【中学受験注目校】星の杜中学校〜生徒が作り上げていく自由で楽しい学校〜
みなさんからの応援が
ブログ執筆をする上で、
大変な励みになります。
ぜひ、上のリンクをクリックをお願いします。
１ 学校の概要
星の杜中学校・高等学校は、栃木県宇都宮市に位置する、2023年4月に開校した新しい私立共学校です。
その歴史は、1954年に創立された宇都宮海星女子学院に遡ります。
長年にわたり女子教育をリードしてきた伝統校が、
時代のニーズに応え、校名変更と共学化を経て、新たなスタートを切りました。
建学の精神は、前身校から受け継がれるキリスト教カトリックの「愛と奉仕（AMOR ET SERVITIUM）」です。
他者を尊重し、社会に貢献する人材の育成を教育の根幹に据えています。
この精神のもと、「未来を切り拓く『主体的な学習者』の育成」を教育目標に掲げています。
星の杜中学校の最大の魅力は、生徒の自主性を重んじる「自由な校風」にあります。
制服のデザインや校則の策定プロセスにも生徒の意見が反映されており、
まさに生徒自身が学校文化を「作り上げていく」プロセスを体験できる環境です。
開校間もないこともあり、学校全体が新しい挑戦への活気に満ち溢れています。
生徒数は、共学化初年度から多くの志願者を集め、活気ある学校生活が送られています。
宇都宮市中心部からのアクセスも良好でありながら、緑豊かな学習環境が整っています。
２ 入試情報
星の杜中学校は、共学化と新校舎の魅力、そして先進的な教育内容への期待から、
開校以来、栃木県内のみならず近隣県からも高い注目を集めています。
入試は複数回実施され、多様な選抜方式が用意されている点が特徴です。
◆ 偏差値
星の杜中学校の偏差値は、
中学受験の指標となる四谷大塚の80%合格可能性偏差値において、着実に上昇傾向を示しています。
2025年入試結果によれば、第1回入試（11月実施）で男女ともに50、
第2回入試（12月実施）で男女ともに51、
第3回入試（1月実施）で男女ともに51となっています。
新設校でありながら、しっかりとした学力層の受験生に支持されていることがうかがえます。
今後も教育内容の充実とともに、偏差値は変動していく可能性があり、継続的な注目が必要です。
◆ 倍率
2023年度の初年度入試は、新しい学校への期待感から非常に高い倍率となりました。
例えば、第1回入試の実質倍率は2倍を超え、関心の高さを物語っていました。
翌2024年度入試では、第1回が約1.6倍、第2回が約1.8倍、第3回が約2.0倍と、
初年度の熱狂は落ち着きを見せつつも、依然として高い人気を維持しています。
特に思考力や表現力を問うPBL型入試や、複数回受験する受験生も多く、実質的な競争は厳しいものとなっています。
今後も安定した人気が続くと予想されます。
◆ 入試日程
2026年度入試（2025年秋から冬にかけて実施）も、例年通り複数回の入試日程が組まれると予想されます。
参考として2025年度入試では、11月、12月、1月にそれぞれ入試が実施されました。
試験科目は、受験生の多様な能力を評価するため、
「2科型（国語・算数）」「4科型（国語・算数・理科・社会）」に加え、
同校の教育の柱であるPBL（課題解決型学習）の適性を見る「PBL型（思考力・表現力）」や、
「英語利用型」などが設定されています。
配点は各科目100点満点（PBL型を除く）が基本ですが、詳細は必ず最新の募集要項で確認する必要があります。
複数の入試方式を組み合わせることで、合格のチャンスを広げることが可能です。
３ 教育・施設
星の杜中学校の魅力は、先進的な教育内容と、それを支える最新鋭の施設にあります。
生徒の主体性を最大限に引き出す環境が整備されています。
◆ 教育内容
教育の最大の特徴は、PBL（Project Based Learning：課題解決型学習）を全教科で積極的に導入している点です。
教員から一方的に知識を学ぶのではなく、生徒自らが課題を発見し、
仲間と協働しながら解決策を探究していくプロセスを重視しています。
この主体的な学びを支えるため、生徒全員にMacBook Airが貸与され、ICTスキルを日常的に活用しながら学習を進めます。
また、国際教育にも力を入れており、「ケンブリッジ・イングリッシュ・スクール」の認定校として、
世界水準の英語教育を提供しています。
ネイティブ教員による指導はもちろん、
PBLにおいても英語でリサーチやプレゼンテーションを行う機会が豊富に用意されています。
さらに、学習の拠点となる「ラーニング・コモンズ」では、教科の枠を超えた探究活動が行われ、
生徒の知的好奇心を刺激します。
これらの教育活動全体を通して、建学の精神である「愛と奉仕」を実践できる、
他者と協働し未来を創造する力を養っていきます。
◆ 施設
2023年の開校に合わせて新築された校舎は、近代的で開放感に満ちています。
その象徴とも言えるのが、学校の中心に位置する「ラーニング・コモンズ（LC）」です。
