【中学受験注目校】立教池袋中学校　〜伝統の立教大学付属校〜

はじめに

都心の一等地で、150年近い歴史を誇る立教大学への推薦入学という大きな魅力を手にできる伝統校、
それが立教池袋中学校です。

グローバル化が進む現代社会において、大学付属校ならではの安定した進路と、
キリスト教精神に基づいた豊かな人間教育の両方を求める保護者の皆様から、毎年高い注目を集めています。

この記事では、オンライン・完全個別指導塾Soleadoが、立教池袋中学校の持つ独自の魅力や教育内容、
そして気になる最新の受験情報まで、詳しく解説していきます。

お子様にとって最適な学校選びの一助となれば幸いです。

基本データ

立教池袋中学校を理解する上で、まず基本的な情報を押さえておきましょう。

四谷大塚が発表している2025年度入試の予想偏差値は、第1回が60、第2回が61となっており、
都内でも有数の難関男子校であることがわかります。

JR池袋駅から徒歩約10分、東京メトロ要町駅からは徒歩約5分という、
通学に非常に便利な都心にキャンパスを構えています。
キリスト教の教えを教育の根幹に据える、立教大学の直系付属校として、単なる学力だけでなく、
「自由と規律」を重んじた人格形成を目指しています。

教育の特徴

立教池袋中学校の教育は、単に大学進学を目指すだけではありません。
生徒一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出すための、多彩なプログラムが用意されています。

特に「大学連携教育」「グローバル教育」「宗教教育」「探究学習」の4つの柱は、同校の教育を象徴するものです。
立教大学と密接に連携し、大学の講義を聴講したり、学部の施設を利用したりする機会が豊富にあります。
これにより、生徒は早い段階から学問への興味を深め、自らの進路を具体的に考えることができます。
約9割の生徒が内部推薦制度を利用して立教大学へ進学するという事実は、この高大連携教育の成功を物語っています。

グローバル教育にも非常に力を入れており、中学3年生では全員が参加するオーストラリアへの研修旅行が実施されます。
異文化に触れ、実践的な英語力を養う貴重な体験となるでしょう。
校内でも、ネイティブ教員による授業や英語でのディベート大会、模擬国連への参加など、
世界で通用するコミュニケーション能力を育むためのプログラムが充実しています。

また、毎日の礼拝や聖書の授業を通じて、感謝の心や他者への思いやりを育む宗教教育も、同校の大きな特色です。

中学3年生で取り組む「卒業論文」は、探究学習の集大成です。
自らテーマを設定し、情報を収集・分析し、論文としてまとめる過程は、論理的思考力や表現力を飛躍的に向上させます。

学校生活と施設

池袋という都心にありながら、緑豊かな落ち着いた学習環境が整備されているのも立教池袋の魅力です。
約12万冊の蔵書を誇る図書館や、天候に左右されずに活動できる地下体育館など、
充実した施設が生徒たちの学校生活を支えています。
さらに、立教大学の図書館やプールといった施設も利用可能で、学習や部活動の幅を広げています。

学校行事も多彩で、キリスト教の学校ならではの「復活祭」や、自然の中で友情を育む「スキー学校」など、
生徒たちの心に残るイベントが数多く企画されています。
中でも、文化祭である「立教祭」は毎年多くの来場者で賑わい、
生徒たちが日頃の学習や活動の成果を発表する晴れの舞台となっています。

部活動も非常に盛んで、特にラグビー部は全国レベルでの活躍が知られています。
文化系の部活動も種類が豊富で、生徒たちは自分の興味や関心に合わせて活動を選び、文武両道を実現しています。

進学実績

立教池袋中学校の卒業生の進路で最も特徴的なのは、立教大学への高い内部進学率です。
卒業生の約9割がこの制度を利用して、希望の学部へと進学しています。
特に経済学部、経営学部、異文化コミュニケーション学部といった人気学部へも、多くの推薦枠が用意されており、
安定した進路を確保できることは、受験生や保護者にとって大きな安心材料と言えるでしょう。

一方で、毎年、少数ながらも東京大学や一橋大学、医学部などへ進学する生徒もおり、
生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応できる柔軟なサポート体制が整っています。

受験情報

2025年度の入試では、約120名の男子を募集します。
試験は2月1日の第1回入試と、2月2日の第2回入試の2回行われます。
第1回は国語・算数・理科・社会の4教科（国算各100点、理社各50点）で選抜されます。
第2回は国語・算数（各100点）の2教科に加え、自己アピール面接が課されるのが特徴です。

