【中学受験注目校】東京家政学院中〜先生との距離が近い学校〜

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1 学校の概要

東京家政学院中学校は1939年に設立された伝統ある私立女子中高一貫校です。
千代田区三番町という皇居にほど近い都心の好立地に位置し、市ヶ谷駅から徒歩8分、半蔵門駅から徒歩8分、
九段下駅から徒歩10分と交通アクセスも抜群です。

現在の生徒数は中学3学年で133名という小規模校で、1クラス20〜25名の少人数編成を実現しています。

これが同校最大の特色である「先生との距離の近さ」を支える重要な要素となっています。

建学の精神は「KVA」(Knowledge知識、Virtue徳性、Art技術)を基盤とした全人教育で、
自立した女性の育成を目指しています。
少人数制を活かしたきめ細やかな指導により、生徒一人ひとりの個性を大切にし、安心して学べる環境を提供しています。

校風は温かく家庭的で、教員と生徒の距離が近いことが特徴です。
生徒からは「先生方が一人ひとりをよく見てくれる」「相談しやすい雰囲気がある」という声が多く聞かれます。

2 入試情報

◆ 偏差値

四谷大塚の2025年度偏差値データによると、東京家政学院中学校の偏差値は概ね40前後となっています。

首都圏模試センターの偏差値では、80偏差値が40-43の範囲となっており、
比較的チャレンジしやすい偏差値帯に位置しています。

◆ 倍率

2025年度入試の応募者状況を見ると、全体的に前年度から志願者数が増加傾向にあります。
特に人気の高い日程では以下のような状況となっています。

2月1日午前入試では118名の応募に対し受験者数106名、合格者数102名で、実質倍率は約1.0倍となっています。
2月3日午後入試では60名の応募に対し受験者数9名、合格者数6名で、後半日程では競争が厳しくなる傾向があります。

◆ 入試日程

2025年度の入試日程は多様な選択肢が用意されています。

2月1日には午前に「得意2科・4科選択入試」「プレゼン入試」「適性検査型入試」「英語資格入試」が実施され、
午後には「2科入試」「英語資格入試」「フードデザイン入試」が行われます。

2月2日午前は「得意2科選択入試」「英語資格入試」、2月3日午後は「得意1科選択入試」「英語資格入試」、
2月5日午前は「得意1科選択入試」「英語資格入試」「国算基礎入試」、
2月6日午後は「SDGs入試」「プレゼン入試」、
2月7日午前は「得意1科選択入試」「英語資格入試」「国算基礎入試」となっています。

受験料は20,000円ですべての入試を受験可能で、適性検査型入試のみの場合は10,000円となっています。

合格発表は各入試当日に行われ、インターネットでの発表となります。

3 教育・施設

◆ 教育内容

東京家政学院中学校の教育は「体験を重視した学び」を特色としています。
中学1年・2年では習熟度別授業を英語・数学で実施し、中学3年では文系・理系の2コース制をスタートさせることで、
生徒の理解度に応じたきめ細やかな指導を行っています。

特に注目すべきは「チャレンジシート」という独自のシステムです。
生徒が自ら作成した学習計画表を毎週提出し、教員は必ず手書きのコメントを添えて返却します。

これにより、学習面だけでなく委員会活動や部活動の様子についても細やかなフォローが可能となっています。

英語教育では、日本人教員とネイティブ教員によるティームティーチングを実施しています。
発表活動ではクラス代表が全校生徒の前で英語プレゼンテーションを行い、
英検面接対策にも直結した実践的な指導が行われています。

探究的な学習プログラムも充実しており、
中学1年ではSDGs偉人伝の英語プレゼンテーションや避難経路を考案する防災学習、
中学2年では短歌・俳句の創作とICT活用授業などが展開されています。
理科では実験やグループワークを重視し、実生活に根ざした学びの楽しさを教員が近くでサポートしています。

高校1年では茶道が必修科目として設定されており、裏千家の講師による本格的な指導を受けることができます。
希望者は資格取得も可能です。

◆ 施設

東京家政学院の施設は、生徒の学習と生活をサポートする充実した環境が整っています。

図書館は特筆すべき施設で、7万冊以上の蔵書を誇ります。
これは地域の区立図書館をしのぐ規模で、読書から学習まで多様なニーズに対応しています。
保育演習で使用する絵本の蔵書が充実しているのも同校ならではの特色です。
窓際には勉強スペースも設けられており、試験前の自習にも活用されています。

体育施設については、家政学院で最も広いアリーナ(体育館)にはエアコンが完備されており、
夏冬も快適に体育授業や部活動が行えます。
地下体育室は2部屋に分かれており、マット運動や卓球、剣道部の活動に利用されています。
グラウンドは人工芝が敷かれ、テニス部やソングリーダー部が活動しています。

