【中学受験注目校】立教新座中〜自由な男子校でのびのびと成長〜

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1 学校の概要
立教新座中学校は、埼玉県新座市北野にキャンパスを構える、中高一貫の私立男子校です。
学校法人立教学院によって運営されており、その歴史は池袋に高等学校が設立された1948年に遡ります。
現在の新座キャンパスへは1960年に移転し、中学校は2000年に開校されました。
東京ドーム約2.5個分とも言われる広大な敷地は、緑豊かな学習環境を提供しています。
立教新座の教育の根幹にあるのは、「キリスト教に基づく人間教育」という建学の精神です。
この精神に基づき、「<真理を探求する力>と<共に生きる力>を育てる」ことを教育のテーマに掲げています。
学校生活全体を通じて最も大切にされているのが「自由と自律」の精神です。
生徒一人ひとりの自主性を最大限に尊重し、校則などで厳しく縛るのではなく、
生徒自身が考え、判断し、責任を持って行動することを求めます。
この自由な校風は、生徒たちにのびのびとした学校生活をもたらす一方で、高い自己管理能力を養うことも要求します。
中学生という多感な時期に、自由の中で自分を律することを学ぶ経験は、
将来社会で活躍するための強固な基盤となります。
現在、中学校には約640名の生徒が在籍しており、それぞれが個性を伸ばしながら、仲間と共に切磋琢磨しています。
2 入試情報
立教新座中学校は、その教育内容と立教大学への進学の道筋から、毎年多くの中学受験生が志望する人気校の一つです。
埼玉県内に位置するため、東京都内や神奈川県の受験生にとっては、
2月校の前に力試しや併願校として受験できる1月入試(第1回)があることも、人気を集める理由となっています。
◆ 偏差値
四谷大塚が発表している2024年入試結果の80%偏差値(合格可能性80%)によると、
立教新座中学校の偏差値は、第1回(1月25日)が60、第2回(2月3日)が58となっています。
埼玉県内の男子校としてはトップクラスの難易度であり、大学附属校としても高い人気を維持していることがわかります。
合格を勝ち取るためには、基礎力を徹底的に固めた上で、応用力まで高めておく必要があります。
◆ 倍率
立教新座中学校の入試は、例年高い倍率で推移しています。
2023年度入試の実質倍率(受験者数÷合格者数)を見ると、
第1回(募集約100名)が2.1倍、
第2回(募集約40名)が4.72倍でした。
第1回は募集定員が多いものの、東京・神奈川の難関校を志望する層も併願するため、激しい競争となります。
第2回は募集定員が少なくなるため、倍率が跳ね上がる傾向にあります。
過去のデータを見ても、第1回は2.0倍から2.4倍程度、第2回は4倍から6倍程度で推移しており、
いずれの日程も決して油断のできない厳しい入試であることがわかります。
◆ 入試日程
2026年度の中学入試は、例年通りであれば以下の日程で実施されることが予想されます。
(詳細は必ず学校公式サイトの募集要項でご確認ください)
一般入試第1回は、試験日が2026年1月25日(日)、合格発表が1月26日(月)となる見込みです。
募集人数は約100名です。 一般入試第2回は、試験日が2026年2月3日(火)、
合格発表が同日の2月3日(火)夜となる見込みです。募集人数は約40名です。
試験科目は両日程ともに4教科(国語・算数・理科・社会)です。
配点は、国語と算数が各100点(各50分)、理科と社会が各50点(各30分)の合計300点満点です。
国語と算数の配点比重が高いため、この2教科でいかに得点を伸ばせるかが合否の鍵を握ります。
3 教育・施設
立教新座の魅力は、高い進学実績だけでなく、
生徒の知的好奇心と自主性を育む充実した教育内容と、それを支える素晴らしい施設環境にあります。
◆ 教育内容
立教新座の教育は、「自由と自律」の精神に基づき、生徒が自ら学び、考えることを重視しています。
中学校の3年間では、特定の教科に偏ることなく、総合的な学力をじっくりと養います。
特に理解度に差が出やすい数学(中2・3)、英語(全学年)、国語(中3)では、
習熟度別や少人数での授業を展開し、きめ細かな指導を行っています。
また、グローバル教育にも力を入れており、単なる語学学習に留まらない多様なプログラムが用意されています。
短期・長期の海外研修や留学生の受け入れなどを通じて、異文化に触れ、多様な価値観を理解する経験を積みます。
さらに、「リーダーシップ教育」を推進し、他者と協働しながら目標を達成する力を育みます。
生徒の自主性を尊重する取り組みとして、選択制を多く導入している点も特徴です。
中学3年生の英語では伸ばしたい分野を自ら選択したり、
校外研修旅行では複数のコースから希望する行き先を選んだりするなど、
