英検の受験料とコスパ徹底比較｜TOEIC・TOEFLとの違い

どの英語試験を受けるべき？ 料金と目的の比較

英語学習を進める中で、自分の実力を証明するために英語資格試験の受験を考える方は多いでしょう。

しかし、日本には「英検®（実用英語技能検定）」、「TOEIC® Listening & Reading Test」、
「TOEFL iBT® Test」など、様々な試験が存在します。

これらを選ぶ際、多くの方が悩むのが
「どの試験が自分に合っているのか」そして「受験料はいくらかかり、コストパフォーマンスはどうなのか」
という点です。

特に大学受験を控えた高校生やその保護者様にとっては、
受験料だけでなく、その資格が将来どれだけ役立つのかが重要な判断基準となります。

この記事では、まず英検の級別受験料を詳しく確認し、TOEIC、TOEFLと徹底的に比較します。

その上で、単なる料金の安さだけではない「真のコストパフォーマンス」について、目的別に詳しく解説していきます。

英検®の級別受験料（2024年度・本会場）

まず、国内で最も広く認知されている英検の受験料を見てみましょう。

英検は級が上がるにつれて難易度が上がり、受験料も高くなる傾向があります。
ここでは、中学生・高校生・大学生の受験者が多い3級から1級までの、
従来型の「本会場」受験料（2024年度第1回検定時点）の目安をご紹介します。

• 3級：6,900円
• 準2級：8,500円
• 2級：9,100円
• 準1級：10,500円
• 1級：12,500円

これらは一次試験と二次試験（スピーキング）を合わせた料金です。

大学受験での利用を目指す場合、多くのケースで2級以上、難関大学では準1級以上が求められるため、
受験料としては約9,000円から10,000円程度を見込むことになります。

TOEIC®・TOEFL iBT®との料金比較

次に、他の主要な英語試験と受験料を比較してみましょう。

TOEIC® Listening & Reading Test（公開テスト）の受験料は、約7,810円（税込）です。
これは英検の準2級や2級に近い価格帯と言えます。
TOEICはリスニングとリーディングの2技能を測定する試験であり、
主にビジネスシーンや就職活動での英語力証明として広く利用されています。

一方、TOEFL iBT® Testは、主に海外の大学・大学院への留学を目指す人が受験する試験です。
受験料は米ドルで設定されており、245ドルです。
1ドル150円で換算すると、約36,750円となり、英検やTOEICと比較して突出して高額です。
これは4技能（読む・聞く・話す・書く）すべてをアカデミックな環境下で測定する、非常に高度な試験であるためです。

単純な受験料だけを比較すると、TOEICが比較的安価で、
次いで英検の各級、TOEFLが最も高額であるという構図が見えてきます。

コスパが良いのはどの試験？ 重要なのは「目的」

「では、一番コストパフォーマンスが良い試験はどれか」と問われたら、
その答えは「受験する人の目的によって全く異なります」となります。

受験料が安いからという理由だけでTOEICを選んでも、
大学受験で「英検準1級取得者」として優遇される制度は利用できません。

コストパフォーマンスとは、支払った受験料に対して、
どれだけ大きなリターン（合格、スコア達成、進学や就職での優遇）が得られるか、で決まります。

もしあなたの目的が「日本の大学受験を有利に進めること」であるならば、
コストパフォーマンスが最も高い試験は「英検」である可能性が非常に高いです。

大学受験に強い「英検」の圧倒的メリット

なぜ大学受験において英検のコストパフォーマンスが高いのでしょうか。
それは、多くの大学が英検のスコアや級を入試に活用する「入試優遇制度」を導入しているからです。

例えば、「出願資格」として英検2級以上を定めている大学・学部があります。
また、より直接的なメリットとして、「得点換算」や「みなし満点」という制度もあります。
これは、英検準1級を持っていれば、大学独自の英語試験を受けなくても「英語科目は満点扱い」になる、
あるいは「共通テストの英語リーディング・リスニングを9割（あるいは満点）として換算する」といった制度です。

数千円から一万円程度の受験料で、
大学入試本番のプレッシャーがかかる中で一点を争う英語試験の点数が保証されるのですから、
これほどコストパフォーマンスの高い投資はありません。

TOEICやTOEFLのスコアも一部の大学では利用できますが、
英検を採用している大学の数と制度の多様性は、国内入試において群を抜いています。

資格をどう活かすか？ 受験後の未来

資格は取得して終わりではありません。
大学受験で英検を活用した後も、その英語力はあなたの資産となります。
英検準1級や1級レベルの語彙力や読解力は、大学での専門的な論文講読や、将来のキャリアにも直結します。

一方で、もし目的が「就職活動」であれば、企業での認知度が非常に高いTOEICが有利に働く場面が多いでしょう。
また、将来的に「海外留学」を視野に入れるのであれば、どれほど高額であってもTOEFLのスコアが必須となります。

まずはご自身の「今、一番達成したい目的」を明確にし、
それに最適な試験を選ぶことが、結果的に最も「コスパの良い」選択となるのです。

試験ごとの「壁」を乗り越える個別対策

目的が定まったら、次はその試験に特化した対策が必要です。
英検は級が上がるごとに、単語のレベルが飛躍的に上がり、
ライティング（英作文）やスピーキング（面接）といったアウトプットの比重も高まります。
特に準1級や1級は、付け焼き刃の勉強では合格が難しい「壁」が存在します。

TOEICは時間との戦いです。
大量の問題をスピーディーに処理する情報処理能力と、ビジネスシーン特有の語彙力が求められます。
TOEFLは、大学の講義を想定した高度なリスニング力や、
複数の情報を統合して要約するライティング・スピーキング能力が必要です。

これらの異なる試験の「壁」を独学で乗り越えようとすると、
膨大な時間がかかってしまったり、自分の弱点が分からないまま非効率な学習を続けてしまったりしがちです。

オンライン・完全個別指導Soleadoで実現する「最短ルート」

私たちオンライン・完全個別指導塾Soleadoは、集団授業や画一的なカリキュラムでは対応が難しい、
こうした英語資格試験の対策を得意としています。

Soleadoの強みは、その名の通り「オンライン」で「完全個別指導」である点です。
ご自宅から受講できるため、通塾の時間を節約でき、部活動や学校の課題で忙しい高校生の皆様も、
ご自身のスケジュールに合わせて柔軟に学習を進めることが可能です。

そして何よりも「完全個別指導」であるため、
あなたの現在の英語力と目標（例えば「半年後に英検準1級に合格したい」）に合わせた、
あなただけの学習プランを作成します。

英検のライティングが苦手であれば、専任の講師が答案を徹底的に添削し、得点に直結する型を指導します。
TOEICのリーディングが時間内に終わらないのであれば、速読のテクニックと文法力の強化を集中的に行います。

高額な受験料を何度も支払うことになる前に、
また、貴重な受験勉強の時間を無駄にしてしまう前に、
専門家のサポートを受けることは、受験料そのものよりも重要な「学習のコストパフォーマンス」を最大化する選択です。

まとめ：最適な試験選びと対策が未来を拓く

英検、TOEIC、TOEFLは、それぞれ受験料も目的も異なります。
大学受験という目的においては、英検が非常に高いコストパフォーマンスを発揮することは間違いありません。

しかし、どの試験を選ぶにしても、合格やスコアアップには戦略的な学習が不可欠です。
オンライン・完全個別指導のSoleadoでは、生徒様一人ひとりの目標に寄り添い、
最短ルートでの目標達成をサポートします。

まずはご自身の学習状況や目標について、お気軽にご相談ください。
あなたの可能性を最大限に引き出すお手伝いをいたします。