【中学受験注目校】自修館中等教育学校〜生徒を手厚く支援する学校〜

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1 学校の概要
神奈川県伊勢原市に位置する自修館中等教育学校は、1999年に開校した私立の共学中等教育学校です。
中高一貫の6年間を通じて生徒を育てるため、中学・高校の区別なくダイナミックな教育活動を展開しています。
教育目標として「自主・自律の精神に富み、自学・自修・実践できる『生きる力』を育成し、
21世紀が求める人間性豊かでグローバルな人材を創出する」を掲げています。
この理念に基づき、「こころが育つ進学校」を目指し、学力向上だけでなく、生徒一人ひとりの個性を尊重し、
心も成長させる人間教育に力を入れています。
特に「探究」と「EQ(こころの知能指数)」教育を重視しており、生徒が自ら学び、
他者と協働する力を養う校風が特徴です。
アクセスは、小田急線「愛甲石田駅」から徒歩約15分、またはスクールバス約5分で、
JR東海道線「平塚駅」からもスクールバスが利用できます。
生徒数は、中学(前期課程)と高校(後期課程)合わせて約660名(2023年度時点)で、
男女共学の環境の中で、多様な個性を持つ生徒たちが学んでいます。
2 入試情報
◆ 偏差値
自修館中等教育学校の四谷大塚の合格可能性80%偏差値(2025年入試)は、男子42、女子43程度とされています。
1月入試や適性検査型入試など、多様な入試方式があるため、受験生は自身の得意分野に合わせて選択することができます。
◆ 倍率
過去数年間の具体的な倍率は、年度や入試回によって変動していますが、
多くの回で2倍前後の競争率となることが多いようです。
例えば、2024年度の一般入試のA日程(2科・4科)では、志願者数に対し合格者数が比較的多く、
実質倍率は2倍を大きく下回る回もありました。
一方で、適性検査型の入試や、後半の日程になるほど倍率が上昇する傾向も見られますので、
募集要項や学校説明会で最新の情報を確認することが重要です。
◆ 入試日程
2025年度の入試日程については、多様な日程と試験科目が用意されています。
- A日程(一般入試): 2月1日午前。募集人数が最も多く、2科または4科の選択が可能です。
- 探究I・II(適性検査型): 2月1日午前(A日程と同日)。適性検査型の入試で、思考力や表現力を問う問題が出題されます。
- C日程(一般入試): 2月3日午後。2科での受験となり、午後入試として設定されています。
- D日程(一般入試): 2月5日午前。2科または4科の選択が可能です。
- この他にも、12月には帰国生入試が実施され、また、複数回受験者への優遇制度が設けられる場合もあります。
各入試の日程、試験時間、科目、配点などの詳細は、必ず学校の募集要項で確認してください。
特に探究型の入試は、同校の教育の特色を反映したものであり、適性検査対策が別途必要となります。
3 教育・施設
◆ 教育内容
自修館の教育で最も特徴的なのは、6年間をかけて行う独自の「探究」活動と「EQ」教育です。
探究活動は、生徒が自らテーマを設定し、調べ、まとめ、発表する力を養うもので、
1年生から4年生の4年間で約20,000字の探究修論を完成させることを目標としています。
学年を越えた少人数のゼミに所属し、フィールドワークやディスカッションを通じて、深く学ぶ力を身につけます。
また、「EQ(Emotional Intelligence Quotient:こころの知能指数)」理論に基づいた
オリジナルの授業「セルフ・サイエンス」を前期課程で実施しています。
これは、自分の心や行動の特性を科学的に解析し、
他者とのコミュニケーション能力や感情をコントロールする力を育むもので、
生徒の精神的な成長をきめ細かくサポートします。
英語教育も充実しており、標準時間よりも多くの授業時間が設定され、
ネイティブ教員による授業も交えながら、実践的なコミュニケーション能力を養成します。
さらに、全国的にも珍しい4学期制を導入しており、きめ細やかな学習計画と進捗管理を実現しています。
◆ 施設
自修館のキャンパスは、向上高等学校と同じ敷地内にありますが、活動は中等教育学校として独立しています。
学習環境は非常に充実しており、生徒の好奇心とコミュニケーションを育むための工夫が随所に見られます。
- 図書館(com+com)
「静粛に」という従来のイメージとは異なり、生徒同士が交流しやすいアットホームな雰囲気が特徴で、
探究活動に必要なマニアックな専門書も充実しています。 - グローバルラウンジ
ネイティブ教員が常駐し、英会話やボードゲームを通して、気軽に異文化に触れられる空間です。 - カフェテリア・レストラン(アミークス)
