【中学受験注目校】中央大学附属横浜中〜明るく・自由な学校〜

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1 学校の概要

中央大学附属横浜中学校は、神奈川県横浜市都筑区に位置する私立男女共学の中高一貫校です。
2009年に中央大学の系属法人となり、2013年に現在の場所に新校舎を建設して移転しました。
元は横浜山手女子中学校・高等学校でしたが、2012年から共学化され、現在の校名となっています。

横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター北駅」から徒歩約7分という好立地にあり、
港北ニュータウンの落ち着いた住宅街に囲まれた安全で快適な環境が魅力です。

校訓は「謝恩礼節」「自立実践」を掲げ、「知性を磨き、徳性を涵養し、
心身ともに健全な自立した人間の育成」を教育目標としています。

現在の生徒数は約1500名で、中央大学の附属校の中では最も生徒数の多い学校となっています。
男女比は約4:6で女子がやや多く、校風は実学の伝統と家庭的な人間関係を重視した、
明るく自由で伸びやかな雰囲気が特徴です。

2 入試情報

◆ 偏差値

2025年度入試における四谷大塚偏差値(80%合格可能性)は、第1回入試(2月1日)で男子57、女子59となっています。
一方、スタディアップの調査では男子54、女子54という数値も報告されており、
総合的に見ると男子54~57、女子54~59の範囲で推移していると考えられます。

◆ 倍率

2025年度入試の実質倍率は、第1回(2月1日午前)が2.85倍、第2回(2月2日午後)が2.77倍でした。

詳細な受験データを見ると、
第1回入試では男子が受験者137名中45名合格で倍率3.0倍、女子が受験者282名中102名合格で倍率2.8倍となっています。
第2回入試では男子が受験者353名中132名合格で倍率2.7倍、女子が受験者419名中147名合格で倍率2.9倍でした。

過去数年間の推移を見ると、2024年度は第1回が3.24倍、第2回が5.66倍、
2023年度は第1回が3.19倍、第2回が5.96倍と、一般的に第2回入試の方が競争が激しくなる傾向があります。

◆ 入試日程

2026年度入試は第1回が2月1日(日)、第2回が2月4日(水)に実施される予定です。試験科目は4教科(国語・算数・社会・理科)で、配点は国語・算数が各100点、社会・理科が各60点の合計320点満点となっています。

出願期間は12月20日から開始され、第1回・第2回ともに募集人員は第1回約100名、第2回約50名の合計約150名です。入学検定料は30,000円で、インターネット出願による手続きが採用されています。

3 教育・施設

◆ 教育内容

中央大学附属横浜中学校では、中高一貫教育の利点を活かした6年間の体系的なカリキュラムを実施しています。
週6日制・1コマ50分×6限の授業体制で、基礎学力の定着と発展的な学習のバランスを重視した教育を行っています。

特に注目すべきは大学連携プログラムで、中央大学のキャンパス・研究室訪問、教授による出張講義、
全学部共通科目「AI・データサイエンスと現代社会」の先行履修など、
付属校ならではの先進的な学習機会を提供しています。

英語教育では外国人講師による授業やネイティブ教員による会話授業を実施し、
数学では代数・幾何に分割して深く学習し、国語では古典や高校レベルの文章読解にも取り組んでいます。

総合学習では少人数クラス編成で討議・発表を重視し、
問題解決能力やコミュニケーション能力の育成に力を入れています。

◆ 施設

2013年に竣工した新校舎は、内庭やテラス、ランチルーム、学習テラスが連なる開放的で明るい構造が特徴です。
図書館の蔵書は約4万2千冊を誇り、充実した自習スペースも完備されています。

体育施設では、ロールバックチェアと大画面プロジェクターを完備した武道場、最新設備のトレーニングルーム、
人工芝のグラウンドなどが整備されています。
理科教育では生物室や化学室に充実した実験装置が配備され、多様な実験活動を通じて論理的思考力を育成しています。

各教室にはAV機器が備え付けられ、映像を活用した授業も行われています。
また、学習環境の充実のため、売店や各種設備も整備され、生徒が快適に学校生活を送れる環境が整っています。

4 併願戦略

◆ チャレンジ校

中央大学附属横浜中学校を第一志望とする受験生がチャレンジする学校として、
慶應義塾中等部、渋谷教育学園渋谷中学校、海城中学校、洗足学園中学校などが挙げられます。

これらの学校は偏差値が5ポイント以上高く、より高いレベルでの挑戦となります。

◆ 同等校

偏差値や校風が近く、併願されることが多い学校として、
神奈川大学附属中学校、法政大学第二中学校、青山学院横浜英和中学校、頌栄女子学院中学校などがあります。

これらの学校は入試日程も分かれており、併願戦略を立てやすい組み合わせとなっています。

法政大学第二中学校との併願が特に多く、「併願は中央大学横浜と青山学院横浜英和が定番」という指摘もあります。

◆ 安全校

合格の可能性を高めるための安全校として、
関東学院中学校、田園調布学園中等部、森村学園中等部、成城学園中学校などが選ばれることが多くなっています。

これらの学校は偏差値が5ポイント程度低く、確実な合格を見込める選択肢となります。

例えば、併願パターンの一例として、
1月に佐久長聖中学校、2月1日に中央大学附属横浜中学校、2月2日に中央大学附属横浜中学校第2回、
2月3日に関東学院中学校、2月4日に日本大学中学校という組み合わせがみられます。

5 進学実績

2025年度の大学合格実績では、
卒業生356名中、東京大学2名、京都大学3名、一橋大学4名などの最難関国立大学に合格しています。

国公立大学全体では47名、
早稲田・慶應・上智の早慶上智で62名、GMARCHでは358名という堅実な合格実績を残しています。

中央大学への内部推薦については、
2025年度は245名が推薦で進学し、法学部81名、商学部63名、経済学部38名、文学部27名、理工学部16名など、
各学部にバランスよく進学しています。
内部推薦率は約69%で、残りの約31%の生徒は他大学受験にチャレンジしています。

注目すべきは、
中央大学への内部推薦権を保持したまま国公立大学や中央大学にない学部のある私立大学への
受験制度が整備されていることです。
これにより、附属校としての安心感を持ちながら、より高いレベルの大学への挑戦も可能となっています。

私立大学の合格実績では、
早稲田大学17名、慶應義塾大学18名、上智大学27名、東京理科大学37名、明治大学49名、青山学院大学23名など、
難関私立大学への合格者も多数輩出しています。

医学部医学科への合格も着実にあり、国公立1名、私立3名の合格者を出しています。

6 まとめ

中央大学附属横浜中学校は、明るく自由な校風と充実した教育環境、
そして大学附属校としての安心感を兼ね備えた魅力的な学校です。

中央大学への内部推薦制度がありながらも、他大学への挑戦も可能な柔軟性を持っており、
生徒一人ひとりの将来設計に合わせた進路選択ができるのが大きな特徴です。

新しい校舎と最新設備、活発な部活動、充実した大学連携プログラムなど、生徒が成長できる環境が整っており、
知性と人間性をバランスよく育む教育が実践されています。

四谷大塚偏差値で男子54~57、女子54~59という難易度は決して低くありませんが、
基礎学力をしっかりと身につけ、過去問対策を十分に行えば合格は十分に可能です。

中学受験を考えている皆さんには、まずは学校説明会や文化祭に参加して、
この学校の魅力的な校風を実際に体感していただくことをお勧めします。

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