【中学受験注目校】西武台新座中〜生徒の「やりたい」を後押しする学校〜

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1 学校の概要
西武台新座中学校は、埼玉県新座市中野にキャンパスを構える、2012年開校の共学中高一貫校です。
アクセスは、東武東上線「柳瀬川駅」、JR武蔵野線「新座駅」、
西武池袋線「所沢駅」などからスクールバスが運行されており、通学の利便性も確保されています。
学校法人武陽学園によって運営され、その教育コンセプトとして「Act on the GLOBE」を掲げています。
このコンセプトのもと、「地球サイズのたくましい人間力」を育むことを最大の教育目標としています。
予測困難な現代社会を生き抜くために必要な、主体的に問題を解決する力や、グローバル化に対応する英語力、
そして豊かな人間性を6年間かけてじっくりと育成することを目指しています。
また、同校の教育の土台となっているのが「凡事徹底」という考え方です。
挨拶や時間厳守、清掃といった当たり前のことを徹底して行うことで、
人間としての基礎を固め、その上に高度な学びを積み上げていきます。
中学受験の保護者の方からは「校則が厳しい」という声を聞くこともありますが、
これは社会で必要とされる基本的な規律や礼儀を重視する「凡事徹底」の指導の表れと言えるでしょう。
厳しいだけの指導ではなく、生徒同士が互いの個性を認め合う温かい校風もあり、
生徒が安心して「やりたい」ことを見つけ、挑戦できる環境が整えられています。
2 入試情報
西武台新座中学校の入試は、多様な受験生の力を測るため、複数回の日程と多彩な入試形式が用意されています。
◆ 偏差値
西武台新座中学校の偏差値について、四谷大塚が公表している2025年入試向けの合格可能性80%偏差値では、
男子が43、女子が44となっています。
埼玉県内の共学校としては、堅実な学力を持ち、
さらに学校生活を通じて大きく成長したいと考える生徒にとって、魅力的な選択肢となる偏差値帯です。
◆ 倍率
2024年度入試の結果を見ると、同校が多くの受験生から注目を集めていることがわかります。
例えば、1月14日に行われた第1回入試(一般)の実質倍率は、
2科受験の男子が約3.2倍、女子が約1.95倍、4科受験の男子が約1.43倍、女子が約1.58倍となりました。
入試回によって倍率は変動しますが、2024年度入試の総計では、男子が約1.96倍、女子が約2.07倍と、
男女ともに約2倍のしっかりとした選抜が行われています。
受験を考えるご家庭は、過去の入試結果をよく分析し、どの回に出願するかを戦略的に検討する必要があります。
◆ 入試日程
2025年度の入試は、例年通り1月10日以降に複数回設定されています。
第1回、第2回といった一般入試のほか、特待生を選抜する入試や、
公立中高一貫校との併願も視野に入れた適性検査型の入試も実施されます。
試験科目は、一般入試において2科(国語・算数)または4科(国語・算数・理科・社会)の選択制を採用しています。
配点は国語と算数が各100点、理科と社会が各50点です。
受験生の得意分野や学習の進捗に合わせて、最適な入試方式を選択できる点が特徴です。
3 教育・施設
「地球サイズのたくましい人間力」を育むため、
西武台新座中学校では特色ある教育プログラムと、それを支える充実した施設環境が整えられています。
◆ 教育内容
西武台新座中学校では、生徒一人ひとりの進路希望と学習到達度に対応するため、
中学1年生の段階から2つのコース制を導入しています。
最難関国公立大学や私立大学医学部を目指す「特進選抜クラス」と、
難関国公立大学やGMARCHなどの難関私立大学を目指す「特進クラス」に分かれ、
それぞれの目標に最適化されたカリキュラムで学びます。
中高一貫のメリットを最大限に活かし、中学3年生からは高校の学習内容に入る先取り学習も無理なく行われています。
また、タイトルの「生徒の『やりたい』を後押しする」教育の象徴として、「言語活動」の授業が挙げられます。
これは中学全学年で週1時間設けられており、単なる知識のインプットにとどまらず、
自ら課題を見つけ、情報を収集・分析し、
プレゼンテーションやディスカッションを通じて表現する力を養う探究型学習です。
