静岡県公立高校入試のしくみ
静岡県公立高校入試とは
静岡県の公立高校に入学するための試験です。
試験は一発勝負ですが、選抜方法が何種類もあります。
ということは、入学試験の点数、内申点、
いろいろな部分を見てくれる可能性があるということです。
自分の長所を伸ばすのは当然ですが、
入試のしくみをよく知って短所を補うことができれば
合格が近づきます。
入試のしくみをきちんと理解して準備をしっかりとしていきましょう。
静岡県公立高校入試のしくみ
静岡県公立高校入試は一回の入試で行われます。
しかし、選抜方法が4種類あるので、しっかりと理解しましょう。
まずは、何を評価されるのかを確認しましょう。
評価に使うもの
1 調査書
調査書とは、いわゆる内申点のことです。
ここには「学習の記録」という部分があります。
通知表の数字だと思っていいでしょう。
3年生の時の成績を使用します。
9教科、5段階ですので、全部で45点満点です。
その他の部分(特別活動の記録、諸活動の記録など)についてももちろん選抜に使われます。
2 学力検査
入試当日に行われる試験です。
5教科の試験が各50点満点で行われます。
したがって、250点満点ということになります。
3 面接
集団面接・個人面接(自己表現も含む)・グループ面接(討論も含む)から
学校ごとに選択して行われます。
選抜方法
選抜は4段階で行われます。
学校裁量枠で選抜をし、
その後共通枠で1段階、2段階、3段階と選抜をしていきます。
順番に見ていきましょう。
1 学校裁量枠
定員は募集定員総数の50%以内で各学校が決めます。
(芸術科とスポーツ探求科は100%です。)
ここでは、調査書・学力検査・面接・その他の検査(実技検査など学校独自に実施)を
総合的に判定します。
何を重視するかは「重視する観点」が発表されるので、
それを見て準備をしましょう。
2 共通枠・第1段階
まず、受験生を調査書の学習の記録の点数で順番に並べます。
そして、共通枠定員までの受験生をリストアップします。
リストアップされた受験生を今度は学力検査の結果で並べます。
この結果で上位75%が合格です。
つまり、共通枠の75%は調査書上位者を学力検査順に並べて選抜されます。
調査書の点数が共通枠定員内に入っていることが条件ですが、
入っていればあとは学力検査が重視されるということです。
3 共通枠・第2段階
第1段階の合格者を除いた受験生全てを対象として選抜します。
調査書の学習の記録以外の記述と面接の結果から選抜をします。
ここでは、「点数」以外の部分で選抜が行われます。
ここで選抜されるのは共通枠定員の10%程度です。
部活や校内・校外の活動に力を入れてきた生徒さんにもチャンスがありますね。
4 共通枠・第3段階
ここまでの合格者を全て除いた受験生全てを対象として選抜します。
ここでは、調査書の全ての記録、学力検査、面接全てによって選抜されます。
定員は残りですから、共通枠定員の15%程度です。
まとめ
すごく難しい。
何を準備していいかもわからない。
自信がなくなってきた・・・。
心配する必要はないよ。
まず、調査書(内申点)の点数を上げることを考えましょう。
そのためには何をするかというと、
分かりやすいのは定期考査。
定期考査に向けた準備をしっかりと行い、
定期考査で得点を取ることを目指してください。
あとは受験本番で得点を取ることを目指しましょう。
静岡県公立高校入試のしくみは、他の都道府県にはあまり見られないものです。
静岡県に住んでいる生徒さんにはこれが普通なのでしょうが、
他県からの受験をする方は気をつけてください。
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