【中学受験注目校】上宮学園中学校〜先生の目がしっかりと行き届く学校〜

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1 学校の概要
上宮学園中学校は、大阪市天王寺区にある浄土宗を基盤とした併設型の中高一貫校で、男女共学の学校です。
最寄り駅はJR環状線や大阪メトロ各線が乗り入れる天王寺駅から徒歩圏内という、非常に利便性の高い立地にあります。1890年(明治23年)に開校した歴史と伝統を持ち、建学の精神として「正思・正言・正行」を掲げています。
これは、正しいものの見方や考え方を身につけ(正思)、正しい言葉遣いや態度で人と接し(正言)、
正しい行動を実践する(正行)ことを目指すもので、仏教精神に基づいた豊かな人間性の育成を重視しています。
教育目標は「学順」として、「掃除」「勤行」「学問」の三つを柱とし、日々の実践を通じて心身を整え、
真摯に学びに取り組む姿勢を育んでいます。
生徒数は各学年約100名から150名程度で、中学校全体で見ると生徒一人ひとりに先生の目が行き届きやすい、
アットホームな校風が特徴で、きめ細やかな指導体制が期待できます。
2 入試情報
◆ 偏差値
四谷大塚のデータによると、上宮学園中学校の中学受験偏差値は45から50程度となっています。
この偏差値帯は、基礎学力をしっかりと固めた上で、応用力も身につけている受験生が多く集まるラインです。
後述する複数の入試日程やコース設定を考慮すると、
受験生は自身の得意科目や目標とするコースに合わせて戦略的に準備を進めることが重要になります。
この偏差値帯の学校は、関西圏の中学受験において中堅上位層に位置しており、
公立高校トップ校を目指す層の併願先としても選ばれることが多く、競争は決して楽ではありません。
◆ 倍率
上宮学園中学校では、特進コースとGコースという二つのコースが設けられており、
それぞれに募集人員が設定されています。過去の入試結果を見ると、募集人員に対する受験者数の割合、
すなわち倍率は概ね1.2倍前後で推移していることが確認できます。
たとえば、特進コースでは募集人員30名に対し、
受験者数が139名、合格者数が113名で実質倍率1.23倍というデータもありました。
複数回の入試日程を設けているため、チャンスが多く見える一方で、日程によっては高い競争率となる可能性もあります。
志願者数は年によって変動しますが、募集人員に対して適切な準備をして臨めば、
十分に合格が狙える倍率であると言えるでしょう。
◆ 入試日程
上宮学園中学校では、例年1月の中旬から下旬にかけて、複数の日程と形式で入試を実施しています。
具体的な日程としては、1月13日や1月18日といった特定の日付に、
一般入試や自己アピール型入試、午後入試などが設けられることが多いです。
試験科目は、一般入試では2科(国語・算数)または3科(国語・算数・理科または社会)から選択できる場合があり、
また、国語・算数・理科・社会の4科で受験する形式も採用されています。
各科目の配点も入試日程やコースによって異なる場合があるため、
受験を検討される際は、学校が公表する最新の入試要項を細部まで確認し、
志望コースの試験科目と配点に合わせた対策を徹底することが非常に大切です。
特に午後入試は午前中に他校を受験した受験生も多く集まるため、
時間配分や集中力の維持といった点にも気を配る必要があります。
3 教育・施設
◆ 教育内容
上宮学園中学校では、生徒の学力と進路希望に応じたコース制を導入しています。
特に難関国公立大学や国公立大学医学部への現役合格を目指す「特進コース」と、
国公立大学・難関私立大学合格を目指す「Gコース」の二つのコースがあり、
それぞれが密度の濃い独自のカリキュラムで指導を展開しています。
中学校の段階から系統立てて学力を養成し、将来的な大学受験を見据えた指導が特徴です。
また、国際化社会に対応できる人材を育成するため、グローバル教育にも力を入れており、
ネイティブ講師による指導や海外語学研修などのプログラムを通じて、
実践的な英語力と異文化理解の精神を育んでいます。
さらに、各教室には電子黒板機能付きプロジェクターやWi-Fiが完備されており、
ICT教育を積極的に活用した授業が行われ、生徒の探究心を刺激する探究学習もカリキュラムに組み込まれています。
◆ 施設
上宮学園中学校は、近年、校舎の新築・改修が進められており、先進的で充実した教育環境が整備されています。
鮮やかなレンガスタイルが重厚感を漂わせる校舎には、電子黒板機能付きプロジェクターとWi-Fiを完備した教室のほか、
グループワークや自主研修にも活用できる広々とした図書館があります。
