夏休み 〜国語の勉強法・中学生編〜

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もうすぐ夏休みです。
夏休みに国語の成績を上げられるように、勉強したいと思っている人もいると思います。

では、何をすればいいのでしょうか?
特に中学3年生の皆さんには重大な問題でしょう。
国語が一番「何をしていいかわからない」という声が多いものです。

それでは、みていきたいと思います。

やるべきこと① 知識の確認

国語で得点が伸びない方の一つの傾向に
知識事項での失点があります。

漢字・文法・語句の意味・熟語・ことわざ・慣用句。ここは確実に得点しましょう。
とはいってもいっても一朝一夕にできるようにならない範囲でもあります。

夏休み中は毎日必ず取り組むようにしてください。
時間は短くてもいいです。
漢字は必ず漢字テストを実施しましょう。
これについては、毎日必ず満点をとってください。
そこまで練習することが大切です。

あなたの受験する学校は漢字の問題が何問、何点分出題されますか?
例えば、昨日記事を書いた愛知県公立高校入試。
第2問が知識事項で、合計3点です。
たった3点?と思うかもしれませんが、
愛知県公立高校入試は1科目22点満点です。
ということは22点中3点分ですから、1割以上!

その他の地域でも1割程度出題されることは多いと思います。
知識では確実に得点できるようにしましょう。

やるべきこと② 音読をする

声に出して文章を読むことはとても大切です。

読むものは模擬試験の問題、入試の過去問がいいと思います。
初めてでスラスラと読めますか?
どこで区切ればいいかわかりますか?

「にわにはにわにわとりがいる」
だとどう呼んでいいかわかりませんが、
「庭には二羽鶏がいる」
ならば(極端に言えば)
「にわ・には・にわ・にわとり・が・いる」
と読めます。

区切りをきちんと読めているということは
文章の意味がわかっているということでもあります。

これも毎日5分でいいのでやってみてください。

やるべきこと③ 自力で問題を解いてみる・復習をする

まず、問題を自分で解いてみましょう。
この時は何かを調べたりしてはいけません。

そして、答え合わせをした後で、解説を用意します。
(だから解説のある問題を解きましょう。できるだけ解説が詳しい方がいいと思います。)

そして、解説を読みながら問題を解いてみてください。
解説に「本文の何行目に〜と書いてある」とあったら、そこに線を引きます。
こうして問題を解いてみれば、
「ここを根拠にこうやって解く」ということがわかります。
そして、大切なところがどこなのか、
なぜそこが大切なのかもわかります。

問題を解く時の考え方を身につけることが一番大切です。
そのための学習をしましょう。

これを授業で教えてくれるのが塾(もちろん学校も)です。
したがって、集団指導の塾で国語のノートをただ写しているだけでは得点は伸びません。
先生がどのように考えているのか?
そして、それをどうすれば再現できるのかをテーマに授業を受けましょう。

個別指導塾なら自分の解き方が正しいのかどうか、
何を治せばいいのかを教えてもらうようにしましょう。

もし、段落ごとの要約、文章自体の要約もできれば最高です。
可能なら先生に添削してもらえたら効果が上がりますね。

③ 文章を書いてみる

もちろん、過去問の練習が一番です。

自分が受ける入試で作文が必要ならば、その過去問。
出願の時に必要な場合もあるでしょう。そうしたらその練習が一番です。

でも、そこまでこだわらなくてもいいと思います。
「明日やりたいこと」
「今日の反省」
「今日の晩御飯のメニュー」
などなんでも構いません。
(内容で迷わないものがいいと思います。)

そして、書くときに気をつけてほしいことは、しっかりとした文章を書くこと。
私が指導するときに口を酸っぱくしていうのは
「主語・述語がある文章を書きなさい。」
「省略はしない。指示語はできる限り避ける。」
という点です。

これがしっかりとできれば、文章自体がおかしくて減点になることはないと思います。
二段落構成(個人的にはおすすめです)やPREP法などあります。
これらは良い文章を書くためにとてもいい方法です。
しかし、その前に一つ一つの文をしっかりと書けることが大切です。

できれば、塾の先生などにみてもらえればいいですね。
テーマを出してもらうのもいいと思います。

秋になって文章を書く練習をするときに、
内容の練習に入れるよう、
文章を書くこと自体の練習を積んでおきましょう。

やってはいけないこと とりあえず本を読む

読書をすれば国語の成績が上がる。
なぜかよく言われます。

たくさん読書をしていたから国語の成績が良い生徒さんは存在します。
私がかつて担当した生徒さんで、本当に国語ができる生徒さんがいました。
その生徒さんは小さい頃から、今でも本が大好きです。
そして、明らかに読書量が読解力・語彙力につながっていました。
(漢字はそれほど得意ではありませんでしたが、夏休み以降頑張ってくれました。)

このような生徒さんがいるのは事実です。
でも、そうでない生徒さんもいます。

また、今から慌てて読書をした場合点数が上がるのか?
これはほとんどの場合「No」です。

やることがわからないから本を読んでおけばなんとかなるだろう、
というのはやめましょう。

国語の力は「漠然としたもの」ではありません。

まとめ

夏休みに国語の勉強をして、成績を上げたい方。

まずは知識の部分です。
ここは覚えれば確実に得点できる部分です。

そして、文章を書く練習。
これは秋以降さまざまな場面で作文をする、小論文を書くということの練習です。

そして、読解の練習。
これは「きちんとした型を身につける」ということです。

もちろん、塾などで指導を受けるのもとてもいいと思います。
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