【中学受験注目校】公文国際学園中〜徹底的に面倒を見る自由な学校〜

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1 学校の概要

神奈川県横浜市にキャンパスを構える公文国際学園は、
1993年に公文式教育の創始者である公文公氏の理念を実現するために設立された、共学の中高一貫校です。

「自由と自律」を教育の根幹に据え、生徒一人ひとりの個性を最大限に尊重する校風が大きな特徴となっています。
その象徴として、制服や細かな校則が存在せず、
生徒が自ら考え、判断し、行動することを促す「生徒憲章」が定められています。

この憲章のもと、生徒たちは日々の学校生活の中で多様性を受け入れ、互いを尊重する姿勢を育んでいきます。
JR大船駅から専用の直行バスで約8分というアクセスしやすい立地にありながら、
緑豊かな落ち着いた環境で学ぶことができます。

全校生徒数は公開されていませんが、中高一貫の6年間を通じて、生徒の自主性を重んじながらも、
学習面では公文式メソッドを取り入れた手厚いサポート体制が敷かれており、
まさに「徹底的に面倒を見る自由な学校」という言葉がふさわしい教育を実践している学校です。

2 入試情報

公文国際学園中等部の入試は、多様なバックグラウンドを持つ生徒を受け入れるため、複数の方式が用意されています。
ここでは、最新の入試関連データについて詳しく見ていきましょう。

◆ 偏差値

中学受験における学校選びの重要な指標の一つが偏差値です。

四谷大塚が発表している2025年度入試結果の合格可能性80%偏差値によると、
公文国際学園中等部の偏差値は男子が54、女子が56となっています。

これは神奈川県内の私立中学校の中でも難関校に位置づけられる水準であり、
合格を勝ち取るためにはしっかりとした学力が求められます。

特に女子の偏差値がやや高く、女子生徒からの人気が高いことがうかがえます。

◆ 倍率

実際の入試における厳しさを知る上で、倍率は欠かせないデータです。
2024年度入試の結果を見ると、A入試の国語・算数選択型では実質倍率が2.77倍でした。

また、B入試(4教科型)では男子が2.7倍、女子が2.3倍となるなど、
いずれの入試方式においても高い競争率となっています。

募集人数に対して多くの受験生が集まる人気校であることが、これらの数字から明らかです。
毎年多くの受験生が挑戦するため、過去の倍率を参考にしつつ、万全の対策で臨むことが重要になります。

◆ 入試日程

来年度の入試は、例年通り2月上旬に行われることが予想されます。

2025年度入試では、A入試とB入試が2月1日に実施されました。
出願期間は1月上旬から下旬にかけて設定されるのが通例です。

試験科目は、A入試が国語・算数・英語・数学の中から2科目を選択する方式で、
特に英語や数学の力を活かしたい受験生にとっては魅力的な選択肢です。

一方、B入試は国語・算数・理科・社会の4教科型で、バランスの取れた学力が求められます。
配点はA入試が各科目100点の合計200点満点、
B入試は国語・算数が各100点、理科・社会が各75点の合計350点満点です。

3 教育・施設

公文国際学園の魅力は、そのユニークな教育内容と充実した施設にあります。
生徒の知的好奇心を引き出し、自ら学ぶ力を育むための環境が整っています。

◆ 教育内容

公文国際学園の教育の最大の特色は、公文式学習を学校のカリキュラムに全面的に導入している点です。

毎日の朝学習や放課後の時間を利用して、生徒は自分の学力や進度に合わせた公文式の教材に取り組みます。
これにより、基礎学力を徹底的に定着させるとともに、学年を超えた先取り学習を可能にし、
自学自習の習慣を確立させます。

また、6年間を3つのゾーン(イエロー:中1~2、グリーン:中3~高1、ブルー:高2~3)に分けた
「3ゾーン制」を採用し、発達段階に応じた学びを提供しています。
特に、中学生段階では「インタレストスタディーズ」と呼ばれる探究学習の時間が設けられ、
生徒は自らの興味関心に基づいてテーマを設定し、調査や研究、発表を行います。

さらに、スーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校として国際教育にも力を入れており、
海外研修や模擬国連への参加など、グローバルな視野を養う機会が豊富に用意されています。

