岐阜県公立高校入試のしくみ
岐阜県公立高校入試とは
岐阜県の公立高校に入学するための試験です。
ただし岐阜県には国立岐阜工業高等専門学校があります。
ここは別の入試制度ですが、本ページでは割愛したいと思います。
公立高校入試を目指すには内申点など心配なことがたくさんあると思います。
まず、どのようなしくみなのか情報を把握し、
しっかりと準備を進めていくことで合格に近づいていきます。
岐阜県公立高校入試のしくみ
岐阜県公立高校入試では、基本的に調査書と学力検査で合否を決定します。
まず、その内容を確認しましょう。
調査書
いわゆる内申点です。
主に学習の記録をしようします。
これは、9教科5段階の評価、
つまり、通知表に出ている数字と考えていいでしょう。
岐阜県の場合、1年生〜3年生まで使用されます。
1年生が45点満点、2年生も45点満点、
3年生は2倍されて90点満点です。
つまり、3年生の得点が2倍されますので、
3年生の時の成績によって成績を大きく伸ばすことができます。
学力検査
学力検査は5教科それぞれ100点満点です。
したがって、500点満点ですが、
傾斜配点が行われる学校もあります。
傾斜配点が実施されているのは
岐山高校・理数科で数学と理科の点数が1.3倍
大垣東高校・理数科で数学と理科の点数が1.3倍
の2校です。
これはこの記事執筆時の情報ですので、
常に新しい情報を確認してください。
その他の試験
高校・学科によっては面接や実技試験が課されます。
実技試験は加納高校の音楽家のみで実施されています。
また、学校独自検査というものがあります。
これは定員の30%までを独自検査で選抜することができます。
内容は面接・小論文・自己表現・実技検査などで、
部活動や課外活動で実績のある生徒が主な対象です。
ただし、すべての学校・学科で行われているわけではありませんので、
よく確認してください。
選抜
岐阜県の特色的な部分ですが、
学校によって学力検査と調査書の配点割合が決められています。
学力検査と調査書の配点割合は「7:3」から「3:7」となっています。
つまり、学力検査が7:調査書が3という割合の学校ならば、
学力検査の結果(500点満点)に500分の700をかけて700点満点に換算します。
調査書の結果は180点満点に180分の300をかけて300点満点にします。
この合計で合否を決定します。
学力検査が3:調査書が7という割合の学校でしたら、
学力検査の結果に500分の300をかけて300点満点に、
調査書の結果に180分の700をかけて700点満点にします。
自分が受験する学校の配点割合をしっかりと把握してください。
過去のデータが必ずありますから、
内申点が何点くらいなら本番で何点くらい取ればいいのか、
よく確認して受験勉強を進めましょう。
その他
今後様々な変更がある可能性はあります。
例えば、
令和7年入試から加茂高校の普通科・理数科は募集停止になります。
代わりに分離探究科が新設されます。
「文理の枠を超えた探究的な学びを学校全体で推進し、
高い目標を持った生徒の多様な進路希望に即した学びを可能にするため」
の変更だそうです。
新しい学科がどのようなものなのか、
自分に合うものかどうか、
よく考えて志望校を考えてください。
まとめ
内申点・入学試験・いろいろな不安があると思います。
しかし、中学3年生が正しく努力すればクリアできるハードルのはずです。
情報を得て、しっかりとした準備をしましょう。
Soleadoでは内申点対策も含めて入試対策をしています。
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