【最新版】英検の合格率と難易度ランキング｜各級の特徴と勉強法

英語学習の目標として、また大学入試や就職活動でのアピールポイントとして、多くの方が挑戦する「英検」。

その人気は年々高まり、英語力を証明するためのスタンダードな資格として確固たる地位を築いています。

しかし、2024年度から問題形式が一部リニューアルされ、さらに2025年度には「準2級プラス」が新設されるなど、
最新の情報を把握して対策を立てることの重要性が増しています。

この記事では、各級の合格率の目安や難易度、そしてリニューアルに対応した効果的な勉強法まで、
英検合格のために知っておくべき情報を詳しく解説していきます。

そもそも英検とは？試験の概要と最新情報

実用英語技能検定、通称「英検」は、公益財団法人 日本英語検定協会が実施する、
国内で最も知名度の高い英語資格試験の一つです。
小学生から社会人まで幅広い年齢層が受験しており、年間の総志願者数は400万人を超えます。

英検の大きな特徴は、
英語の「読む（リーディング）」「聞く（リスニング）」「書く（ライティング）」「話す（スピーキング）」の
4技能をバランス良く測定する点にあります。

級は5級（中学初級程度）から始まり、4級、3級、準2級、
そして2025年度から新設された準2級プラス、2級、準1級、最難関の1級まで、合計8つのレベルに分かれています。

これにより、学習者は自分のレベルに合わせて目標を設定し、ステップアップしていくことが可能です。

3級以上では、一次試験（リーディング・リスニング・ライティング）の合格者が
二次試験（スピーキング）に進む形式となっています。

特に注目すべきは、近年の試験内容のリニューアルです。

2024年度からは、ライティングの問題数が従来の1題から2題に増加しました。
従来の「意見論述」に加え、3級・準2級では「Eメール問題」、2級・準1級・1級では「要約問題」が追加され、
より実践的なライティング能力が問われるようになっています。
この流れは新設の準2級プラスにも引き継がれており、最新の出題形式への対策が合格の鍵となります。

各級の合格率とCSEスコアの仕組み

英検の合格率については、2016年度以降、協会からの公式な発表はありません。

しかし、それ以前のデータや様々な情報を分析すると、おおよその目安を把握することは可能です。

一般的に、5級では約80%、4級では約70%と、基礎的な級では高い合格率を維持しています。
しかし、二次試験のスピーキングが加わる3級では約50%台に、準2級、2級と進むにつれて合格率は段階的に下がり、
最難関の1級では10%前後という非常に狭き門になります。
新設された準2級プラスは、この準2級と2級の間に位置するため、両者の中間程度の合格率になると予想されます。

また、現在の英検の合否は、単純な正答数の割合ではなく、「英検CSEスコア」という独自の指標で判定されます。
これは、国際的な言語能力の指標であるCEFR（ヨーロッパ言語共通参照枠）にも対応したユニバーサルなスコア尺度です。
各級で技能ごとに満点が設定されており、それらの合計スコアが合格基準点に達しているかどうかで合否が決まります。
つまり、特定の技能で点数が低くても、他の技能でカバーして合格基準をクリアすることも可能です。

この仕組みを理解し、自分の得意・不得意を分析して戦略的にスコアを伸ばしていくことが、合格への鍵となります。

級別の難易度ランキングと英語力の目安

英検の難易度は、級ごとに明確に設定されています。

5級・4級は中学初級から中級程度の入門レベルです。
3級は中学卒業程度のレベルで、ここから二次試験のスピーキングが導入され、本格的な英語力の証明となります。
準2級は高校中級程度で、教育や科学といった少し社会性のある話題も含まれるようになります。

そして2025年度から新設されたのが「準2級プラス」です。
これは、従来の準2級と2級の間に存在した大きな難易度の差を埋めるために導入されました。
レベルとしては高校上級程度とされ、準2級で扱う日常的な話題から一歩進んで、
環境問題やテクノロジーといった身近な社会問題について、自分の考えを述べられる英語力が求められます。
大学入学共通テストにも対応できる実力を養う上で、非常に重要なステップとなる級です。

