早稲田佐賀中学校 新思考入試を受けたい!

早稲田佐賀中学校

佐賀県唐津市にある早稲田大学の係属校です。

大隈重信の出身地である佐賀に2010年に開校した学校です。
高校野球で甲子園に出場したこともあるように部活もさかんな学校です。

学校は旧唐津東高校・中学校の校舎を利用しています。
もちろん、あちこち改築していますが、公立高校のような校舎の中に
私立高校の最新の設備がある高校で、見学したときはとても面白いと思いました。

また、唐津市立大成小学校跡地に作られた第二グラウンド、
唐津市総合庁舎跡地に造られた八太郎寮など、施設はどんどん整っています。

この寮が素晴らしい。
一度見学に行くと、ここまで見てもらえるのか!と思うほど、
本当に生徒さんをよく見ています。

これだけ勉強に、その他の活動に充実した学校生活を送ることができるのは
生徒さんは本当に幸せだと思いました。

もちろん、寮に入る場合、いろいろな苦労はあると思います。
また、寮生活を送るというのは、親御様もさまざまな思いがあるでしょう。

進学して、結局短期間で退学してしまったという生徒さんも見たことがあります。

素晴らしい学校だと思いますが、
寮に入るという部分についてはよく検討して決める必要があるかもしれません。

新思考入試

2021年から始まった入試形態です。

12月に行われ、普通にイメージする入学試験とは違う試験が実施されます。

具体的には、
① 総合Ⅰ と 総合Ⅱ
② 総合Ⅰ と 英語
のいずれかの試験を受験します。

総合Ⅰは理系、総合Ⅱは文系の試験です。
とはいっても、一生懸命知識を獲得して、それを答えるというものではありません。

「新思考」とあるように思考力を求められるもんだになっています。

総合Ⅰ

2023年12月の試験では、
ピックの定理、コラッツ予想などが出題されていました。
とは言っても、覚えている必要はありません。
文章を読んで、資料を読んで、それをもとに考えていく問題です。

小学生が全く知らない分野ですので、
小学生からすれば、素直に「読んで、理解して答えるのね」と思えたかもしれません。

理科も振り子が題材となっていたので、それほど難しいという感じはしませんでした。

ただし、時間は厳しかったと思います。
なにしろ、読みとる+考える量が多い。
その点はとても大変です。

読解力と思考力が問われる問題でした。

総合Ⅱ

文系の問題です。

とは言っても、資料の読み取りにさまざまな表などが出てきますので、
意外と理系的な考え方が必要かもしれません。

(個人的な考えですが、社会ができるには割合の分野がわかっていないと
厳しいと思っています。社会は理系科目!?)

また、こちらも量が時間がタイトだと感じました。
量が多いというよりも処理速度が必要だと思います。

また、2023年12月の入試では立憲主義について出題されていました。
法政二中(神奈川県)などでも繰り返し出題されているので、
特別なものだとは思いませんが、
考えられるほど立憲主義を理解している小学生というのは
なかなかいないと思います。

そういう意味で、難しい問題だな、と思いました。

結局、対策は何をすればいいの?

これは非常に難しいと思います。

早稲田大学の政経学部に総合問題というのがありますが、
それを意識しているのでしょうか。
情報を統合し、新しいアイデアを出す力、というと
中学入試では大仰かもしれませんが、
大きくいうとそのような力が求められています。

「読み取る」「考える」というところに焦点を当てて学習をする必要があります。
だからと言って、基礎的な力は必ず必要です。
しっかりと中学受験の勉強をした上で、
「読み取る」「考える」という力を育みましょう。

公立中高一貫の適性検査などをやってみるのもいいかもしれません。

いずれにしろ、この対策をがっつりとやると、
他の中学入試の勉強に支障が出るかもしれません。

あくまで中学入試の学習を進めながら、対策も行うことがいいと思います。

保護者の皆様がお子様の勉強をサポートする際には、以下の点に注意してください

1. 基礎学力の確認:国語、算数、理科、社会といった基本的な科目の学習を怠らないようにしてください。
2. 思考力の養成:日常生活の中で遭遇する問題に対して、子供たちが自分の頭で考え、解決策を見つける練習をさせてください。
3. 表現力の向上:自分の考えを明確に伝える練習を通じて、論理的なコミュニケーション能力を高めてください。
4. 過去問の活用:早稲田佐賀中学校が提供するサンプル問題や過去問を利用して、新思考入試の形式に慣れるようにしましょう。

Soleadoの講師も早稲田佐賀中学校・新思考入試の指導経験はもちろんあります。
当然、公立中高一貫の指導経験もあります。

やはり経験のある講師の指導を受けるのが一番だと思います。
お問い合わせはお気軽にどうぞ!

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