【中学受験注目校】聖ヨゼフ学園中〜のびのび・規律正しく過ごせる学校〜

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1 学校の概要
神奈川県横浜市鶴見区に所在する聖ヨゼフ学園中学校・高等学校は、カトリック精神に基づいた教育を行う私立の中高一貫校です。
1957年に中学校が開校し、長らく女子校として歴史を重ねてきましたが、2020年度より男女共学化し、新たな一歩を踏み出しました。
創立以来、「信・望・愛」を校訓とし、「よく学び努力する人、知恵のある人」
「いのちを喜び、感謝と奉仕の心を持って生きる人」の育成を教育目標に掲げています。
この学校の特色は、一人ひとりの個性や才能、すなわち「タレント」を大切に育む全人教育にあります。
校則は比較的厳しいと評されることもありますが、これはカトリック校としての規範を重んじる姿勢の表れであり、
むしろ生徒が安心して学校生活を送り、自立心を育むための土台となっていると言えるでしょう。
生徒数は、中学・高校合わせても一学年約60〜70名という少人数のコミュニティであるため、
教員と生徒、生徒同士の距離が非常に近く、きめ細やかな指導と温かい雰囲気の中で6年間を過ごすことができます。
白百合学園の関係校として合同の交流行事があるほか、近年では上智大学との高大連携協定を締結するなど、大学との連携も強化されています。
2 入試情報
◆ 偏差値
四谷大塚のデータによると、聖ヨゼフ学園中学校の偏差値は男子が40〜44、女子が40〜44となっています。
共学化が進んだ近年、人気も高まっており、入試回や入試形式によって偏差値は変動する可能性がありますので、最新の情報は必ずご確認ください。
◆ 倍率
過去数年間の正確な入試日程ごとの倍率の公的なデータは公開されていませんが、
共学化により受験者数は増加傾向にあり、特に2月1日の「2科・4科選択入試」や、得意科目を活かせる「適性検査型入試」など、
入試方式によって競争率は変わってきます。
複数の入試日程でチャンスが設けられているため、ご子息・ご令嬢の得意なパターンを見極めることが大切です。
◆ 入試日程
2025年度入試について、詳細な日程と試験科目、配点などが予定されています。
例えば、2月1日には2科または4科を選択する入試が、2月2日には適性検査型入試、2月4日には2科入試が実施されるなど、
多様な受験機会が設けられています。
試験科目は、国語・算数・理科・社会の一般的な4科目または2科目が中心ですが、適性検査型入試では思考力や表現力を問う問題が出題されます。
各入試方式の試験科目や配点については、募集要項で確認し、戦略的に対策を進める必要があります。
3 教育・施設
◆ 教育内容
聖ヨゼフ学園の教育の大きな特色は、国際バカロレア中等教育プログラム(MYP)の候補校として、探究的な学びを実践している点にあります。
単に知識を詰め込むのではなく、教科内容と実社会との関連性を意識し、生徒自身が主体的に探究し、概念的な理解を深めることを重視しています。
特に、人格形成とコミュニケーション能力を重視する観点から、創立当初より英語・国語の言語教育に注力しており、
英語の授業はネイティブ教員による英会話も含め、少人数で行われています。
また、週に1時間の「宗教」の授業を通じて、キリスト教的価値観や生命の尊さ、感謝と奉仕の心を学び、全人教育を実践しています。
高校では、総合進学コース、インクワイアリーベースト・ラーニングコース(ILコース)、
アドバンスト・イングリッシュコース(AEコース)に分かれ、多様な進路希望に対応したカリキュラムが用意されており、
特にILコースでは、より主体的な探究学習を存分に行うことができます。
◆ 施設
学園の施設は、カトリック校らしい木の温もりを感じさせる校舎と、充実した設備が特徴です。
授業でデジタル教科書やインターネットを活用できるように、各教室には移動式の大型テレビが完備されています。
理科実験室や生物室は、少人数でのきめ細やかな実験・観察に対応できる設備が整っており、生徒一人ひとりが手を動かす学びを実践しています。
学園の自慢は、吹き抜けのアトリウム(中庭)で、壮観なモザイク壁画が心の潤いを与えてくれます。
その他、800名を収容できる勝野講堂や、いつでもお祈りができる聖堂、そして天窓つきの明るい図書館など、
生徒の学習と心の成長を支える環境が整っています。
4 併願戦略
◆ チャレンジ校
聖ヨゼフ学園中学校を第一志望とする場合、チャレンジ校としては、同じカトリック系の学校や、少人数教育に力を入れている共学校、
あるいは横浜市内や近隣エリアで偏差値帯が一段階上の学校が候補となります。
具体的には、サレジアン国際学園中学校(適性検査型入試を実施)、山手学院中学校、鎌倉女学院中学校(女子の場合)などが考えられます。
受験日程を考慮し、最も適した学校を選びましょう。
◆ 同等校
偏差値や校風が近く、併願校として検討されることが多い学校としては、
同じ神奈川県内の共学校である横浜中学校や、日本大学中学校などが挙げられます。
ミッションスクールという特色を重視する場合は、捜真女学校中学部(女子校)や聖セシリア女子中学校(女子校)なども選択肢に入ってきます。
入試問題の傾向や、学校の雰囲気、自宅からの通学時間を総合的に比較検討し、納得のいく併願校を選定してください。
◆ 安全校
確実に合格を手にし、精神的な安定を図るための安全校としては、偏差値で一段階下の学校を検討します。
例えば、横浜創学館中学校や、鶴見大学附属中学校などが候補となるでしょう。
安全校を選ぶ際も、単に偏差値だけで決めるのではなく、教育方針や立地、そして入学後の可能性を考慮することが大切です。
複数回入試を実施している学校を選び、前半の日程で合格を確保しておくことが、後半の入試を落ち着いて迎えるための重要な戦略となります。
5 進学実績
聖ヨゼフ学園中学校・高等学校は、少人数の生徒に対し、きめ細やかな進路指導を行っています。
その結果、近年は四年制大学への現役進学率が9割を超え、着実に実績を伸ばしています。
2025年3月卒業生(47名)の主な進学実績(現役・既卒含む)を見ると、
上智大学に5名、慶應義塾大学に3名、医療系大学に11名、国際総合系学部(上智大総合グローバル学部など)に11名、
情報系学部(慶應義塾大環境情報学部など)に8名の合格者を出しています。
特に、カトリック校として上智大学へのカトリック推薦の道があることや、
白百合学園の関係校として白百合女子大学への姉妹校推薦(人数枠なし)の制度があることも大きな特徴です。
また、医療系や国際系、情報系といった時代のニーズに合った分野に進学する生徒が多いことも注目すべき点です。
一般入試で国公立大学や難関私立大学に挑戦する生徒も増えており、文武両道を実践しながら、個々の目標に合わせた多様な進路を実現しています。
6 まとめ
聖ヨゼフ学園中学校は、「信・望・愛」の精神のもと、規律正しく、それでいて個性を尊重する温かい教育環境が魅力の学校です。
共学化と国際バカロレア教育の導入により、グローバル社会で活躍できる人材育成に力を注いでいます。
規律を重んじる校風は、生徒が精神的な安心感の中で、のびのびと自己成長を遂げるための揺るぎない土台となるでしょう。
このような聖ヨゼフ学園への合格を目指すには、学校の教育方針を深く理解し、出題傾向に合わせた緻密な対策が不可欠です。
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