アクティブラーニングを積極的に導入し、生徒の主体性を引き出す授業が展開されています。
◆ 施設
生徒の学びと成長を支える施設も充実しています。
特に注目すべきは、近年リニューアルされた図書館です。
従来の静かに読書をする空間というイメージを一新し、床に人工芝スペースを設けたり、
壁一面にホワイトボードを設置したりするなど、
生徒がリラックスしながら自由に議論や共同学習ができる「ラーニング・コモンズ」としての機能が強化されています。
前述の「言語活動」の授業などでも活発に利用されています。
運動施設としては、2019年に完成した広大な人工芝グラウンドがあります。
天候に左右されにくく、安全に思い切り部活動や体育の授業に取り組むことができます。
さらに、中学生は月曜日から金曜日まで、栄養バランスの取れた温かい給食が食堂で提供される点も、
成長期の生徒を持つ保護者にとっては大きな安心材料となっています。
4 併願戦略
西武台新座中学校(四谷大塚偏差値43-44)を第一志望とする場合、
入試が本格化する1月校として、その前後にどのような学校を受験するか、綿密な併願戦略が合格の鍵を握ります。
◆ チャレンジ校
西武台新座中学校の合格可能性を高めつつ、さらに上位の学校に挑戦する場合、偏差値50前後の学校が視野に入ります。
埼玉県内であれば、大宮開成中学校(1回)、埼玉栄中学校(難関大・医学)、
城北埼玉中学校(1回)などが候補となるでしょう。
また、東京都内や千葉県に目を向ければ、
獨協埼玉中学校(1回)や順天中学校(2科)などもチャレンジの対象として考えられます。
◆ 同等校
同等の難易度で、校風や教育内容を比較検討する併願先としては、偏差値40台前半から中盤の学校が挙げられます。
埼玉県西部・北部では、星野学園中学校(進選)や城西大学付属川越中学校(特選)、
東部では春日部共栄中学校(1回)などが併願されるケースが多いです。
また、東京多摩地区の東京電機大学中学校(1回)や、女子であれば十文字中学校(スーパー)なども、
通学圏によっては有力な選択肢となります。
◆ 安全校
1月入試で確実に合格を確保し、安心して西武台新座中学校の入試に臨むための「安全校」としては、
偏差値40前後の学校が考えられます。
同じ埼玉県内の聖望学園中学校(1回)、狭山ヶ丘高等学校付属中学校(1回)、
浦和実業学園中学校(1回)などが挙げられます。
また、東京都内の武蔵野大学中学校(1回)なども、1月上旬に入試が設定されているため併願しやすい学校です。
5 進学実績
西武台新座中学校の教育成果は、大学進学実績にも着実に表れています。
中高一貫生が卒業した2024年度入試(中高一貫コースの実績)では、
国公立大学に2名(埼玉大学など)の合格者を輩出しました。
私立大学においても目覚ましい成果を上げており、
早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)に2名、
GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)には21名が合格しています。
さらに、成成明学獨國武グループに11名、日東駒専に11名、
四工大(芝浦工業大学、東京都市大学、東京電機大学、工学院大学)に17名と、
難関大学から中堅大学まで幅広く合格実績を伸ばしています。
これは、「特進選抜」「特進」の2コース制による手厚い指導と、
生徒の「やりたい」という意欲を6年間かけて伸ばし続けた結果と言えるでしょう。
6 まとめ
西武台新座中学校は、「地球サイズのたくましい人間力」という壮大な目標を掲げつつも、
「凡事徹底」という確かな土台作りを大切にする学校です。
「特進選抜」「特進」のコース制や「言語活動」といった探究学習、
そして人工芝のグラウンドや快適な図書館といった充実した施設が、
生徒一人ひとりの「やりたい」という気持ちを力強く後押ししています。
規律と主体性のバランスが取れた環境で、中高一貫の6年間を通じて大きく成長したいと願うお子様にとって、
非常に魅力的な学校ではないでしょうか。
中学受験は、お子様一人ひとりの特性に合わせた志望校選びと、そこへ向けた的確な学習計画が何よりも重要です。
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