向上高校と共用で、木調インテリアを基調とした明るく温かみのある空間で食事を楽しむことができます。 - フーコーの振り子
正面玄関のらせん階段近くに設置されており、
「自分で発見・体験・学習する」という学校の理念を象徴する設備で、地球の自転を目で見て実感できます。 - その他
教室は大きな窓があり開放的で、各フロアの広々とした廊下にはベンチや机が設置され、
生徒と教員の交流の場となっています。
また、体育館、武道場、グラウンド、プール、フィットネスルームなども完備されています。
4 併願戦略
自修館中等教育学校を志望する場合、多様な入試方式と日程を活かし、
適切な併願戦略を立てることが合格への鍵となります。
同校は探究や適性検査型の入試も実施しているため、
受験生の得意な科目や思考力・表現力のレベルに合わせて併願校を選ぶのが賢明です。
◆ チャレンジ校
自修館を第一志望としつつ、より高いレベルに挑戦したいと考える場合、
神奈川大学附属中学校や山手学院中学校、あるいは東京都市大学等々力中学校(特に特選・特進コース)などが
チャレンジ校の候補となります。
これらの学校は、自修館よりも偏差値帯がやや高く、教育内容や進学実績にも定評があります。
2月1日午後の入試や2日以降の日程を利用して、実力を試すことができます。
◆ 同等校
偏差値帯や校風が近く、併願校としてよく検討される学校としては、
相模女子大学中学部や日本大学藤沢中学校などが挙げられます。
これらの学校も中高一貫教育で、地域が比較的近いことや、入試日程がずれていることから、
受験しやすい組み合わせとなります。校風や教育理念を比較し、お子様に合った学校を選ぶことが大切です。
◆ 安全校
確実に合格を手にし、精神的な余裕を持って本命校に臨むための安全校としては、
聖セシリア女子中学校(女子の場合)や横浜富士見丘学園中等教育学校などが考えられます。
これらの学校は自修館よりもやや偏差値が下回る日程や入試形態を選ぶことで、合格の可能性を高めることができます。
特に自修館の1月入試や適性検査型入試に挑戦する場合、
2月上旬の一般入試で2科受験が可能な学校を安全校として確保しておくと安心です。
5 進学実績
自修館中等教育学校は「こころが育つ進学校」を掲げ、着実に大学合格実績を伸ばしています。
卒業生は国公立大学から難関私立大学まで、幅広い分野に進学しています。
- 国公立大学: 例年、東京都立大学や横浜市立大学などの公立大学、
信州大学や滋賀大学などの地方国公立大学に合格者を出しています。 - 早慶上理: 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などの最難関私立大学にも、
毎年複数の合格者を輩出しています。特に東京理科大学は安定した合格実績が見られます。 - GMARCH: 明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学などの人気私立大学群には、
毎年多数の合格者を出し、生徒の主な進学先となっています。
特に青山学院大学、中央大学、法政大学などへの合格実績は堅調です。 - その他私立大学: 上記の大学群以外にも、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった大衆的な私立大学や、
芝浦工業大学、東京都市大学などの理系大学にも多くの合格者を出しています。
自修館の探究学習やきめ細やかな進路指導が、生徒一人ひとりの目標実現をサポートしていることが、
これらの多様な進学実績に繋がっていると言えるでしょう。
6 まとめ
自修館中等教育学校は、独自の「探究」教育と「EQ」教育を通じて、生徒の知性とこころの両面を育む、
非常にユニークな学校です。
手厚い個別サポートと多様な学習プログラムにより、生徒は自分自身の興味関心に基づいて深く学び、
将来社会で活躍するための「生きる力」を養うことができます。
特に、主体的に考え、協働し、表現する力を身につけたいと考えているお子様にとっては、理想的な教育環境と言えます。
しかし、個性的な教育内容を持つ学校であるからこそ、
お子様がその校風や学習スタイルに合っているかを見極めることが重要です。
オンライン・完全個別指導塾Soleadoでは、自修館中等教育学校のような特色ある学校の入試傾向を徹底的に分析し、
生徒一人ひとりの個性と学力に応じたオーダーメイドの学習プランをご提案します。
特に、思考力・表現力が問われる探究型入試への対策や、
苦手分野を克服するための完全個別指導は、Soleadoの最も得意とするところです。
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