【中学受験注目校】横浜富士見丘学園中〜堅実な教育を展開する学校〜

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1 学校の概要

横浜富士見丘学園中学校は、神奈川県横浜市旭区に位置する共学の私立中学校です。
2023年に創立100周年を迎えた非常に歴史のある学園であり、その起源は1923年の日の出女学校に遡ります。
長きにわたり女子教育を担ってきましたが、時代のニーズに応え、2019年度より男女共学化に移行しました。
相模鉄道本線の二俣川駅から徒歩約12分という、緑豊かな落ち着いた環境にキャンパスを構えています。

学園の建学の精神は、創立者である澁谷近蔵の
「真の教育は魂の教育と信ずるが故に、どこまでも修養本位で教育せねばならぬ」という言葉に集約されています。

この精神に基づき、単なる知識の詰め込みではない、
人間としての内面を磨く「修養本位」の教育を一貫して実践しています。

校訓には「敬愛」「誠実」「自主」を掲げ、他者を思いやり、誠実に行動し、
自ら考えて道を切り拓く生徒の育成を目指しています。

共学化して日は浅いものの、伝統ある女子校時代から受け継がれるきめ細やかな指導と、
新たな時代に対応する先進的な教育プログラムが融合した、堅実な校風が魅力の学校です。

2 入試情報

横浜富士見丘学園中学校の入試は、複数回実施されることが特徴です。
共学化以降、受験生の人気も安定しており、入試動向には注意が必要です。

◆ 偏差値

中学受験における偏差値は、志望校選定の重要な指標となります。

横浜富士見丘学園中学校の偏差値について、
四谷大塚が公表している2024年入試結果の80偏差値一覧(合格可能性80%ライン)には、
現在のところ掲載がありません。

これは、2019年の共学化から日が浅く、受験者層が安定するまで偏差値の公表を控えているか、
合不合判定テストの対象校に含まれていないためと考えられます。

しかし、他の中学受験情報サイトや首都圏模試センターなどのデータによれば、
偏差値帯はおおむね40台前半から中盤とされています。

この偏差値帯は、中学受験の基礎が定着しているかどうかをしっかりと問われるレベルであり、
確実な得点力が求められます。受験を検討する場合は、塾の先生と相談し、
最新の模試の動向を踏まえて判断することが賢明です。

◆ 倍率

過去の入試倍率(実質倍率)については、年度や入試回によって変動が見られます。
共学化以降、注目度が上がっていることもあり、
特に受験しやすい日程や募集人数の少ない回では倍率が高くなる傾向がないとは言えません。

正確な入試結果(受験者数、合格者数、実質倍率)については、学校公式サイトで公表される情報を確認するか、
学校説明会などで直接質問するのが最も確実な方法です。

前年度の倍率に一喜一憂せず、自分の学力を着実に伸ばすことが合格への近道です。

◆ 入試日程

2025年度の入試日程や詳細な募集要項については、必ず学校公式サイトにて最新の情報をご確認ください。
例年、2月1日から複数回にわたり、一般入試(2科または4科選択)や、
適性検査型入試、自己表現型入試など、多様な形式の試験が実施される傾向にあります。

判明している情報によれば、試験科目の配点は国語100点、算数100点、理科50点、
社会50点の合計300点満点(4科の場合)となる見込みです。

また、英語検定の取得級に応じて得点を付与する制度も導入されており、
4級で50点、3級で60点などが加点(またはみなし得点)となる可能性があります。

得意な科目や自分の学習スタイルに合わせて、受験する入試回を戦略的に選択することが重要になります。

3 教育・施設

横浜富士見丘学園の魅力は、その充実した教育内容と学習環境にあります。

◆ 教育内容

横浜富士見丘学園では、中高6年間を見通した体系的な教育プログラムを実践しています。
最大の特徴は、6年間を2年ごとに3つのステージ
(1stステージ:中1・中2、2ndステージ:中3・高1、3rdステージ:高2・高3)
に分ける「3ステージ制」を採用している点です。

1stステージでは基礎学力の徹底と学習習慣の確立、2ndステージでは進路意識の涵養と応用力の育成、
3rdステージでは志望校合格に向けた実戦力の養成と、発達段階に応じたきめ細やかな指導を行います。

特に力を入れているのが英語教育です。週7時間以上という豊富な授業時間を確保し、
ネイティブ教員による授業やオンライン英会話プログラムも導入しています。
読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく伸ばし、実践的なコミュニケーション能力を養います。

国語教育においても特色があり、「国語ディクテーション」や「漢字月例テスト」を通じて、
語彙力や記述力の基礎を徹底的に鍛えます。

また、ICT教育にも積極的で、生徒は学習用端末を活用し、PBL(問題解決型学習)や探究活動に取り組みます。
朝学習の時間にタイピング練習を取り入れるなど、情報化社会で必須となるスキルも中学段階から身につけさせます。
さらに、「High-skilled Career Education」と銘打ったキャリア教育も充実しており、
早期から社会とのつながりを意識させ、将来の夢を描く力を育みます。