図書館機能に留まらず、グループワークスペースや自習スペース、プレゼンテーションエリアなどを備えた、
まさに「学びの拠点」となっています。
ガラス張りの空間は明るく、生徒たちが自由に集い、議論し、学び合う姿が日常的に見られます。
また、カフェテリア「L’acqua（ラクア）」は、生徒や教職員の憩いの場であり、
栄養バランスの取れた温かい食事を提供しています。
最新の設備が整った理科実験室や音楽室、広々とした体育館、人工芝のグラウンドなども完備されており、
生徒は充実した学校生活を送ることができます。
これらの施設全てが、生徒の主体的な活動を物理的な環境面から力強くサポートしています。
４ 併願戦略
星の杜中学校を第一志望とする場合、その先進的な教育内容と自由な校風、
そして上昇傾向にある偏差値を踏まえた併願戦略が重要になります。
栃木県内の受験生はもちろん、近年の首都圏からのアクセス向上により、
広域からの受験生も考慮に入れる必要があります。
◆ チャレンジ校
星の杜中学校の偏差値（四谷大塚50〜51）を基準とすると、
チャレンジ校としては、栃木県内の最難関である公立中高一貫校、
宇都宮大学共同教育学部附属中学校や、栃木県立宇都宮東高等学校附属中学校が挙げられます。
ただし、これらは適性検査型入試であり、私立型の4教科入試とは対策が異なる点に注意が必要です。
また、首都圏に目を向ければ、早稲田大学本庄高等学院（中学）や、
千葉県の市川中学校、渋谷教育学園幕張中学校などが、学力的に上位の目標校となり得ます。
◆ 同等校
偏差値帯や教育内容、立地などを考慮した併願先として最も多く比較されるのは、作新学院中等部でしょう。
特に英進コースは、学力層が近い受験生が多く併願しています。
また、國學院大學栃木中学校のS選抜コースも、同等校として検討されることがあります。
星の杜中学校のPBL型入試や英語入試の特性と、これらの学校の入試問題の傾向を見比べ、
相性の良い学校を選ぶことが重要です。
◆ 安全校
星の杜中学校の入試は複数回ありますが、万全を期すための安全校の確保も欠かせません。
具体的には、作新学院中等部の総合進学コースや、佐野日本大学中等教育学校などが候補となります。
これらの学校は、入試日程が星の杜中学校よりも早い、あるいは複数回設定されている場合が多く、
先に合格を確保しておくことで、本命の星の杜中学校の入試に安心して臨むことができます。
安全校選びにおいても、通学の負担や進学後の教育内容をしっかり確認することが大切です。
５ 進学実績
星の杜中学校は2023年に開校したばかりであり、中高一貫の1期生は2025年11月現在、中学3年生として在籍しています。
したがって、中高一貫生としての大学進学実績はまだ出ていません。
彼らがどのような進路を実現していくかは、学校の教育成果を示すものとして、
数年後に大きな注目を集めることになるでしょう。
一方で、星の杜高等学校としての進学実績は、
前身の宇都宮海星女子学院からの編入生や高校から入学した生徒たちによって、すでに示され始めています。
2024年春の卒業生（高校3期生）の実績を見ると、
国公立大学では東北大学、筑波大学、宇都宮大学などに合格者を出しています。
また、私立大学においても、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった早慶上理や、
GMARCH（学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学）にも多数の合格者を輩出しており、
新体制への移行が順調に進んでいることを示しています。
中高一貫生の教育が本格化することで、この実績はさらに飛躍することが大いに期待されます。
６ まとめ
星の杜中学校は、宇都宮海星女子学院の伝統ある精神を受け継ぎながら、
共学化とPBL（課題解決型学習）という先進的な教育を柱に、まさに新しい時代の学校としてスタートを切りました。
生徒の主体性を尊重する自由な校風、ラーニング・コモンズを中心とした最新の施設、
そしてケンブリッジ・イングリッシュ・スクール認定の国際教育は、
これからの社会で求められる「未来を切り拓く力」を育む最適な環境と言えるでしょう。
開校から数年で確かな人気を確立し、偏差値も安定しています。
生徒自身が学校の歴史を築いていくという、今しかできない貴重な経験ができることも大きな魅力です。
星の杜中学校が求める「主体的な学習者」は、自ら課題を見つけ、考え、行動できる生徒です。オンライン・完全個別指導塾Soleadoでは、一方的な知識の詰め込みではなく、生徒一人ひとりの特性に合わせた対話型の指導を重視しています。
Soleadoの経験豊富な講師陣とのマンツーマン指導を通じて、お子様の「なぜ？」を深掘りし、
思考力と表現力を徹底的に鍛えることができます。
星の杜中学校のPBL型入試対策はもちろん、4教科型の基礎学力の定着から応用力の育成まで、
完全個別指導だからこそできるきめ細やかなサポートで、お子様の第一志望校合格を力強くバックアップします。
