千葉県公立高校 令和5年 数学より
千葉県公立高校入試問題 令和5年 数学より
大問1の(2)の問題です。
解説
指導していて感じることですが、①のように「式に表す」ということが苦手な生徒さんが一定数いるように感じます。
これができるようになるだけで壁を乗り越えて成績が上がるように思います。
条件を読み取り、それを立式するという練習をしてください。
では、考えてみましょう。
「縦の長さが横の長さの2倍より3cm長い長方形」です。
長方形とはなんでしょうか。
4つの角は全て直角(90度)で2つの横の辺は同じ長さ、2つの縦の辺は同じ長さという四角形です。
①は横の長さをxとします。縦の長さがどうなるか考えましょう。
「横の長さの2倍」は2xです。
「3cm長い」は+3でいいでしょう。
以上のことから、縦の長さは「2x+3」となります。
長方形の面積は「縦 × 横」です。
ということは長方形の面積は「x(2x+3)」という式で良さそうです。
もちろん、「2x2+3x」でも正解になります。
次に②です。長方形の面積が7㎠の時の横の長さを求めます。
横の長さをxとしていました。
ということは、①で出した式「x(2x+3)」が7になればいいということです。
x(2x+3)=7
という方程式を解けばいいわけです。
2x2+3x=7
2x2+3xー7=0
これは解の公式を使うしかなさそうです。
これが正解になります。
順番にしっかりと式を考えていけば解ける問題ですが、
最初は一つ一つ教わりながら考えていった方がいいかもしれません。
九十九里高校(に限りませんが)に確実に合格したいという方は
数学においてはまず大問1をしっかりと解くことから始めましょう。
我々と一緒に合格を目指して頑張りませんか?