【中学受験注目校】藤嶺学園藤沢中学校〜男子をしっかりと見守り育てる〜

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1 学校の概要

藤嶺学園藤沢中学校・高等学校は、神奈川県藤沢市に位置する男子校で、
その前身は鎌倉時代に一遍上人が開いた時宗総本山遊行寺の僧侶養成機関「時宗宗学林」に遡る、
100年以上の歴史を持つ伝統校です。

中学校は2001年に開校し、中高一貫教育を実践しています。

建学の精神として「質実剛健」「勇猛精進」を掲げ、心身ともにたくましい男子の育成を目指しています。
仏教主義に基づいた教育が特色の一つであり、遊行寺に隣接した恵まれた環境の中で、
日本人としての品格や礼儀、アイデンティティーを大切にする教育が行われています。

生徒数は中学・高校合わせて約785名(2025年度時点のデータ)と、比較的小規模なため、
教員一人あたりの生徒数が少なく、生徒一人ひとりに目が行き届くきめ細やかな指導が実現しています。

所在地は神奈川県藤沢市西富で、JR東海道線・小田急江ノ島線・江ノ島電鉄線「藤沢駅」から徒歩約15分、
小田急江ノ島線「藤沢本町駅」から徒歩約15分と、通学にも便利です。


2 入試情報

◆ 偏差値

四谷大塚の偏差値(2025年度)では、藤嶺学園藤沢中学校は38前後となっています。
これは2月1日の2科・4科入試などの偏差値であり、他の日程でも同様の難易度で推移していると考えられます。
受験生にとっては、適度なチャレンジ校として位置づけられることが多いでしょう。

◆ 倍率

藤嶺学園藤沢中学校の具体的な倍率は、年度や入試回によって変動しますが、
近年の傾向として、複数回にわたる入試を実施することで、多様な受験生に門戸を開いています。

◆ 入試日程

2026年度の入試は、複数回実施される予定です。主な入試日程と試験科目は以下の通りです。

入試日程試験日募集人数試験科目
2科・4科入試2/1(午前)20名国語・算数・理科・社会(2科選択可)
2科入試① (特別奨学生入試)2/1(午後)50名国語・算数
2科入試②2/2(午後)20名国語・算数
得意2科目選択型入試A2/3(午後)10名2科目選択(国・算/国・社/国・理/算・社/算・理)
得意2科目選択型入試B2/5(午前)5名2科目選択(国・算/国・社/国・理/算・社/算・理)
帰国生入試12月(午前)若干名国語・算数

このように、2月1日から5日にかけて多様な日程・科目で実施されており、
特に午後入試得意科目選択型入試があるため、他校との併願が組みやすいのが特徴です。

入試科目も2科または4科を選択でき、受験生の得意分野に合わせて挑戦しやすい配慮がされています。


3 教育・施設

◆ 教育内容

藤嶺学園藤沢中学校の教育は、単に学力向上を目指すだけでなく、
伝統文化や仏教の教えを通じて豊かな人間性を育むことに重きを置いています。

特に特徴的なのが、茶道と剣道が中1から高2までの5年間必修であることです。
これにより、礼儀作法や集中力、そして「打たれ強い心」を養います。
また、前身が僧侶養成機関であったことから、授業の一環として「修養」がカリキュラムに組み込まれており、
中学3年では坐禅などの体験も行われます。

