【中学受験注目校】大阪学芸高等学校附属中学校〜先生がしっかりとサポート〜

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1 学校の概要
大阪学芸高等学校附属中学校は、大阪府大阪市住吉区に位置する私立の中高一貫校です。
長居公園のすぐそばという立地にあり、自然豊かな環境と都市部からのアクセスの良さを兼ね備えています。
現在の「附属中学校」としての形になったのは2016年のことで、
比較的新しい体制の中で改革が進められている学校です。
建学の精神に「以愛為信(愛をもって信となす)」を掲げ、
生徒一人ひとりの個性を尊重しながらも、社会で活躍できる規律ある人材の育成を目指しています。
この学校の最大の特徴は、先生方が生徒に寄り添い、手厚くサポートする姿勢にあります。
近年、校則や生活指導が厳格化しているという声も聞かれますが、これは生徒たちが将来社会に出たときに困らないよう、
マナーやルールをしっかりと身につけさせるという教育方針の表れです。
特にSNSの使い方や対人関係のルールについては、時代に即した指導が行われており、
保護者からは安心して預けられる環境であると評価されています。
1学年の人数が80名程度と少人数制であるため、教員と生徒の距離が近く、家庭的な温かさがあるのも魅力の一つです。
学習面だけでなく、生活面でもきめ細やかな指導が期待できるため、
精神的な成長期にある中学生にとって理想的な環境と言えるでしょう。
2 入試情報
ここでは、大阪学芸高等学校附属中学校の入試に関する具体的なデータについて解説します。
これから受験を考えるご家庭にとって重要な指標となりますので、しっかりと確認してください。
◆ 偏差値
四谷大塚の偏差値データを見ると、大阪学芸高等学校附属中学校の偏差値は38から41程度で推移しています。
この数値は、中学受験の中では比較的取り組みやすいラインに位置しており、
基礎的な学力がしっかりと定着していれば十分に合格を狙える範囲です。
難問奇問が出題されることは少なく、教科書レベルの基礎知識を確実に身につけておくことが合格への近道となります。
初めて中学受験に挑戦するご家庭や、習い事と両立しながら受験勉強を進めたいお子様にとっても、
目標にしやすい学校と言えるでしょう。
◆ 倍率
過去数年間の入試結果を見てみますと、日程によって倍率に開きがあることがわかります。
例年、募集定員の多い1月入試(前期日程)では、実質倍率が1.0倍から1.1倍程度で推移しており、
落ち着いた入試状況が続いています。
受験者の大半が合格を手にしていることから、第一志望の生徒にとっては非常にチャンスの大きい日程です。
一方で、2月に行われる後期日程では募集人数が少なくなるため、
倍率が1.5倍から1.8倍近くまで跳ね上がることがあります。
確実に合格を目指すのであれば、1月の入試日程でしっかりと合格を決めておくことが重要です。
◆ 入試日程
2025年度の入試日程は、1月入試と2月入試の大きく二つの機会が設けられています。
1月入試は1月中旬の土曜日に学科試験、日曜日に面接試験が実施される予定です。
2月入試は2月の建国記念の日に学科試験と面接試験が同日に行われます。
試験科目は国語と算数の2教科受験が基本となっており、これに面接が加わります。
2教科入試であるため、4教科の対策が間に合わない生徒でも受験しやすいのが特徴です。
面接では生徒本人の意欲や学校生活への適性が問われますので、
筆記試験対策と並行して、面接の練習も行っておく必要があります。
3 教育・施設
大阪学芸高等学校附属中学校では、グローバル社会で通用する力を育むための独自の教育プログラムと、
それを支える充実した施設が整っています。
◆ 教育内容
教育カリキュラムの中で特筆すべきは、英語教育と国際理解教育への注力です。
これからの社会で必須となる英語力を養うため、
ネイティブ教員による授業や、オンライン英会話などを積極的に導入しています。
また、3年次には海外修学旅行が実施され、台湾などを訪れて異文化に直接触れる機会が設けられています。
これにより、生徒たちは教室で学んだ英語を実践し、国際的な視野を広げることができます。
