【中学受験注目校】東海大高輪中学校 〜のびのび10年教育〜

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はじめに

東海大学付属高輪台高等学校中等部(以下、東海大高輪中)は、東京都港区高輪に位置する私立共学校として、
独自の「10年一貫教育」システムを採用している注目の中学校です。

中高6年間の教育に加えて、系列の東海大学への進学を前提とした
大学4年間まで含めた10年間の一貫教育プログラムを提供しており、
生徒一人ひとりの個性を大切にする「のびのび」とした教育環境が最大の魅力となっています。

同校では、「自主性を尊重し、多様な進路選択を応援する」という教育方針のもと、
生徒の興味関心に応じた柔軟なカリキュラムを展開しています。

本記事では、東海大高輪中の進学実績、入試傾向と対策、そして戦略的な併願校選択まで、
受験生と保護者の皆様に役立つ情報を詳しく解説していきます。

東海大高輪中学校の基本情報

東海大高輪中は、東京都港区高輪2-2-16に所在し、都心にありながら落ち着いた学習環境を提供しています。
交通アクセスは非常に優れており、東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」から徒歩6分、
都営浅草線「泉岳寺駅」から徒歩7分、JR「高輪ゲートウェイ駅」からも徒歩9分と、
複数の路線からアクセス可能な利便性の高い立地にあります。

四谷大塚の偏差値データによると、東海大高輪中の2025年度入試における偏差値は41となっています。
これは中堅レベルの学校として位置づけられ、幅広い学力層の受験生にとって挑戦しやすい難易度設定となっています。

入試日程については、第1回入試が2月1日、第2回入試が2月3日、第3回入試が2月5日に実施されます。

募集人数は第1回が45名、第2回が25名、第3回が10名となっており、合計80名の生徒を募集しています。
全ての回において4教科(国語・算数・理科・社会)での入試が実施され、各科目50分100点満点の構成となっています。

2024年度入試結果を見ると、第1回入試の実質倍率は2.43倍、第2回入試は2.11倍、第3回入試は4.60倍となっており、
回が進むにつれて競争率が高まる傾向にあります。

教育内容の特徴

東海大高輪中の最大の特徴は「10年一貫教育」システムです。
これは中学3年間、高校3年間、そして東海大学4年間を合わせた10年間を見通した一貫教育プログラムを指しています。
中等部の生徒は基本的な学校生活を送ることで100%が付属高校に進学でき、
高校卒業生の約80〜90%が東海大学へ進学しています。

この教育システムの強みは、大学受験のプレッシャーから解放された環境で、
生徒が自分の興味関心を深く探究できる点にあります。

東海大学は全国23学部・62学科・専攻を擁する総合大学であるため、
生徒の幅広い興味に対応した学部選択が可能となっています。

のびのびとした学びの環境づくりにも力を入れており、探究学習やフィールドワークの充実が図られています。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)を中心とした文理融合教育により、
文系・理系を問わず多様な進路実現をサポートしています。

部活動も非常に活発で、運動部・文化部ともに充実した活動を展開しており、
生徒の自主性を尊重する校風が色濃く表れています。

施設・設備

東海大高輪中は都心立地でありながら充実した教育環境を整備しています。

大学との連携により、東海大学の研究室へのアクセスが可能となっており、高度な学習機会を提供しています。
校内には自習室やICT環境も完備されており、一人一台端末を活用したデジタル教育にも対応しています。

2008年にはアクティブボード(電子黒板)が全教室に設置され、2015年にはタブレットPC、
2021年には最新の液晶電子黒板(MIRAI TOUCH)が導入されるなど、
継続的に教育設備のアップデートが行われています。

これらの設備により、従来の授業形式にとらわれない、より効果的で魅力的な学習環境が実現されています。

進学実績

東海大高輪中・高等学校の進学実績で最も注目すべきは、卒業生の8割から9割が東海大学へ進学している点です。

東海大学への内部進学は、高校3年間の学習成績、学園統一の学力試験、学園オリンピック文化部門、
部活動、生徒会活動などを総合的に評価して学校長が推薦する仕組みとなっています。

進学先の学部を見ると、工学部への進学者が最も多く、文化社会学部、政治経済学部が続いています。

これはSSHを中心とした文理融合教育の成果として、
理系・文系を問わない多様な進路が実現していることを示しています。
また、ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)への推薦進学実績もあり、
海外での学習機会も提供されています。

他大学への進学についても、約10〜20%の生徒が外部大学を受験しており、
国公立大学や早慶上理、MARCH等の難関私立大学への合格実績も積み上げています。

内部進学の道を確保しながらも、より高いレベルの大学を目指す生徒への支援体制も整っているのが特徴です。

中学受験の傾向と対策

東海大高輪中の入試は全ての回において4教科(国語・算数・理科・社会)で実施されます。
各科目50分100点満点で、合計400点満点での勝負となります。

国語の出題傾向では、長文読解問題と記述問題の比重が高く、
文章の内容を正確に理解し、自分の言葉で表現する力が求められます。
語彙力の基礎固めに加えて、様々なジャンルの文章に触れ、記述問題の練習を重ねることが重要です。