◆ 施設

生徒たちの学びと生活を支える施設も充実しています。
広大な敷地には、学習の中心となる校舎のほか、グラウンドや体育館などの運動施設が整備されています。

特に注目すべきは、遠方からの生徒や帰国生のために学内に設置された学生寮です。
寮生活を通じて、生徒たちは共同生活のルールを学び、生涯にわたる友情を育みます。
寮内でも公文式学習の時間が設けられており、学習面でのサポート体制は万全です。

図書館も蔵書が豊富で、生徒たちの探究活動を支える情報センターとしての役割を担っています。
自由な雰囲気の中にも、生徒が安心して学び、成長できる環境が整えられています。

4 併願戦略

公文国際学園を第一志望とする場合、併願校をどのように選ぶかは合格の可能性を大きく左右する重要な戦略です。
ここでは、偏差値や校風を考慮した併願パターンを考えてみましょう。

◆ チャレンジ校

公文国際学園を第一志望としつつ、さらに高いレベルに挑戦したい場合に考えられる学校としては、
首都圏の最難関校が挙げられます。

例えば、自由な校風で知られる渋谷教育学園渋谷中学校や、神奈川県の男子トップ校である聖光学院中学校、
大学附属校として絶大な人気を誇る慶應義塾普通部や早稲田実業学校中等部などが候補となるでしょう。

これらの学校に合格するためには、公文国際学園の対策に加えて、より高度な思考力や記述力が求められます。

◆ 同等校

偏差値や教育内容が公文国際学園と近い学校を併願先に選ぶことは、現実的な選択肢として非常に重要です。
神奈川県内では、同じく自由な校風を持つ鎌倉学園中学校や、
カトリック系の男子校で進学実績も高いサレジオ学院中学校などが挙げられます。

また、文武両道を掲げる山手学院中学校や、理系進学に強みを持つ神奈川大学附属中学校も、
併願先として人気があります。

これらの学校は入試日も異なる場合が多いため、複数の受験機会を確保するという点でも有効な選択肢です。

◆ 安全校

万が一の事態に備え、合格の可能性が高い学校を確保しておくことは、
安心して第一志望の受験に臨むための精神的な支えとなります。

公文国際学園の併願先としては、日本大学藤沢中学校や関東学院中学校、横浜隼人中学校などが考えられます。
これらの学校は、面倒見の良い教育を実践しており、着実に学力を伸ばすことができる環境が整っています。

自分の実力や過去問との相性をよく見極め、確実に合格を勝ち取れる学校を選んでおくことが大切です。

5 進学実績

中高一貫校としての教育の成果は、卒業生の進学実績に明確に表れます。

公文国際学園は、難関大学への高い合格実績を誇り、
生徒一人ひとりの進路希望を叶えるための手厚いサポートを行っています。

2020年度の大学入試では、卒業生148名のうち29名が医学部医学科に現役で合格するという驚異的な実績を残しました。
これは、全国の高校の中でもトップクラスの数字です。

国公立大学では、東京大学、一橋大学、筑波大学などの最難関大学へ合格者を輩出しています。

また、私立大学では、早稲田大学に43名、慶應義塾大学に23名、上智大学に26名、東京理科大学に23名が合格するなど、
早慶上理への進学者が非常に多いことが特徴です。
GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)にも多数の合格者を出しており、
幅広い学力層の生徒が希望の進路を実現しています。

指定校推薦の枠も、早稲田大学、慶應義塾大学、横浜市立大学医学部など、魅力的な大学が揃っています。

6 まとめ

公文国際学園は、「自由と自律」という明確な教育理念のもと、生徒の主体性を最大限に尊重しながら、
公文式学習という独自のメソッドで基礎学力を徹底的に鍛え上げる、他に類を見ないユニークな学校です。

制服も校則もない自由な環境で、生徒たちは自らの興味関心を深く掘り下げる探究活動に打ち込み、
グローバルな視野を養います。

その教育の成果は、医学部や難関大学への卓越した進学実績として見事に結実しています。
自主性を重んじる校風と、手厚い学習サポートの両方を求めるご家庭にとって、
公文国際学園は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

このような特色ある学校への合格を勝ち取るためには、画一的な集団指導だけでは不十分な場合があります。

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公文国際学園の入試で求められる思考力や、科目選択に応じた柔軟な対策は、まさに個別指導の得意とするところです。

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