生徒が自ら考え判断する機会を意図的に設けています。
理科教育も充実しており、6室もの理科実験教室を活用し、実験や観察を重視した授業が行われています。
◆ 施設
埼玉県新座市にある広大なキャンパスは、立教新座の大きな魅力の一つです。
その広さは東京ドーム約2.5個分にも及び、生徒たちは緑豊かな環境の中で学校生活を送ることができます。
施設面では、まず約17万冊という膨大な蔵書数を誇る図書館が挙げられます。
生徒たちの知的好奇心を満たす学習センターとしての役割を担っています。
運動施設も圧巻で、
全天候型の400mブルータータントラックと人工芝フィールドを備えた「セントポールズ・フィールド」、
50m×10コースの本格的な室内温水プール「セントポールズ・アクアティックセンター(SPAC)」、
メインアリーナやサブアリーナを持つ体育館、体操場や剣道場のある「セントポールズ・ジム」など、
大学レベルの設備が整っています。
このほか、キリスト教教育の核となるチャペル、生徒たちの憩いの場である生徒ホール(食堂・売店)、
約300名を収容可能な「セントポールズ・スタジオ」など、
充実した施設が生徒たちの学びと活動を力強くサポートしています。
4 併願戦略
立教新座中学校を第一志望とする場合、または併願校として検討する場合、
その入試日程と偏差値帯を考慮した戦略的な出願計画が重要になります。
◆ チャレンジ校
立教新座を第一志望とする生徒が、さらに上を目指して挑戦する学校としては、2月1日から入試が始まる東京・神奈川の最難関校が挙げられます。具体的には、早稲田中学校、慶應義塾普通部、麻布中学校、開成中学校などが候補となるでしょう。1月25日の立教新座第1回入試で手応えを掴み、2月の大一番に臨むパターンです。
◆ 同等校
偏差値や校風、大学附属校という点で比較される学校は多くあります。
同じ立教学院の系列校である立教池袋中学校(2月2日・5日入試)は、最も比較検討される学校の一つです。
また、法政大学中学校(2月1日・3日)、中央大学附属中学校(2月1日・4日)、
明治大学付属明治中学校(2月2日・3日)、青山学院中等部(2月2日)といった、
他のMARCH附属校も有力な併願先となります。
附属校以外では、自由な校風を持つ桐朋中学校(2月1日・2日)なども併願パターンとして考えられます。
◆ 安全校
立教新座を第一志望とする場合、1月入試で確実に合格を確保しておきたいところです。
1月前半に試験が行われる埼玉県内の学校、
例えば開智中学校(先端A・1月10日など)や栄東中学校(A日程・1月10日など)は、多くの受験生が併願します。
また、立教新座の偏差値帯を考慮すると、
2月入試校の中では、本郷中学校(2月1日・2日・5日)や城北中学校(2月1日・2日・4日)、
巣鴨中学校(2月1日・2日・4日)などが、日程を組み合わせて安全校として検討されることがあります。
5 進学実績
立教新座中学校・高等学校の最大の強みは、立教大学への推薦進学制度が確立されていることです。
高校3年間の学業成績などが所定の基準を満たし、
本人が希望すれば、特別な試験を経ずに立教大学へ進学することができます。
例年、立教大学への進学を希望した生徒の99%が推薦されており、
卒業生全体で見ると約75%から80%の生徒が立教大学に進学しています。
一方で、約20%の生徒は他大学への進学を目指します。
特に、立教大学にはない医学部、歯学部、工学部、薬学部などを志望する生徒が多いのが特徴です。
学校側もこのニーズに応え、高校2年生からは他大学進学クラスを設置しています。
このクラスを選択した場合、原則として立教大学への推薦権を放棄することになりますが、
高校3年生の11月までは推薦権放棄の取り消しが可能なため、ぎりぎりまで自分の進路を熟慮することができます。
近年では海外の大学へ進学する生徒もおり、多様な進路選択が実現されています。
6 まとめ
立教新座中学校は、「キリスト教に基づく人間教育」を土台とし、「自由と自律」の精神を何よりも重んじる学校です。
緑豊かな広大なキャンパスと充実した施設環境の中で、生徒たちはのびのびと個性を伸ばしていきます。
しかし、その「自由」は、放任とは全く異なります。
生徒一人ひとりが自ら考え、判断し、その行動に責任を持つという「自律」が強く求められます。
この環境で6年間を過ごすことは、高い自己管理能力と主体性を育み、立教大学への進学、
あるいは他大学受験という次のステップに向けた確かな土台となるでしょう。
中学受験は、お子様が自分に合った環境で大きく成長するための第一歩です。
立教新座のような、自主性を重んじる学校を目指すには、やらされる勉強ではなく、
自ら課題を見つけ、計画的に学習を進める姿勢が不可欠です。
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