算数では、立体図形や速さの問題が頻出単元となっており、
基本的な計算力に加えて図形感覚や論理的思考力が試されます。
難易度としては標準的なレベルですが、確実な基礎力と応用力のバランスが求められます。

理科・社会では、実験や観察に基づく問題、時事問題への関心が重視される傾向にあります。
暗記だけでなく、現象の理解や社会情勢への関心を日頃から持つことが大切です。

合格ラインの目安としては、偏差値41レベルの学校として、
各科目で6〜7割程度の得点率を安定して取ることが重要となります。

特に苦手科目を作らず、4科目バランス良く得点することが合格への近道です。

併願校と受験戦略

東海大高輪中を第一志望とする場合の併願戦略について、偏差値レベル別に効果的な併願パターンを提案します。

チャレンジ校としては、偏差値50〜60レベルの学校が適しています。
具体的には芝中学校(偏差値53〜63)、攻玉社中学校(偏差値56〜63)、
広尾学園中学校(偏差値56〜67)などが考えられます。
これらの学校は東海大高輪中よりも偏差値が高く、合格すれば大きな成果となります。

同程度の学校では、偏差値40〜45レベルの学校との併願が効果的です。
具体的には日本大学系列校(日大豊山中学校、日大二中など)や東海大学の他の付属校との併願が考えられます。
これらの学校も大学付属校としての安定感があり、似たような教育環境を提供しています。

安全校としては、偏差値35〜40レベルの私立中学校を選択することで、確実な合格を確保できます。
受験日程を考慮して、2月1日午後入試や2月2日以降の入試を活用することで、
複数回のチャンスを確保することが重要です。

日程調整のコツとしては、2月1日に東海大高輪中第1回入試、
2月2日に結果を確認してから2月3日の第2回入試を受験するかどうか判断し、
2月5日の第3回入試を最後のチャンスとして活用する戦略が効果的です。
また、午後入試も積極的に活用することで、受験機会を最大化できます。

他校との比較

東海大高輪中を検討する際に比較対象となる学校との違いを明確にしておくことが重要です。

同じ東海大学系列の東海大学付属相模中学校との比較では、立地と校風に大きな違いがあります。
高輪校は都心型の落ち着いた環境で学習に集中できる一方、
相模校は神奈川県の広いキャンパスでスポーツ活動が特に盛んという特色があります。

進学実績については両校とも東海大学への高い内部進学率を誇っていますが、
都心立地を活かした企業連携や文化的な活動の機会は高輪校の方が豊富です。

日本大学系列校との比較では、内部進学の自由度に違いがあります。
東海大学は他大学受験も積極的にサポートしており、
内部進学か外部受験かの選択肢を生徒に委ねる姿勢が強いのが特徴です。

これに対して日本大学系列校は内部進学を前提とした教育プログラムがより強く、
外部受験への対応は限定的な場合が多いです。

まとめ・おすすめの生徒像

東海大高輪中は以下のような生徒に特におすすめできる学校です。

大学進学まで見据えた安定した学習環境を求める生徒にとって、10年一貫教育システムは理想的な選択肢となります。
中学受験の段階で大学までの道筋が見えているため、長期的な視点で学習に取り組むことができ、
受験勉強に追われることなく自分の興味を深く探究できます。

部活動と学習を両立させたい生徒にとっても、のびのびとした校風と充実した部活動環境は大きな魅力です。
大学受験のプレッシャーが軽減される分、中高時代に様々な活動にチャレンジし、人間的な成長を図ることができます。

保護者の皆様にとっても、10年教育システムは将来の選択肢を広げる大きなメリットがあります。
東海大学の23学部・62学科という豊富な選択肢に加えて、他大学受験のサポートも受けられるため、
子どもの成長に応じて最適な進路を選択することができます。
都心立地による交通利便性も、6年間通学する上で重要な要素となるでしょう。

Soleadoの東海大高輪中対策

オンライン完全個別指導塾Soleadoでは、東海大高輪中の合格を目指す受験生のために、
学校の入試傾向に完全対応した個別カリキュラムを提供しています。

4教科入試に対応した総合的な学習指導はもちろん、
特に算数の立体図形問題や速さの問題など、頻出単元に焦点を当てた集中指導を行っています。
過去問分析に基づく実戦的な指導により、確実な得点力向上を図ります。

国語の記述問題対策では、文章読解力の向上と論理的な表現力の育成を重視し、
一人ひとりの答案を丁寧に添削指導いたします。
理科・社会では、実験問題や時事問題への対応力を高める指導を実施し、幅広い知識と思考力を育成します。

併願戦略についても、一人ひとりの学力レベルと志望に応じて、最適な受験校の組み合わせをご提案いたします。
2月の入試日程を効果的に活用し、合格可能性を最大化する戦略的なアドバイスを提供いたします。

現在、東海大高輪中を志望する受験生向けの無料学習相談を実施しております。

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