さらに、学習合宿や勉強合宿といった行事も充実しており、
仲間と切磋琢磨しながら学習習慣を確立させる仕組みがあります。
先生方が放課後の自習室で質問対応をするなど、授業外でのサポート体制も万全です。
◆ 施設
生徒たちが快適に過ごせるよう、施設面でも様々な工夫が凝らされています。
校舎は清潔感があり、学習に集中できる環境が整っています。
特筆すべきは、2021年に新設された理科実験室棟「サイエンス・ラボ」です。
最新の設備を備えた実験室では、実験や観察を通じて科学的な探究心を育む授業が行われています。
また、グラウンドは全面人工芝となっており、体育の授業や部活動で生徒たちがのびのびと活動しています。
その他にも、蔵書数が豊富な図書室や、メニューが充実しているカフェテリア、
さらには校内にコンビニエンスストアも設置されており、生徒たちの学校生活を便利で豊かなものにしています。
作法室「花香庵」では日本の伝統文化を学ぶこともでき、情操教育にも力が入れられています。
4 併願戦略
中学受験において、志望校選びと併願校の選定は合格を勝ち取るための重要な鍵となります。
大阪学芸高等学校附属中学校を受験する場合の戦略について考えます。
◆ チャレンジ校
大阪学芸高等学校附属中学校を滑り止め、あるいは安全校として考え、
より高い目標を目指す生徒にとってのチャレンジ校としては、近畿大学附属中学校や桃山学院中学校などが挙げられます。
これらの学校は、大学附属校としての人気が高く、偏差値も50前後と難易度が上がります。
また、女子生徒であれば大谷中学校の特進コースなどもチャレンジ校の候補となるでしょう。
これらの学校を目指す場合は、早期から応用問題に取り組むなどの対策が必要となります。
◆ 同等校
学力レベルや校風が近く、併願校として検討されることが多いのは、浪速中学校や昇陽中学校です。
また、帝塚山学院中学校の特進コースなども、偏差値帯が重なるため比較検討されることが多い学校です。
これらの学校は、面倒見の良さや伝統文化への注力など、大阪学芸と共通する特徴を持っています。
入試日程が重ならないようにスケジュールを調整し、複数の合格を確保できるよう計画を立てることが大切です。
◆ 安全校
大阪学芸高等学校附属中学校を第一志望とする場合、
さらに確実に合格を取れる学校を安全校として設定することもあります。
しかし、大阪学芸自体が入試問題の難易度が標準的であり、1月入試の倍率も安定していることから、
ここを実質的な安全校として位置づけるご家庭も多いです。
もし不安がある場合は、プレテストの結果を参考にしながら、入試担当の先生との個別相談を活用し、
合格の可能性をしっかりと見極めておくことが最大の安全策となります。
5 進学実績
出口となる大学進学実績についても確認しておきましょう。
大阪学芸高等学校全体の実績として、近年飛躍的な伸びを見せています。
2024年度の実績では、国公立大学への合格者数が17名となっており、
大阪公立大学や和歌山大学など地元の国公立大学への進学者が目立ちます。
私立大学においては、関西大学への合格者数が90名を超え、
関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)全体で140名以上の合格者を出しています。
また、近畿大学への合格者は270名を超えており、圧倒的な強さを見せています。
附属中学校からの内部進学生は、高校進学後に「特進コース」などに進むことが多く、
中高6年間の一貫教育のメリットを活かして、難関私立大学や国公立大学への現役合格を目指す生徒が増えています。
指定校推薦の枠も豊富に持っているため、多様な進路選択が可能であることも強みです。
6 まとめ
大阪学芸高等学校附属中学校は、先生方の手厚いサポートと充実した施設、
そして着実に伸びている進学実績が魅力の学校です。
基礎学力を大切にし、面接を通じて生徒の意欲を評価してくれる入試形態は、
多くの受験生にとって挑戦しやすい門戸と言えます。
近年、規律ある生活習慣の確立に力を入れている点も、
多感な時期を過ごす中学生の保護者にとっては大きな安心材料となるはずです。
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