【中学受験注目校】東海大付属相模高校中等部〜部活を頑張る学校〜

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東海大学付属相模高等学校中等部は、神奈川県相模原市にある共学の私立中学校で、
建学の精神「若き日に汝の思想を培え、創造力豊かなれ」に基づき、
知識偏重ではない、豊かな人間性を育む教育を実践しています。
中等部の生徒は原則として全員が付属の高等学校に進学し、
その高校卒業生の約80パーセントが東海大学へ進学するという、中高大一貫教育システムが大きな特徴です。
受験をゴールとせず、中学生という多感な時期を学習と部活動の両立を通して、
人間形成に大切な時期を充実して過ごせる環境が整っています。
所在地は神奈川県相模原市南区で、小田急線「小田急相模原駅」から徒歩8分というアクセスしやすい場所にあります。
1 学校の概要
東海大学付属相模高等学校中等部は、1980年に開校しました。
建学の精神に基づき、人間愛と平和の思想を根幹とするヒューマニズムに立脚した教養教育を重視し、
社会に対する強い使命感と豊かな人間性を備えた人材の育成を目指しています。
生徒数は、中等部全体で約400名程度(各学年約130名)の比較的少人数で、
教職員の目が生徒一人ひとりに届きやすい環境です。
校風は「文武両道」を掲げ、学習だけでなく部活動や学校行事にも熱心に取り組む活気ある雰囲気です。
特に部活動は盛んで、野球や柔道、体操、テニスなど多くの部が全国大会に出場する実績を持ち、
生徒の約9割が部活動に参加しています。
2 入試情報
東海大学付属相模高等学校中等部の中学入試は、複数回の日程が設けられており、
受験生にとって機会が多いことが魅力です。
◆ 偏差値
四谷大塚の合不合判定テストにおける合格可能性80%偏差値(2024年入試)を見ると、
男子・女子ともに40〜41程度となっています。
これは複数回設定されている入試日程の全体的な水準を示すものであり、チャレンジしやすい偏差値帯と言えるでしょう。
この偏差値は、付属校として大学進学に縛られず
中高6年間での人間形成を重視している教育方針を反映しているとも考えられます。
◆ 倍率
過去数年間の具体的な入試日程ごとの倍率は、年度や入試回によって変動がありますが、
一般的には募集人数の割に多くの受験生が集まる傾向にあります。
近年のデータからは、概ね2倍前後で推移している入試回が多いと考えられます。
特に最初の入試日(A日程)は志願者が集中しやすい傾向が見られますが、
募集定員が比較的多く設定されているため、合格のチャンスは十分にあります。
正確な倍率は、学校の公式ホームページや入試情報サイトで最新の情報をご確認ください。
◆ 入試日程
2025年度入試についても例年通り、2月上旬に複数回の日程(A日程、B日程、C日程など)が設けられる予定です。
試験科目は国語・算数・理科・社会の4科目が基本です。
配点は、国語と算数が各100点(各50分)、理科と社会が各50点(合わせて50分)で、合計300点満点となります。
特に算数や国語の配点が高いため、主要科目の基礎学力をしっかりと固めることが重要になります。
詳しい試験時間や出願期間、インターネット出願の有無などは、必ず学校が公表する最新の入試要項で確認してください。
3 教育・施設
◆ 教育内容
中高大一貫教育を基盤としているため、大学受験に特化したカリキュラムではなく、
豊かな人間性を育むことに重点を置いた教育を展開しています。
学習面では、「文武両道・文理融合教育」を掲げ、知識の集積だけでなく、
自ら課題を発見し解決する能力を養うことを目指しています。
数学では少人数授業を実施しており、きめ細やかな指導で生徒の理解度を高めています。
また、国際色豊かな視野を身につけるための英語教育や海外研修(ハワイ研修など)にも力を入れています。
さらに、教科外活動として、部活動や委員会活動、学校行事を通して、
協調性や責任感、忍耐力を養い、人間力を磨く機会を多く提供しています。