2級は高校卒業程度のレベルとされ、

大学入試での優遇や就職活動で英語力をアピールできるレベルとして広く認知されています。
医療やテクノロジーなど、より専門的で社会的なテーマの長文が出題されます。

準1級は大学中級程度で、社会生活で求められる英語を十分に理解し、使用できるレベルです。
そして最難関の1級は、大学上級程度の実力が要求され、国内外の社会問題について深く理解し、
英語で情報発信や議論ができる、まさに英語のプロフェッショナルであることを証明する資格です。

合格を掴むための級別おすすめ勉強法

英検合格のためには、各級のレベルに合わせた対策が欠かせません。
全ての級に共通する基本は、語彙力の強化と過去問演習です。
特に過去問は、時間を計って本番同様に解くことで、出題形式への慣れと時間配分の感覚を養うことができます。

3級・準2級では、新形式のEメール問題の書き方をマスターすることが重要です。
新設された準2級プラスでは、準2級までの知識を土台に、
より社会的なテーマについて自分の意見を英語で論理的に表現する練習が不可欠になります。
要約問題も出題されるため、文章の要点を正確に掴む訓練も必要です。

2級以上を目指す方は、社会的なテーマに関する背景知識を深め、
自分の意見を説得力をもって述べる高度なライティング・スピーキング能力を磨く必要があります。

独学では難しいこれらの技能は、客観的なフィードバックをもらうことが上達への近道です。

独学をサポートする参考書・アプリの選び方

書店には数多くの英検対策本が並んでいますが、まずは自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切です。

特に単語帳は、CDや音声ダウンロードに対応しているものを選び、正しい発音と一緒に覚える習慣をつけましょう。
定番の「でる順パス単」シリーズ（旺文社）などは、多くの受験者に支持されています。
また、過去問題集は、解説が詳しいものを選ぶことで、間違えた問題の理解を深めることができます。

近年では、スマートフォンアプリも非常に有効な学習ツールです。
単語学習アプリの「mikan」や、旺文社の教材と連動したリスニングアプリ「英語の友」などを活用すれば、
通学時間などのスキマ時間を有効活用して学習を進めることができます。

自分の学習スタイルや目的に合わせて、これらの教材やアプリを組み合わせることで、
独学でも効率的に対策を進めることが可能になります。

英検対策に伸び悩んだら？Soleadoのオンライン完全個別指導という選択肢

「単語は覚えたのに長文が読めない」
「ライティングで何を書けばいいのか分からない」
「二次試験の面接が不安で、一人では練習できない」。

独学で英検対策を進めていると、このような壁にぶつかることが少なくありません。
もしあなたが今、学習の進め方に悩んでいるのであれば、私たちオンライン・完全個別指導塾Soleadoにご相談ください。
Soleadoでは、生徒一人ひとりの英語力や、準2級プラスといった新設級も含む目標の級、
そして得意・不得意分野を細かく分析し、合格までの最短ルートを示すオーダーメイドの学習カリキュラムを作成します。
完全個別指導なので、あなたの理解度に合わせて、講師が隣でじっくりと丁寧に指導します。

さらにSoleadoでは、よりハイレベルな英語力を目指す方のための特別な講座もご用意しています。
イギリス在住で、イギリス人のパートナーを持つ日本人のWinn先生が担当する講座では、
単なる試験対策に留まらない、「生きた英語」を学ぶことができます。

イギリスの生活の中で日々使われている自然な表現や、
本場のブリティッシュ・イングリッシュの発音・イントネーションを直接学ぶことで、
あなたのスピーキングやリスニング能力は飛躍的に向上するでしょう。

特に、準1級や1級で問われる社会性の高いテーマについても、
現地の視点に基づいた深い知識や考え方に触れることができ、
ライティングやスピーキングテストで他の受験者と差をつける大きな武器になります。

英検合格は、正しい戦略と継続的な努力によって必ず達成できます。
しかし、その道のりが険しいと感じたとき、専門家のサポートが大きな力となります。

Soleadoの講師陣と一緒に、計画的に学習を進め、自信を持って合格を勝ち取りませんか。
あなたの挑戦を、私たちは全力で応援します。