過去問演習は古いものから?新しいものから?
よく聞かれる質問の一つです。
私がどのように答えているのかを紹介します。
最新年度の過去問について
最新年度の過去問は早い時期にやるのはやめて残しておきましょう。
もし、塾に通っているならば、塾の授業で使う場合もあります。
その場合、添削などもついているでしょう。
今後の学習のアドバイスもあるかもしれません。
一度やったことがあるもので添削を受けても無意味ということはありませんが、
せっかくなので、フレッシュな状態でやりたいですよね。
また、年末などに力試しでやってみるのもいいと思います。
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古い過去問からやるのを勧める場合
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例えば、夏休みから過去問演習を始めるとしましょう。
時間はまだたっぷりあります。
この場合は古い過去問からやっても問題ありません。
新しい過去問からやるのを勧める場合
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例えば、11月から過去問演習を始めるとしましょう。
この場合、残された時間は少ないです。
この場合は新しい過去問からやっていくことを勧めます。
5年前、4年前、3年前の過去問はやったけど、一昨年・去年のものはやっていない。
一昨年・去年のものはやっつけ仕事になってしまった。
そんなことになったら、悔いが残ります。
悔いが残らない準備をして本番に臨むというのは基本です。
何年分の過去問をやればいいのか?
過去問を買うと何年分か掲載されていますよね。
それをやれば十分だと思います。
もし手に入るなら、もっと古いものをやってもいいと思いますが、
無理やり手に入れてやるほどのものでもないと思います。
また、気をつけなければいけないのは、社会などでは統計などが古い場合があります。
これは気をつけなければいけません。
ただし、考え方は現在でも通用します。
共通試験・地理対策で20年前の問題をやらせることがあります。
人口などは今と違いますが、考え方は通用しますので、問題はありません。
また、傾向が変わっている場合もあります。
その学校の傾向が変わっていても、難易度などはそこまで変わらないことが多いです。
少なくとも「やって無意味」ということはありません。
繰り返しになりますが、すごく古いものまでやらなければならないということではありません。
できるならばやったらいい、程度のものです。
過去問は何点取ればいいの?
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あまり点数にはこだわらなくていいと思います。
中学受験の場合、多くの塾で夏休み前に一通りのカリキュラムが終了します。
その後に新しいことが出てこないわけではありませんが、
一通り終わっているので、過去問演習をして聞いたことがないというものは少ないでしょう。
しかし、高校受験・大学受験だとなかなかそうはいきません。
特に大学受験生の場合、冬休みになってようやく過去問演習をして
「得点できる!」
という実感が得られるということも少なくありません。
そのような中でスイスイと合格点が取れるということはあり得ないでしょう。
一方、過去問演習は問題を解く時の環境が本番より良いことが少なくありません。
本番は緊張の中、1日に何科目も行います。
過去問演習は慣れた自分の勉強部屋で、
1日1科目だけということもあります。
だったら、いい点数が取れるというわけでもありませんが、
そもそもの条件が違います。
以上のことから、点数にこだわりすぎても仕方ありません。
その上で目指して欲しいのは
「合格者平均」
です。
合格者平均を取ったから良い、取れなかったからダメというわけではありませんが。
それよりも、
「計算ミス」「読み落とし」「回答条件のミス」
などがなかったか、
時間が足りなくならなかったか
などを特に気にしてください。
もちろん、一人でやるとなかなかどうしたらいいかわからないということもあるでしょう。
そんな時はぜひ、当塾にご相談ください。
お役に立てることもあると思います!