近年の実質倍率は2.5倍前後で推移しており、依然として高い人気を誇ります。
第１回で残念な結果になっても、第２回で合格を勝ち取る受験生が毎年います。
最後まで諦めずに受験することが大切です。
学費については、入学金や授業料などを含めた初年度納付金が約150万円程度となっており、
家庭の経済状況に応じた奨学金制度も用意されています。

試験対策

立教池袋中学校の入試を突破するためには、各教科の出題傾向を正確に把握し、戦略的な対策を立てることが不可欠です。

国語は、論説文と物語文の長文読解問題が2題出題されるのが基本パターンです。
文章量が多く、記述問題も多いため、速く正確に内容を読み取る読解力と、
自分の言葉で分かりやすくまとめる表現力が求められます。
漢字や語句といった知識問題も確実な得点源としたいところです。

算数は、幅広い分野から出題されますが、特に「平面図形」「立体図形」「速さ」に関する応用問題が頻出です。
単に公式を暗記するだけでなく、図形を様々な角度から捉える思考力や、
複雑な条件を整理して立式する能力が問われます。
計算問題も含まれるため、日頃から正確でスピーディーな計算力を養っておくことが重要です。

理科は、物理・化学・生物・地学の4分野からバランス良く出題されますが、
中でも物理分野の「てこ」「滑車」「電気」など、計算を伴う問題の出題率が高い傾向にあります。
実験や観察に基づいた問題も多いため、教科書の内容だけでなく、
身の回りの現象と関連付けて理解を深めることが大切です。

社会は、地理・歴史・公民の3分野から出題されます。
歴史分野では、特定の時代に偏らず、幅広い時代の知識が問われます。
また、出来事の因果関係を問う問題や、時事問題と関連付けた出題も目立つため、
日々のニュースに関心を持つ習慣をつけておくと良いでしょう。

第2回入試で課される面接は、受験生本人のみで行われます。
「小学校時代に頑張ったこと」や「本校で何を学びたいか」といった基本的な質問に加え、
キリスト教の学校であることを踏まえ、「愛」や「奉仕」といったテーマについて考えを問われることもあります。
事前に学校の教育理念をよく理解し、自分の言葉で話せるように準備しておくことが合格への鍵となります。

併願戦略

立教池袋中学校を第一志望とする場合、入試日程と偏差値帯を考慮した併願戦略が重要になります。
立教池袋の第1回入試は2月2日、第2回入試は2月5日です。この日程を軸に、様々な併願パターンが考えられます。

例えば、より高いレベルに挑戦したい受験生は、
2月1日に開成中学校や麻布中学校、
2月3日に海城中学校や筑波大学附属駒場中学校などを組み合わせることが考えられます。

立教池袋と同程度の偏差値帯で併願校を探す場合は、2月1日の午後に広尾学園中学校や東京都市大学付属中学校を受験し、
2月2日に本郷中学校や城北中学校、2月3日に学習院中等科などを組み合わせるのが一般的なパターンです。

一方で、着実に合格を確保するための安全校として、1月中に受験できる栄東中学校や開智中学校、
あるいは大宮開成中学校や獨協中学校などを併願校として検討するのも良いでしょう。

お子様の学力や性格、そして何より本人の希望を尊重しながら、最適な併願プランを組み立てることが大切です。

まとめ

立教池袋中学校の魅力をまとめると、
「立教大学への確かな進学ルート」
「都心ならではの豊富な教育資源」、
そして「キリスト教に基づく伝統ある男子教育」の3点に集約されるでしょう。

高いレベルの学力はもちろんのこと、これからの社会で求められる探究心、リーダーシップ、
そして他者と共に生きる力を育むことができる、非常にバランスの取れた学校です。

少しでも興味を持たれた方は、ぜひオープンスクールや学校説明会に足を運び、
その素晴らしい教育環境を肌で感じてみてください。

オンライン・完全個別指導塾Soleadoのご案内

オンライン・完全個別指導塾Soleadoでは、立教池袋中学校を目指す受験生一人ひとりのために、
最適な学習プランを提供しています。

私たちは、長年にわたって蓄積した入試データと指導ノウハウに基づき、特に大学付属校の受験指導を得意としています。
過去10年分以上の過去問を徹底的に分析し、出題傾向を完全に把握した上での的確な指導は、
多くの受験生を合格へと導いてきました。

また、私たちの強みは、単なる受験対策に留まらないことです。
入学後の学習、さらには立教大学への内部進学までを見据えた、中高一貫の長期的な視点での学習サポートを提供します。
「大学付属校と進学校、どちらがお子様に向いているのだろうか」といった進路選択に関するお悩みから、
具体的な学習方法のご相談まで、経験豊富な専門スタッフが無料で個別相談を承っております。

立教池袋中学校への合格を本気で目指すなら、
ぜひ一度、Soleadoまでお気軽にお問い合わせください。