題がどんなものか、とか。
推薦入試・特色化入試って何？とか。

色んな不安がいっぱいあるよね。

でも、大丈夫Soleadoの先生が教えてくれるから。
安心して勉強を続けていきましょう！

愛知県公立高校入試のしくみ

調査書

いわゆる内申点というものです。
調査書のうち「学習の記録」という部分が点数となっています。

これは中学３年生の時の９教科・５段階の評価です。
通知表の数字と考えていいでしょう。

45点満点ですが、これを2倍して90点満点となります。
これが「調査書の点数」です。

入試の種類と選抜方法

一般選抜

実施される日程は一番遅いですが、
定員が一番多い（＝受験する生徒さんが多い）ので、最初に説明します。

これがいわゆる「入学試験」です。

ただし、愛知県ではAグループとBグループに高校が分けられており、
それぞれ1校に出願することができます。
その時に第一志望と第二志望を選んで出願することになります。
（学区による制限もあるので、よく調べてみましょう）

入学試験（学力検査と言います）は第一志望の学校で受験します。
１教科22点満点の5科目です。
合計110点満点です。
（国際英語科、国際教養科は英語の得点が1.2倍される傾斜配点を実施します。）

平均点は令和６年の結果は以下の通りです。

	国語	数学	理科	社会	英語
平均点	11.2	12.3	11.3	12.9	14.8
合格者平均点	11.3	12.3	11.4	13.0	14.8

5割〜6割の平均点ですから、それほど簡単というわけではなさそうです。

選抜は受験生を得点順に並べて、上位から合格になります。
並べ方は以下の５つの方法から各高校が選びます。

調査書（90点満点）＋　学力検査（110点満点）
調査書×1.5（135点満点）＋　学力検査（110点満点）
調査書（90点満点）＋　学力検査×1.5（165点満点）
調査書×2（180点満点）＋　学力検査（110点満点）
調査書（90点満点）＋　学力検査×2（180点満点）

特色選抜

新しく取り入れられた選抜です。

その学校・学科で学びたいこと、将来の目標、その学科に関する活動の実績を評価します。

全ての高校で実施されるわけではなく、
実施する高校では定員の20％程度を上限に募集人数が決まります。
（音楽科と美術科では実施されません）

推薦選抜との併願はできません。

高校・学科ごとに出願資格が決められています。

○ 農業、工業、商業、水産、家庭、看護および福祉に関する学科
その高校・学科の特色ある教育内容に関連する明確な進路目標と強い学習意欲を有する者

○ 理数、体育、外国語、国際教養に関する学科、総合学科および
　コースを設置する普通科・特色ある教育課程を有する普通科
自然科学、人文・社会科学、スポーツなど特定の分野で優れた能力と顕著な実績を有する者
※ 「特定の分野」にはコースに関連する分野を含みます。

○ 地域に根差し、地域貢献を特色とする高等学校
その高校で学習する強い意欲と、地域社会に貢献する意志を有する者

選抜は調査書、自筆の志望理由書、と選抜試験で行われます。

選抜試験は高校ごとに
面接、基礎学力検査、プレゼンテーション、実技試験から１つを高校ごとに選んで実施されます。
実技検査の内容は、スポーツの種目実技、英語による問答、鉛筆による正確な描写、紙による立体構成のいずれかです。

推薦選抜との併願はできません。