首都圏私立高校受験 確約って何?

確約とは?

首都圏の高校入試では私立高校の「確約」という制度があります。
(もちろん、全ての高校で実施されているわけではない)

高校は実際問題としてほぼ100%の生徒さんが進学します。
そこで、「併願校」というものが重要になります。

一般に公立高校が受験日程的には最後です。

公立高校を受験したときに
他にどこも合格していないという状況は生徒さんにとって大きなプレッシャーになります。

そこで、それをできる限り避けるために作られた制度でしょう。
もちろん、私立学校側としても生徒募集のためということはあると思います。

私は来年高校受験生なの。

確約ってどんな仕組みなの?

名前の通り、絶対に合格できるの?

どのように合格できるの?

まず、確約という名称は一般的に言われているだけで、
本当に絶対に合格する約束というわけではありません。

都道府県・学校によって若干違いますので、一般的なことをお話しします。

自分の受験したい私立高校に事前に相談に行きます。
その時に学校の満たす条件に達していれば「確約」ということになります。

条件は学校によって様々です。
一番多いのは調査書の点数(評定)です。
5科目・3科目(場合によっては9科目)の評定の場合もあります。
それに様々な資格(英検など)による加点がある場合もあります。

埼玉県では北辰テストの結果を持っていく場合が多いようです。
一番成績が高かった結果を2つ持っていって、そこで基準に達していればOK、などです。

ただし、基準に達していても、評定に「1」があったらだめ、
学校によっては「2」があったらだめなどの基準がある場合もあります。

それが、欠席日数などの場合もあるようです。
また、第二志望でないと確約は出さないという学校もあります。

確約が出ると、入学試験を受験した時に加点があります。
どのくらい加点があるかというと、
基本的には「合格点まで」というところが多いと思います。
場合によっては「40点」「60点」などと決まっているようです。

ただし、ここまで読んできてわかる通り、
確約と言っても絶対に合格というわけではありません。

もし絶対に合格ならば、試験を受ける必要もないはずです。
そして、加点についても条件があります。
例えば、当日の試験で40点未満の科目があった場合は加点しない、などです。

条件のまとめ

確約を取るには基本的に以下の条件がそろえば大丈夫です。

・ 志望順位(第一志望でなければダメ、第二志望でなければダメなど)

・ 事前の成績(調査書の点数、模擬試験の成績、資格試験の取得など)

・ 当日の成績

です。
当日の成績については、あまりにも低くなければ大丈夫です。
したがって、(特に第一志望で)確約が取れたからといって
完全に勉強しない状況になってはダメということです。
(そもそも、入学後苦労します)

確約をもらえれば、
第二志望でもかなり合格できるのね!

それまでの努力の成果で
合格が近づくってイメージかしら。

じゃあ、どうやったら確約がもらえるの?

よし。

じゃあ、どうやって確約をもらうのかについては、
次の記事で書きます。
明日アップしますので、お楽しみに!

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