学習面では、全員が大学進学を目指す進学校として、確かな学力を身につけるための指導に力が入れられています。

加えて、グローバル教育にも注力しており、日本人としてのアイデンティティーを確立した上で、
国際社会で活躍できるリーダーの育成を目指します。

高校では探究プログラムが導入され、茶道・遊行寺での写経や僧侶の講話、
そして生徒自身が課題を見つけ解決策を導く探究プロセスの体験が柱となっています。

◆ 施設

広大な敷地には、学習や部活動、文化活動に充実した施設が整っています。

特筆すべきは、2015年に改修された人工芝の総合グラウンドと野球場で、
天候に左右されにくく、男子生徒がのびのびとスポーツに打ち込める環境です。

また、日本の伝統文化を学ぶための茶室や陶芸室が完備されており、
必修科目である茶道や、文化部の活動などに活用されています。

そのほか、講堂兼体育館や学生会館(学生食堂、研修室、宿泊施設を完備)などもリニューアルされ、
快適な学校生活を送ることができます。

学校全体で、男子生徒が持てる力を最大限に発揮し、心身ともに成長できるような環境づくりが意識されています。


4 併願戦略

◆ チャレンジ校

藤嶺学園藤沢中学校を第一志望とする生徒が、さらに上を目指して挑戦する併願校としては、
サレジオ学院中学校や鎌倉学園中学校などが考えられます。

これらは、藤嶺学園藤沢中学校よりも偏差値帯が一つ上の難関校であり、
特にサレジオ学院は男子校として共通の校風を好む受験生にとって魅力的です。

◆ 同等校

偏差値や地理的な条件が近く、併願校として検討されることが多いのは、
山手学院中学校(共学校)や横浜中学校(男子校)などです。

特に横浜中学校は同じく男子校であり、
藤嶺学園藤沢中学校の持つ「男子を育てる」という教育方針に共感するご家庭にとって、有力な併願候補となるでしょう。

◆ 安全校

合格の可能性を高めるために併願先として考えられる学校としては、
湘南工科大学附属中学校(共学校)や柏木学園高等学校中等部(共学校)などがあります。

これらの学校は、藤嶺学園藤沢中学校と入試日程が異なっていたり、
偏差値がわずかに下回る水準で推移していたりするため、安心して受験できる選択肢となります。

併願戦略を練る際は、日程の重複がないか、
また、お子様の得意・不得意科目を踏まえてどの入試方式で受験するかを慎重に検討することが重要です。


5 進学実績

藤嶺学園藤沢高等学校の卒業生は、例年、多様な分野の大学へ進学しており、着実に実績を伸ばしています。

2025年度入試(2025年6月4日現在)の主な合格実績を見ると、
国公立大学へは、横浜国立大学、横浜市立大学、山形大学、都留文科大学、京都府立大学などへ合格者を出しています。

また、難関私立大学群である早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)や、
GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)への合格者も輩出しています。

2025年度実績では、慶應義塾大学1名、中央大学6名、青山学院大学5名、法政大学9名、明治大学2名など、
着実な実績が見られます。

特に、中高一貫生が占める割合が高まるにつれて、より難易度の高い大学への合格実績も増加傾向にあります。

大学進学を前提とした教育指導が行われており、生徒の進路希望に応じた丁寧なサポートが行われています。


6 まとめ

藤嶺学園藤沢中学校は、100年以上の歴史に培われた伝統と、仏教の教えに基づく「質実剛健」の精神で、
これからの時代を生き抜くたくましい男子を育てる学校です。

茶道・剣道の必修化や「修養」の授業など、独自の教育プログラムを通じて、
礼儀作法や日本人としてのアイデンティティーを確立し、単なる学力だけでなく、豊かな人間性と探究心を養います。

複数回の入試日程や得意科目選択型入試があるため、中学受験への挑戦の幅が広いことも魅力の一つです。
もし、お子様が心身ともに健やかに成長し、
将来グローバルな視野を持って活躍できる人物になってほしいと願うのであれば、
藤嶺学園藤沢中学校は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

中学受験は、お子様にとって大きな挑戦であり、正しい学習習慣と戦略的な準備が成功の鍵を握ります。

オンライン・完全個別指導塾Soleadoでは、お子様一人ひとりの学習状況や目標、
そして藤嶺学園藤沢中学校のような志望校の入試傾向に合わせて、最適な学習プランを提案し、合格へと導きます。

受験勉強についてお悩みでしたら、ぜひ一度、Soleadoにご相談ください。
私たちと一緒に、合格に向けて一歩を踏み出しましょう。


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