【中学受験注目校】細田学園中〜じっくりと人間力を育てる学校〜

人気ブログランキングでフォロー
にほんブログ村 受験ブログ 個別指導塾へ

みなさんからの応援が
ブログ執筆をする上で、
大変な励みになります。

ぜひ、上のリンクをクリックをお願いします。

1 学校の概要

細田学園中学校は、埼玉県志木市にキャンパスを構える共学の私立中学校です。
東武東上線の志木駅から徒歩圏内という利便性の高い立地にあります。
細田学園の歴史は古く、1921年(大正10年)の細田裁縫女学校設立に遡りますが、
中学校が開設されたのは2019年(平成31年)4月であり、中高一貫校としては比較的新しい歴史をスタートさせました。

建学の精神は「愛と奉仕」であり、この精神を土台として、
生徒一人ひとりの内面的な強さや美しさを育むことを重視しています。

教育目標としては「人間力」「国際力・英語力」「未来創造力」という三つの柱を掲げています。
学校生活を通じて様々な「dots(原体験)」を経験し、それらをつなぎ合わせることで、
生徒が自らの未来を主体的に創造していく力を養うことを目指す校風です。

2024年春に中高一貫の第1期生が卒業しましたが、少数精鋭ながらも優れた進学実績をあげ、注目を集めている学校です。

2 入試情報

細田学園中学校の入試は、多様な受験生の個性や能力を評価するため、複数の形式で実施されています。
近年の首都圏中学受験の動向を反映し、早い段階から多くの受験生が集まる傾向にあります。

◆ 偏差値

細田学園中学校の難易度を示す指標として、
四谷大塚が発表している80%合格ラインの偏差値(2024年結果)を見てみます。

入試回によって若干の変動はありますが、男子は41から42、女子は41から43となっています。
これは、中学受験の準備をしっかり行ってきた生徒たちが挑戦するレベルであることを示しています。

特に適性検査型の「dots入試」も設けられており、こちらは男子41、女子41と、
4教科入試とほぼ同等の難易度になっています。

◆ 倍率

2025年度(2025年1月実施)の入試結果を見ると、入試形式によって倍率が大きく異なることがわかります。

公立中高一貫校との併願者も多い「dots入試」の実質倍率は約1.29倍、「一般入試(第1回)」は約1.52倍でした。
これに対し、学業優秀者を対象とする「特待生入試(第1回)」は、合格者数が非常に少なく、
実質倍率が約25.4倍という大変厳しい結果となりました。

特待生合格を目指す場合は、極めて高いレベルの学力が求められることが分かります。

◆ 入試日程

細田学園中学校の入試は、埼玉県の入試解禁日である1月10日から集中的に行われます。

2025年度入試(2026年度入学)の募集要項を参考にすると、主な入試日程は以下のようになっています。
1月10日には「一般入試(第1回)」、「特待生入試(第1回)」、「dots入試」が実施されます。
翌1月11日には「一般入試(第2回)」、「特待生入試(第2回)」が設定されています。

試験科目と配点については、4教科型(一般・特待)が国語・算数100点(50分)、理科・社会50点(30分)の
合計300点満点です。

また、特待生入試(第1回・第2回)は2教科(国語・算数)での受験も可能で、その場合は合計200点満点となります。
一般入試・特待生入試の4教科型では、4教科合計点だけでなく、
国語・算数の2教科合計点でも合否判定が行われるため、算数・国語が得意な受験生にもチャンスが広がっています。

「dots入試」は適性検査型Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(各100点・各45分)の合計300点満点です。
さらに一般入試(第2回)では、4教科型に加えて3教科型(国語・算数・英語、各100点)も選択でき、
受験生の多様なバックグラウンドに対応しています。

3 教育・施設

細田学園中学校は、新しい学校ならではの先進的な教育プログラムと、
それを支える充実した施設が大きな魅力となっています。

◆ 教育内容

細田学園の教育は、「様々な体験ができる」という言葉に象徴されます。

その中核をなすのが「未来創造力」を育むための探究学習「DITO METHOD」です。

生徒が自ら課題を発見し(Input)、調べ、まとめ、発表する(Output)というサイクルを繰り返すことで、
思考力や表現力を徹底的に鍛えます。

また、「国際力・英語力」の育成にも非常に力を入れています。
独自のオンライン英会話プログラム「POEC(Premium Online English Communication)」を週5日、
毎日実施しており、生徒は放課後にフィリピンの講師とマンツーマンで実践的な英会話レッスンを受けられます。

これにより、英語を「聞く・話す」能力が日常的に高められます。
中学3年次にはシンガポール・マレーシアへの国際体験学習が全員参加で実施されるほか、
希望者制のイングリッシュキャンプや中・長期留学制度も整っており、グローバルな視野を養う環境が充実しています。

