続々締結、高大連携!

24年5月14日、日本女子大学と光塩女子中高が高大連携協定を締結したそうです。

ここのところ、高大連携協定の締結のニュースは毎週のようにみている気がします。
ところで、高大連携ってなんでしょうか?

どんないいことがあって、どんな悪い点があるのか?

考えてみましょう。

付属校と係属校

付属校になる、というニュースもたまにみます。

これは、同じ学校法人になるということです。
簡単に言えば、一つの学校になると言ってもいいでしょう。

確実に100%というわけではありませんが、
付属校ならば、かなりの確率で上の大学に進学することができます。

一方、係属校というのもあります。

これは、同じ学校法人にはならないけど、同じ名前の学校になるということです。

例を見てみましょう。
早稲田大学は付属校が2校あります。
早稲田大学高等学院 と 早稲田大学本庄高等学院 です。
ここは早稲田大学と同じ法人ということです。

それに対して係属校は
早稲田中学・高校、早稲田佐賀中学・高校、早稲田摂陵高校・早稲田実業中学・高校、早稲田渋谷シンガポール校
(小学校は省略しました)
と5校あります。
これらは同じ法人ではありませんが、「早稲田」という名称をつけています。

係属校でも上の大学に推薦で進める割合は高い場合が多いです。
係属校になったばかりだと低い場合もありますが、だんだん上がっていくのが普通です。
早稲田の場合、佐賀がいい例だと思います。

高大連携

高大連携の場合は同じ法人になるわけではありません。
ここが付属校と違うところです。

そして、学校名も同じになるわけではありません。
ここが係属校とも違うところです。

ということは、付属校・係属校と違うところは
「明らかに別の学校である」という点でしょう。

校訓などは違う可能性があるということです。
(もちろん、全く違う方針だった場合は連携できないと思いますが)

あくまで全く違う二つの学校が連携する、ということです。

連携のメリット

連携した時にどのようなことが起こるでしょうか?

まず、中高に在学中に大学の教育を受けられる可能性があるという点です。
例えば、大学の先生が授業をしてくれる。
これによって、中学・高校で学習している内容が
大学でどのように役に立つのか知ることができます。

大学進学後、自分の進学した学部の学習・研究内容が思っていたのと違う!
というようなことが防げます。

もう少し前向きに自分がどのような学部に興味があるのかを
積極的に探すことができるとも言えます。

もちろん、大学の設備(図書館など)を使うことができる、
場合によっては大学の授業を受講することができる、
など、さまざまなメリットがあります。

中高時代にこのような経験ができるのは
進路を決めるにあたりとても有意義だと思います。

次に、進学についてです。
高大連携をしている場合、推薦枠が大きくなる場合が多いです。

つまり、推薦でその大学に進学できる可能性が高くなるということです。
もちろん、付属校や係属校ほどではありませんが、
推薦で進学できる可能性が高くなるというのは大きなメリットでしょう。

連携のデメリット

これはデメリットというわけではありませんが、
学校によっては高大連携が発表された途端に人気が上がる場合があります。

単純にいうと、受験の時の偏差値が上がるということです。
(もちろん、付属校・係属校になるというときも偏差値が上昇する場合があります)

また、推薦で進学できると思って入学した場合、
思ったより推薦枠が少ないということもあり得ます。

とはいえ、これらはデメリットと考える必要はないかもしれません。

一生懸命勉強して、これらのハードルを乗り越えればいいのです。
そのお手伝いを我々もできるかもしれません。

お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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