また、約400席を有する明るく開放的な食堂は、生徒の憩いの場としても利用されています。
体育施設も充実しており、人工芝のグラウンドやテニスコート、冷暖房完備の柔道場、
世界標準のスペックを誇る卓球場に加え、2023年に設置された最新の器具が揃うトレーニングルームなどがあり、
クラブ活動にも最適な環境です。
浄土宗の宗門学校として、学校祖法然上人像を安置した威厳ある講堂も設けられ、
宗教行事や各式典等に利用されています。
これらの充実した施設は、生徒たちが学校生活のあらゆる場面で快適に、そして意欲的に学べる環境を提供しています。
4 併願戦略
◆ チャレンジ校
上宮学園中学校の特進コースを第一志望としつつ、より高いレベルに挑戦したいと考える場合、
四谷大塚偏差値で50台後半から60台前半の難関校をチャレンジ校として設定することが考えられます。
具体的には、清風中学校や大阪桐蔭中学校の英数コースなど、進学実績と競争率が高い学校が挙げられます。
これらの学校は、上宮学園中学校の特進コース以上にハイレベルな学習進度と深い思考力が求められます。
チャレンジ校の過去問演習を通して、目標とする学力とのギャップを正確に把握し、
弱点補強に集中的に取り組むことが、合格への鍵となります。
◆ 同等校
上宮学園中学校と偏差値帯や校風が近く、併願校としてよく検討される学校としては、
同じく四谷大塚偏差値で40台後半から50台前半に位置する学校が適切です。
例えば、常翔学園中学校や関西大学北陽中学校、近畿大学附属中学校などが同等校として挙げられます。
これらの学校は、それぞれ異なる建学の精神や教育方針を持っていますが、
中高一貫教育を通じて大学進学を目指すという点では共通しており、受験生は実際に学校説明会などに足を運び、
校風や教育内容が自身の目指すものと合致するかを慎重に見極める必要があります。
同等校との併願は、入試日程が重ならないよう注意深く計画することが成功のポイントです。
◆ 安全校
受験において精神的な安定を図るため、合格の可能性がより高い「安全校」を確保することは非常に重要です。
上宮学園中学校を第一志望とする場合、
四谷大塚偏差値で40台前半を目安とする学校を安全校として検討することができます。
安全校を選ぶ際には、単に偏差値が下回っているという理由だけでなく、
万が一進学することになった場合でも後悔しないよう、学校の教育内容や通学の便、
進学実績などを総合的に考慮して選択する必要があります。
安全校でしっかりと合格を手にすることで、本命校へのチャレンジに心の余裕を持って臨むことができるでしょう。
5 進学実績
上宮学園中学校の卒業生は、併設の上宮高等学校を経て、多様な進路を実現しています。
近年の大学合格実績を見ると、国公立大学へは着実に合格者を輩出しており、
特に大阪教育大学、奈良教育大学、和歌山大学などの教育系大学や、
神戸大学、大阪公立大学などの関西圏の国公立大学への合格が見られます。
また、私立大学では、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)といった難関私立大学に
年間100名以上の合格者を輩出しており、その合格者数は毎年安定しています。
さらに、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)への合格者も多く、
多数の生徒がこれらの大学に進学しています。
その他、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学などの首都圏の難関私立大学や、
私立大学の医学部にも合格者を輩出しており、手厚い進路指導と学習サポートの成果が見て取れます。
特に近畿大学への合格者数は突出しており、高い合格実績を誇っています。
6 まとめ
上宮学園中学校は、利便性の高い立地と伝統に裏打ちされた教育理念のもと、
生徒一人ひとりに寄り添うきめ細やかな指導が魅力の学校です。
中学校から高校へと続く6年間の一貫教育の中で、特進コースとGコースという二つのコースを通じて、
難関大学への現役合格を目指す確かな学力と、国際社会で活躍するための豊かな人間性を育んでいます。
最新の設備が整った学習環境と、先生の目がしっかりと行き届く少人数体制は、
まさに「先生の目がしっかりと行き届く学校」というタイトル通りの教育を実現しています。
このような充実した環境で、お子さまの可能性を最大限に引き出したいとお考えのご家庭に、
上宮学園中学校は最適な選択肢の一つとなるでしょう。
中学受験は、お子さまの将来の選択肢を広げるための大切なステップです。
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