そして、これらの土台となる「人間力」を、建学の精神「愛と奉仕」に基づき、
日々の学校生活や様々な行事(dots)を通じてじっくりと育んでいきます。

◆ 施設

生徒たちが「dots(原体験)」を存分に経験できるよう、キャンパス環境の整備にも力が入れられています。

2015年、2021年に完成した新校舎は、近代的で機能的なデザインが特徴です。
特に象徴的なのが「dots Square」と呼ばれる吹き抜けの開放的な空間です。
壁面には「ブック・ウォール」が設置され、生徒は自由に書籍を手に取り、知的好奇心を満たすことができます。

また、800人以上を収容可能な「NOIBO Hall」は、最新の映像・音響設備を備え、式典や講演会、
部活動の発表会などに使用されます。
ガラス張りで明るい「ラーニングコモンズ」や、昼食時には賑わい、
放課後は静かな自習室となる「カフェテリア」も、生徒たちのお気に入りの場所です。

さらに、学校の敷地外には第1から第3までのグラウンド
(サッカー場、テニスコート、フットサルコート、野球場)があり、運動部の活動も活発に行える環境が整っています。

4 併願戦略

細田学園中学校を志望する場合、
埼玉県の入試日程である1月10日・11日に入試が集中している点を考慮した戦略が必要です。

多様な入試形式(4科・2科・適性検査・英語利用)を活かし、
受験生の得意分野に合わせて入試回を選択することが合格の鍵となります。

◆ チャレンジ校

細田学園中学校を第一志望、あるいは併願校の一つとして考える受験生が、さらに上位の学校に挑戦する場合、
同じ埼玉県内の難関校が候補となります。

男子校では「立教新座中学校」、女子校では「淑徳与野中学校」などが挙げられます。
また、適性検査型のdots入試を検討している場合は、
公立中高一貫校である「さいたま市立浦和中学校」もチャレンジの対象となるでしょう。

これらの学校は偏差値帯が一段高く、合格には更なる努力が求められます。

◆ 同等校

細田学園中学校と偏差値帯が近く、
校風や教育内容(特に探究学習や英語教育への注力)の面で比較検討される学校としては、
同じ埼玉県の共学校が中心となります。

例えば、「大宮開成中学校」(Tコース)や「開智中学校」(先端A)、「昌平中学校」などが挙げられます。
これらの学校も近年人気が高く、独自の教育プログラムを展開しているため、
学校説明会などで教育方針や雰囲気をよく比較検討することが重要です。

◆ 安全校

細田学園中学校の入試日程(1月10日・11日)より後、
または同日でも合格の可能性がより高い学校を「安全校」として確保することも重要です。

埼玉県の1月入試では、「埼玉栄中学校」や「春日部共栄中学校」(選抜)、「西武台新座中学校」などが、
偏差値帯や入試日程の観点から安全校の候補として考えられます。

東京都内の1月入試校や、千葉県の入試を組み合わせるパターンも考えられます。

5 進学実績

細田学園中学校は2019年に開校した比較的新しい学校ですが、
2024年春に卒業した中高一貫の第1期生(21名)が、非常に優れた大学進学実績を残しています。

この第1期生の実績(延べ人数)を見ると、
最難関国立大学である東京科学大学(旧・東京工業大学)に1名が合格しています。
また、国公立大学全体では4名、
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、ICUといった
難関私立大学グループには合計15名の合格者を出しています。

さらにGMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)には
合計23名の合格者を輩出しました。

卒業生がわずか21名であることを考慮すると、この実績は驚異的であり、
中高6年間を通じた「人間力」「国際力」「未来創造力」を育む教育が、
確かな学力として結実していることの証明と言えます。

6 まとめ

細田学園中学校は、「愛と奉仕」という普遍的な建学の精神のもと、
2019年開校という新しいエネルギーを融合させた、非常に魅力的な学校です。

生徒に「dots(原体験)」と呼ばれる様々な体験の機会を意図的に提供し、
先進的な探究学習「DITO METHOD」や、毎日のオンライン英会話「POEC」といった具体的なプログラムを通じて、
これからの社会で本当に必要とされる「人間力」をじっくりと育んでいます。

中高一貫1期生が残した素晴らしい進学実績は、その教育の正しさを早くも示しています。

中学受験は、お子様にとって大きな挑戦です。
オンライン・完全個別指導塾Soleadoでは、細田学園中学校のような、生徒一人ひとりの個性を大切にし、
主体性を育む学校を目指すお子様を全力でサポートいたします。

Soleadoの指導は、完全1対1の個別指導です。
そのため、4教科型の入試対策はもちろん、細田学園が実施する「dots入試(適性検査型)」や、
入学後の「探究学習」につながる思考力・表現力の育成にもきめ細かく対応することが可能です。

細田学園中学校への受験をお考えの方、また、お子様の可能性を最大限に伸ばす中学受験をご希望の方は、
ぜひ一度、Soleadoにご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です