【中学受験注目校】茨城中学校〜学生らしく頑張る生徒たち〜

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茨城県水戸市に位置する茨城中学校は、中学受験において常に注目を集める、県内有数の私立中高一貫校です。
1927年の創立以来、長い歴史と伝統を誇り、水戸藩校弘道館の流れを汲む学術の精神を受け継いでいます。
今回は、この茨城中学校の魅力と入試情報について、詳しくご紹介します。
1 学校の概要
茨城中学校は、茨城県水戸市八幡町にキャンパスを構える共学の私立中高一貫校です。
創立者である飯村丈三郎先生によって昭和2年に設立されて以来、
確固たる教育理念のもとで多くの人材を育成してきました。
建学の精神は「報恩感謝」です。これは、他者や社会への感謝の心を礎とし、豊かな人間性と確かな教養を兼ね備え、
社会に貢献できる人物の育成を目指すという、同校の教育の原点となっています。
また、「真理と正義を愛する」「強健な身体と不屈の精神を養う」「協同友愛の念を厚くする」
という三つの校訓が掲げられており、知・徳・体のバランスの取れた全人教育を実践しています。
校風は、伝統校らしい落ち着きと、生徒の自主性を重んじる自由な雰囲気が調和しており、
生徒たちは「学生らしく頑張る」という言葉が似合う、真摯で前向きな学校生活を送っています。
中高一貫の6年間を通じて、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育環境が整えられています。
2 入試情報
茨城中学校への入学を目指すにあたり、入試の概要を把握しておくことは不可欠です。
複数の入試方式が設定されており、受験生は自身の強みを活かせる方式を選択することができます。
◆ 偏差値
茨城中学校の難易度ですが、四谷大塚のデータなどによれば、
茨城県内の私立中学校の中で上位グループに位置づけられています。
合格の可能性を測る指標として、合格可能性50%の目安となる偏差値は50台前半、
合格可能性80%の目安としては50台半ばがひとつの水準となるでしょう。
ただし、これはあくまで4教科型入試の一つの目安です。
後述する適性検査型入試など、入試方式によって求められる能力や難易度は異なりますので、
過去問対策などを通じて、志望する方式の傾向を掴むことが重要です。
◆ 倍率
茨城中学校では、A方式(4科型)とB方式(適性検査型)の二つの主要な入試方式を採用しており、
受験生は自身の得意分野を活かして挑戦できます。
学校側から過去の入試倍率について詳細なデータは公表されていませんが、
県内有数の伝統と進学実績を誇る進学校であること、そして複数の入試機会があることから、
毎年多くの受験生が志願する人気校の一つであることは間違いありません。
特に、茨城県立中高一貫校との併願が可能なB方式(適性検査型)は、
多くの受験生の注目を集める傾向にあると考えられます。
◆ 入試日程
ここでは、令和8年度(2026年度)入試の主な日程と試験内容について紹介します。
茨城中学校の入試は、
大きく「第1回入学試験」(12月実施)と「第2回入学試験」(1月実施)の2回の機会が設けられています。
第1回入学試験は、A方式(学力型)が令和7年12月6日(土)に、
B方式(適性型)が令和7年12月7日(日)に実施される予定です。
第2回入学試験は、A方式・B方式ともに令和8年1月25日(日)に実施される予定です。
試験科目と配点については、
A方式(学力型)が4教科で、国語・算数(60分・150点)、社会・理科(40分・100点)の合計500点満点です。
B方式(適性型)は、適性検査Ⅰ(45分・100点)と適性検査Ⅱ(45分・100点)の合計200点満点です。
B方式では面接も実施されます。
詳細な出願期間や手続きについては、必ず学校公式サイトの最新の募集要項を確認してください。
3 教育・施設
茨城中学校の魅力は、その充実した教育内容と、生徒たちの学びを支える素晴らしい施設環境にあります。
◆ 教育内容
茨城中学校では、6年間の中高一貫教育のメリットを最大限に活かし、
生徒の知的好奇心を引き出す多様なプログラムが展開されています。
特に力を入れているのがICT教育です。
生徒一人ひとりが個人端末(Chromebook)を所有し、授業内外のあらゆる場面で活用しています。
これにより、情報の収集・分析・発信能力を養うだけでなく、
オンライン英会話や探究活動の発表など、学びの幅を大きく広げています。
また、自ら問いを立て、解決策を探る「探究学習」にも注力しており、論理的思考力や表現力を育んでいます。
高等学校には医学部進学を目指す「医学コース」も設置されており、