◆ 施設

緑豊かなキャンパスに映える煉瓦造りの瀟洒な校舎は、生徒たちの学びの場として最適な環境を提供しています。

校舎は高い耐震基準(IS値0.9)を満たし、自家発電装置や防災備蓄倉庫も完備するなど、
安全対策にも万全を期しています。

施設面で特筆すべきは、ITラウンジを併設した図書館です。
約3万冊の蔵書を誇り、生徒たちは読書だけでなく、探究学習やレポート作成にも活用しています。

また、職員室に直結した「交流ラウンジ」は、
生徒が休み時間や放課後に気軽に教員へ質問できる人気のスペースとなっています。
もちろん、集中して自習に取り組める専用の自習室も完備され、朝や放課後、休日も開放されています。

1000名を収容可能な大講堂「アンジェラホール」は、式典や講演会、芸術鑑賞会などに使用されます。

運動施設としては、テニスコート6面分を確保できる広大なオムニコートのグラウンドがあり、
体育の授業や部活動で生徒たちが汗を流しています。

そのほか、本格的な茶室を備えた礼法室「忠恕庵」もあり、日本の伝統文化に触れる機会も設けられています。

4 併願戦略

横浜富士見丘学園中学校を第一志望とする場合、その偏差値帯(40台前半~中盤)や立地(横浜市旭区)、
共学という点を考慮した併願戦略が重要になります。

2月1日の午前・午後、2日以降の入試日程をうまく組み合わせることが求められます。

◆ チャレンジ校

横浜富士見丘学園中を第一志望とする生徒が、学力に余裕を持って挑戦する学校としては、
神奈川県内の中堅上位校が視野に入ります。

例えば、大学附属校として人気のある中央大学附属横浜中学校や神奈川大学附属中学校、
あるいは探究学習に特色のある桜美林中学校(上位コース)などが候補となるでしょう。

これらの学校は難易度が高いため、過去問対策を十分に行った上で挑戦する必要があります。

◆ 同等校

偏差値帯や校風、立地が比較的近く、併願先として多く選ばれると考えられる学校群です。

神奈川県内の共学校では、関東学院六浦中学校、横浜翠陵中学校、横浜創英中学校などが挙げられます。
また、聖ヨゼフ学園中学校も共学化し、注目されています。

女子生徒の場合は、伝統ある相模女子大学中学部なども併願候補となるでしょう。
これらの学校は入試日程が重なることも多いため、どの学校のどの回を受験するか、綿密な計画が必要です。

◆ 安全校

確実に合格を確保するために受験する学校です。
横浜富士見丘学園中よりも偏差値帯が少し下の学校や、複数回入試で合格を出しやすい学校を選びます。

具体的には、北鎌倉女子学園中学校や函嶺白百合学園中学校(女子の場合)、
あるいは鶴見大学附属中学校、アレセイア湘南中学校(共学)などが考えられます。

2月3日以降に入試日を設定している学校も多いため、受験パターンの一つとして組み込むと精神的な余裕が生まれます。

5 進学実績

横浜富士見丘学園は、共学化以前の女子中等教育学校時代から、堅実な進学実績を残しています。

特に2024年春(卒業生100名)の実績は注目されます。
国公立大学では、お茶の水女子大学2名、東京都立大学1名、東京外国語大学1名など、難関校への合格者を出しています。

私立大学では、早慶上理(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学)に多くの合格者を輩出しており、
特に早稲田大学11名、上智大学14名と健闘しています。
GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)においても、
立教大学19名、青山学院大学10名、中央大学9名、法政大学7名、明治大学4名など、安定した実績を誇ります。

また、学校の特色として、看護・医療系や理工系への進学を希望する生徒も多く、
多様な進路実現を手厚くサポートしていることがうかがえます。

6 まとめ

横浜富士見丘学園中学校は、創立100年を超える伝統と、共学化による新しい活気が共存する、非常に魅力的な学校です。
緑豊かな美しいキャンパス、3ステージ制によるきめ細やかな学習指導、充実した英語教育やICT教育、
そして生徒の安全と学習を支える万全の施設が揃っています。
基礎学力の定着を重視し、生徒一人ひとりの内面的な成長を促す堅実な教育は、
これからの中学・高校生活で大きな力を発揮する土台となるでしょう。

横浜富士見丘学園中学校の入試は、偏差値帯からもわかる通り、奇問・難問よりも、
小学校で学んだ内容をどれだけ正確に理解し、使いこなせるかという基礎力が問われます。

特に算数や国語で苦手分野を残さないことが合格の鍵となります。

オンライン・完全個別指導塾Soleadoでは、生徒一人ひとりの学習状況に合わせたオーダーメイドのカリキュラムで、
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