模擬試験 対策をする?しない?

模擬試験を受検するのは何のためでしょうか?

日頃の勉強の成果を試す。
自分の弱点を見つけ、今後の勉強に活かす。
志望校合格判定のため。

いろいろあるでしょう。

では、模擬試験の対策はした方がいいのでしょうか?

対策をするって何?

模擬試験の対策は2つのパターンがあると思います。

まず、受験する模擬試験の範囲を勉強する。
次に、過去問などを解く。

考えられるのはその程度でしょうか。

一つずつ見ていきましょう。

範囲の学習

受検学年の夏を超えると範囲はだんだんとなくなっていきます。

それはそうですよね。受験に範囲はありません。

夏前ならば確実に範囲はあるでしょう。
もちろん、学校や塾でもまだ未習分野があるから、ということも見逃せません。

範囲が発表されているならば、
その範囲を徹底的に学習するというのは当然でしょう。

全く問題がありません。

過去問などを解く

これが考えさせられるものです。
まず、過去問を手に入れます。
話を聞くとネットオークションなどで買う場合もあるようです。

そして、それを「対策」のために一生懸命解きます。
毎年同じような範囲ですから、範囲の学習にもなります。

問題形式もバッチリ身につけて、
時間配分も大丈夫。

そして模擬試験に臨みます。

これで高得点を取れるでしょうか?
難しい問題だと思います。

ただし、根本的な問題として、この対策方法が
受験勉強として正しいのかは微妙だと考えています。

実際にこれをやるとわかるのですが、
だんだんと過去問で得点を取ることが目的化してしまいます。

そうなってしまうと本末転倒です。
得点を取りたいのは本番ですし、
そもそも、模擬試験は「模擬」な訳で、本番ではありません。

模擬試験の過去問をやるのは何のために行うのか、
しっかりと自覚を持ってやってほしいと思います。

じゃあ特別な対策をしないのは?

普段の学習だけで受験するというのはありだとは思います。

ただし、普段きちんと勉強しているならば、です。
普段の勉強なしに模擬試験を受験しても、
勉強の成果を図るためになりません。

まとめ

模擬試験は学習の進捗・成果の確認という意味が大きいと思います。

ほとんどの模擬試験で1年間受け続ければほぼ全範囲の出題がなされます。
ということは、少なくとも模擬試験の復習を全部やれば前範囲学習できるということです。

偏差値も同じで、
一年分並べてみたときに低い回がありますよね。
そこの範囲が苦手ということはありませんか?

そうしたらそれに対する対策をするべきです。

きちんと全範囲の学習を進めていくためのものであって、
良い偏差値を取るために受験しているわけではありません。

模擬試験の過去問を一生懸命やっている方は
この点を見失っている場合がままあります。

模擬試験の過去問をやること自体が悪いとは言いません。
もう一度なんのために模擬試験を受検するのか、
その対策は何のためにやっているのかを考えてみましょう。

模擬試験を受検した後、
模擬試験の過去問をやった後に
質問がある、何をすればいいのかわからないというときは
遠慮なくご質問ください。

お問い合わせ・無料体験授業はお気軽にご用命ください。

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