中高一貫校として早期から将来の目標を見据えた学習に取り組むことが可能です。
◆ 施設
生徒たちの学校生活を豊かに彩る、充実した施設も茨城中学校の大きな特徴です。
特に目を引くのは、水戸藩校弘道館から引き継いだ貴重な漢書を含む、約6万冊の蔵書を誇る図書館です。
静かで落ち着いた環境で、自習や読書に没頭することができます。
運動施設も極めて充実しており、天候を問わずに利用できる屋内温水プールをはじめ、
広大な3つのグラウンド、アリーナ(体育館)、テニスコート、武道場(柔道場・剣道場・弓道場)、
トレーニングルームなどが完備されています。
さらに、高度な実験に対応可能な理科実験棟(生物室・物理室・化学室)や、約300人を収容可能な情報視聴覚室、
集中して学習に取り組める自習室など、生徒の知的好奇心と探究心を刺激する環境が整っています。
4 併願戦略
茨城中学校を第一志望とする場合、あるいは併願校として考える場合、どのような戦略を立てるべきでしょうか。
茨城県内や近隣県の受験パターンを考慮した併願校の例をご紹介します。
◆ チャレンジ校
茨城中学校を第一志望とする受験生が、さらに高い目標として挑戦する学校としては、
茨城県内の最難関私立である茗溪学園中学校や江戸川学園取手中学校が挙げられます。
これらの学校は、偏差値的にも一段上に位置づけられることが多く、
高いレベルでの学力競争を望む場合の選択肢となります。
また、都内へのアクセスを考慮し、
渋谷教育学園幕張中学校(千葉県)といった首都圏の難関校に挑戦するケースも考えられます。
◆ 同等校
茨城中学校と偏差値や教育内容、校風が比較的近く、併願先として検討されることが多い学校としては、
同じ茨城県内の私立中高一貫校が中心となります。
例えば、土浦日本大学中等教育学校や常総学院中学校などが挙げられます。
これらの学校は、それぞれ独自の教育特色(探究学習やグローバル教育など)を持っており、
茨城中学校の入試日程(特に12月の第1回入試)との組み合わせで受験しやすい点も魅力です。
◆ 安全校
茨城中学校の合格を確保しつつ、万が一に備えて合格を押さえておきたい学校としては、
茨城県内の茨城キリスト教学園中学校や智学館中等教育学校などが考えられます。
また、入試日程が早い段階で設定されている学校や、複数回受験が可能な学校を選ぶことも一般的です。
B方式(適性検査型)で受験する場合は、
茨城県立中高一貫校(水戸第一高等学校附属中学校、並木中等教育学校など)を第一志望とし、
茨城中学校を併願先として受験するパターンも非常に多く見られます。
5 進学実績
茨城中学校・高等学校の6年一貫教育の成果は、その卓越した大学進学実績に明確に表れています。
生徒たちは日々の学習や部活動、探究活動を通じて培った力を発揮し、難関大学への合格を掴み取っています。
2024年度の大学入試(令和6年春)では、東京大学に1名、京都大学に1名の合格者を輩出しました。
国公立大学全体では、東北大学(4名)、筑波大学(2名)、北海道大学(2名)、千葉大学(4名)といった
旧帝大や難関大学を含む、合計82名が合格しています。
また、国公立大学の医学部医学科にも1名の合格者を出すなど、理系分野でも高い実績を誇ります。
私立大学においても輝かしい成果を残しており、
早慶上理(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学)には、
早稲田大学(6名)、慶應義塾大学(7名)、上智大学(11名)、東京理科大学(8名)と、
合計32名の合格者を出しています。
さらに、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)にも、
明治大学(19名)、立教大学(20名)、法政大学(21名)など、合計94名の合格者を輩出しており、
生徒一人ひとりが自らの希望する進路を実現していることがうかがえます。
6 まとめ
茨城中学校は、「報恩感謝」の建学の精神のもと、
充実した施設環境と先進的な教育プログラム(ICT教育や探究学習)を通じて、
知・徳・体のバランスが取れた生徒を育む、茨城県屈指の私立中高一貫校です。
4科型と適性検査型という多様な入試方式は、多くの受験生に門戸を開いています。
そして、その教育の成果は、東京大学や京都大学をはじめとする難関国公立大学や、
早慶上理、GMARCHといった難関私立大学への高い進学実績として結実しています。
このような魅力的な茨城中学校への合格を勝ち取るためには、
基礎学力の徹底はもちろん、志望する入試方式に合わせた専門的な対策が不可欠です。
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