LL教室では主に英会話の授業が行われ、
イングランド人のネイティブ教員による本場のブリティッシュイングリッシュを学ぶことができます。

ラウンジには「カフェリーヌ」という購買があり、お弁当やパン、デザート、文房具などが販売されています。
電子レンジも設置され、生徒の昼食時間をサポートしています。

高校校舎2階のキャリアサポートセンターは進路指導の拠点となっており、各大学の資料や赤本が充実しています。
卒業生がチューターとして勉強や受験の相談に応じており、自習室としても利用できます。

音楽施設では第二音楽室があり、吹奏楽部がコンクールで金賞を受賞するなど強豪として活動しています。
大学校舎にあるローズホールは入学式や卒業式などの行事で利用される美しいホールです。

4 併願戦略

東京家政学院中学校を受験する際の併願戦略では、偏差値40前後という同校のレベルを考慮した学校選択が重要です。

◆ チャレンジ校

東京家政学院中学校を第一志望とする生徒がチャレンジできる、
より難易度の高い学校としては、跡見学園中学校、三輪田学園中学校、和洋九段女子中学校などが挙げられます。
これらの学校は同じ千代田区や文京区に位置し、校風的にも類似点があるため、併願先として適しています。

◆ 同等校

偏差値や校風が近く、併願されることが多い学校として、麹町学園女子中学校、千代田女学園中学校、
神田女学園中学校、淑徳SC中等部などがあります。

これらの学校はいずれも少人数制を特色とし、きめ細やかな指導を行っている点で東京家政学院と共通しています。

◆ 安全校

合格の可能性が高いと考えられる併願先としては、偏差値がやや下回る学校や、
多様な入試制度を設けている学校が考えられます。

東京家政学院自体も多彩な入試制度(プレゼン入試、SDGs入試、フードデザイン入試など)を設けているため、
受験生の得意分野を活かせる入試を選択することで合格可能性を高めることができます。

併願戦略を立てる際は、各学校の入試日程や合格発表日、手続締切日を確認し、
無理のないスケジュールを組むことが大切です。
また、学校見学や説明会への参加を通じて、校風や教育方針が生徒に合っているかを確認することも重要です。

5 進学実績

東京家政学院中学校・高等学校の進学実績は、現役大学・短大等合格率98%という高い数字を誇っています。
2025年春の卒業生80名のうち、72名が4年制大学に進学し、進路決定率の高さが特徴です。

大学合格実績を見ると、国公立大学への合格実績も着実に積み重ねています。
過去3年間では筑波大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京農工大学、
東京都立大学、横浜市立大学などへの合格者を輩出しています。

私立大学では、早慶上理への合格者を継続的に送り出しており、
2025年春の実績では早稲田大学3名、上智大学1名、東京理科大学1名の合格者がありました。
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)では、
明治大学1名、青山学院大学1名、立教大学1名、中央大学1名、法政大学2名の合格実績があります。

特徴的なのは約100大学、500名分の指定校推薦枠を保有していることで、
これは1人あたり5枠分に相当する充実した推薦制度です。

直近の卒業生では、50%が指定校推薦、12%が併設大学への推薦、
併設大学への進学を保証したうえでの他大学一般入試合格が13%という結果となっており、
多様な進路選択が可能となっています。

医療系大学への進学実績も安定しており、
東京医療保健大学、昭和薬科大学、東京薬科大学、順天堂大学などへの合格者を輩出しています。

また、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学といった女子大学への進学実績も豊富で、
女子校としての進路指導の手厚さがうかがえます。

学校では塾に通わず学校の講習だけで志望校合格を果たす生徒も多く、
放課後の講習や長期休暇中の補習が充実していることも進学実績向上の要因となっています。

6 まとめ

東京家政学院中学校は、1クラス20〜25名という少人数制を活かした「先生との距離の近さ」が最大の魅力です。

週1回のチャレンジシートを通じた手書きメッセージでのコミュニケーション、
複数担任制、習熟度別授業などにより、生徒一人ひとりに目が行き届いた教育を実現しています。

都心という立地の良さ、7万冊を誇る図書館をはじめとした充実した施設、体験を重視した探究的な学習プログラム、
現役進学率98%という高い進路実績など、総合的な教育環境が整っています。

偏差値40前後という受験しやすいレベルでありながら、
きめ細やかな指導により生徒の可能性を最大限に引き出す教育を行っており、
中学受験において注目すべき学校の一つです。

中学受験において「先生との距離の近さ」「少人数制の安心感」「手厚いサポート」を重視するご家庭には、
東京家政学院中学校は最適な選択肢となるでしょう。

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