群馬県公立高校入試のしくみ

群馬県公立高校入試とは

群馬県の公立高校に入学するための試験です。

群馬県公立高校入試は2023年まで前期・後期の2回行われていましたが、
2024年からは1回限りの入試になりました。

今まで前期・後期で選抜方法が違ったのですが、
2024年からは1回の試験で複数の選抜方法で選抜をすることになりました。

では、具体的にどのように選抜するのでしょうか。

インタビューシート

昨年までは志望理由書と言いました。

これまでの学校における、あるいは学校外での活動の記録を提出します。
また、高校生活でどのようなことをしたいのか目標や抱負も記述します。

インタビューシートは受験生本人が作成する評価です。

調査書

1年生・2年生・3年生の9科目、5段階評価を得点とします。
各学年45点満点ですから、135点満点です。

学習の記録以外の部分をどのように使うかや135点満点をどのくらいの比重で使うかは
各学校によって違います。

ただし、1年生の時から高校入試に使う評価が始まっているということは間違いありません。

調査書は中学校が作成する評価です。

学力検査

皆さんがイメージする入学試験です。各科目100点満点で5科目の試験が行われます。

学校によっては傾斜配点を実施している学校もあります。

その他の検査

面接、実技、プレゼンテーション、作文、小論文など各学校や学科の特色に合わせた検査が実施されます。

合否判定

合否判定は学力検査を重視する「総合選抜」、様々な評価を合わせる「特色選抜」で行われます。

群馬県のホームページから以下のような資料を学校ごとにみることができます。
ここでは前橋高校を見てみましょう。

総合型選抜は「学力検査81%」「面接等6%」「調査書14%」とあります。
合計100にならないのは、小数点の処理のためでしょうか。

特色型選抜①は「学力検査73%」「面接等5%」「調査書22%」。
特色型選抜②は「学力検査59%」「面接等5%」「調査書35%」です。

そして、定員は総合型選抜が80%、特色型選抜①が15%、特色型選抜②が5%です。
前橋高校では、総合型選抜が「1」のところにあります。
まず、総合型選抜の基準で定員の80%の合格者を選びます。

次に、特色型選抜①が「2」のところにあるので、
先ほどの不合格者の中から定員の15%をこの基準で選びます。

最後に特色型選抜②が「3」のところにあるので、
残りの受験生からこの基準で定員の5%を選びます。

このように、さまざまな選抜方法を使って選抜する、
しかも、学校ごとにその比重を決められるのが群馬県公立高校入試の特色です。

対策

まずは、自分の志望する学校の選抜方法をしっかりと把握しましょう。
そして、インタビューシートの作成をしっかりとすること。
1点の勝負になった時に、インタビューシートのちょっとした書き方で結果が変わることがあります。

そして、調査書の得点を上げるためには、普段の学習をしっかりとすることです。
具体的には定期考査で得点をしっかり取ることを目指しましょう。

普段の学習をして、定期考査を受け、うまくいかなかったところを改善する。
授業もしっかりと受け、提出物なども手を抜かずに行う。

これをしっかりとやってください。

Soleadoでは授業以外の家庭学習も生徒さんと共に進めていくことをモットーとしています。
調査書の点数を上げるためにも、ぜひ一緒に学習を進めましょう。

そして、学力検査対策です。
群馬県では群馬県統一テストというものもあります。
ぜひ、中学1年生の頃から受験することをお勧めします。
テストとはどういうものか、それに対してどんな準備が必要かをしっかりと体感してください。

近年の公立高校入試は知識レベルは教科書レベルでも、
考える力、読み取る力などさまざまな力が試されます。

Soleadoはオンライン・完全個別指導の塾です。
一人一人の得意・苦手なところにスポットを当てて指導を進めていくことができます。

お問い合わせ・無料体験授業はお気軽にご用命ください。
そして、志望校合格に向けて一緒に頑張りましょう!

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