学園独自の教育プログラムとして、学園内の付属中高生を対象とした学園オリンピックなども実施されています。
◆ 施設
広大な敷地には、充実した施設が整備されており、生徒たちの活発な活動を支えています。
主な施設としては、人工芝の松前記念総合グラウンド、体育の授業や部活動で利用される松前記念体育館、
柔道場、野球部の室内練習場、テニスコートなどの運動施設があります。
また、中等部と高等学校が共有する3号館には図書館や大ホールがあり、学習環境も整っています。
その他、食堂や、生徒が自然に触れ合えるビオトープも設置されています。
すべての教室にプロジェクターやWiFiが完備されており、ICT教育にも対応できる環境が整備されています。
4 併願戦略
東海大付属相模中等部を志望される場合、中高大一貫教育という特徴や、
部活動に力を入れている校風を好む生徒さんが多いと考えられます。
併願校を選ぶ際にも、この学校が持つ「文武両道」の特色を考慮すると良いでしょう。
◆ チャレンジ校
より高いレベルに挑戦したいと考える場合は、
同じ神奈川県内の大学付属校で難易度が上がる慶應義塾湘南藤沢中等部や、
同じく文武両道を掲げ、進学校としての実績も高いサレジオ学院中学校などが候補になります。
これらは、付属校でありながら高い学力レベルを求める点で、チャレンジ校としての位置づけが可能です。
◆ 同等校
偏差値や校風が近く、併願先として適している学校としては、
同じ神奈川県内の共学校で、付属大学への進学制度を持つ日本大学藤沢中学校や、
小田急沿線でアクセスが比較的近い桐光学園中学校(男子部・女子部)などが挙げられます。
これらの学校は、東海大相模中等部と同様に、中高6年間でじっくりと人間性を育む教育に力を入れている傾向があります。
◆ 安全校
合格の可能性を高めるために受験する安全校としては、自宅からの通学圏を考慮し、
神奈川県内の偏差値帯が40前後の共学校で、複数回入試を実施している学校が選択肢となります。
具体的には、聖セシリア女子中学校や、麻布大学附属高等学校中等部など、
大学付属の安心感がありつつ、東海大相模中等部よりも偏差値がやや下がる学校を検討すると良いでしょう。
学校説明会に参加し、実際の校風や教育内容を比較検討することが成功の鍵となります。
5 進学実績
東海大学付属相模高等学校中等部を卒業した生徒は、原則として付属の高等学校に進学します。
そして、高等学校卒業生の約80パーセントが東海大学へ内部推薦で進学します。
東海大学には多様な学部があるため、幅広い分野への進学が可能です。
内部進学は、高校3年間の学習成績や学園統一の学力試験、部活動、生徒会活動など
総合的な評価に基づいて決定されるため、日々の学校生活全般が大切になります。
内部進学以外の進路を選ぶ生徒もおり、その場合は一般受験で他大学を目指します。
付属相模高等学校の卒業生の合格実績(2025年3月現在)を見ると、
早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学などの
難関私立大学にも合格者を輩出しています。
しかし、中心となるのは東海大学への進学であり、高校3年間を受験勉強に追われることなく、
部活動や生徒会活動などに力を入れて充実した高校生活を送りたいと考える生徒には理想的な環境と言えるでしょう。
6 まとめ
東海大学付属相模高等学校中等部は、中高大一貫教育のメリットを最大限に活かし、
受験の枠にとらわれず、生徒の豊かな人間形成と、部活動を通じた心身の成長を重視している学校です。
「文武両道」を体現し、スポーツにおいても高い実績を持つこの学校は、
部活動に熱中したい、または将来の進路に不安なく大学付属のメリットを享受したいと考えるお子様にとって、
非常に魅力的な選択肢となります。
特に、基礎学力をしっかりと定着させながら、多感な時期を様々な活動を通して充実させたいと
お考えの保護者様にとって、東海大付属相模中等部の教育環境は理想的でしょう。
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