大阪府公立高校入試 英語検定試験のススメ
大阪府公立高校入試 英語の難易度
大阪府公立高校入試では「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」の
3種類の問題が用意されています。
(順番にA問題、B問題、C問題と呼ばれます)
各学校がどの試験を実施するか選択します。
もちろん、C問題が一番難しいものになります。
大阪府公立高校入試は各科目90点満点で実施されます。
英語の平均点がどのくらいかというと。
英語A 36.2点
英語B 53.2点
英語C 67.3点
(令和5年 『府立高等学校合格者の学力実態調査』 大阪府教育センター)
かなり平均点が低い、つまり難しい問題だということがわかります。
英語検定試験の利用
大阪府公立高校入試では英語の検定試験を持っていると
英語の点数を優遇してもらえる措置があります。
どのようなものかというと、さまざまな検定試験の得点によって
学力検査(入学試験)の英語の得点を決めてもらえるというものです。
学力検査の得点(読み替え) | 英検 | TOEFL IBT | IELTS |
100% | 準1級 | 60点 | 6 |
90% | (なし) | 50点 | 5.5 |
80% | 2級 | 40点 | 5 |
上の表のように得点を読み替えます。
例えば、英検準1級を持っている受験生は英語の得点は満点、90点です。
2級を持っている受験生は80%、つまり72点です。
多くの受験生が目指すのは英検でしょうか。
中学3年生で英検準1級というのはかなりハードルが高そうに思います。
ただ、2級に合格する生徒さんはかなり見かけます。
これがどのくらい有利なのでしょうか。
もちろん、平均点は上記の通りですが、実際の受験ではどうなのでしょうか。
英語検定試験 利用率
英語検定試験の利用率は年々上昇しています。
北野高校では、受験生の95.1%が利用しています。
(準1級 30名、2級 401名)
茨木高校、天王寺高校でも70%を超える受験生が利用しています。
大手前、豊中、三国丘でも50%を超える受験生が利用しています。
特に上位校では多くの受験生が利用しています。
得点について
英語の検定試験でのみなし得点を利用した受験生は3999名いました。
このうち、保障得点を超える得点を取れた受験生はわずか30.1%しかいませんでした。
つまり、英語検定試験を利用した受験生のうち、70%の受験生が
自分で問題を解いた時より得をしているということです。
まとめ
先日、東京都市大学の英語を使った入試について記事を書きました。
その時に感じたのですが、
英検のこの級を持っている力よりも、
入試で補償される特典が若干高めのような気がします。
また、「補償される」というのがポイントで、
一発勝負の試験では失敗することがありますが、
それがないというのは非常に大きいと思います。
実際に北野高校の受験者は英検を持っていないと合格は難しいのではないでしょうか?
(英語で高得点を取れる受験生はそもそも英検を取ることができる)
英検も2級、準1級にもなると、
「とろう!」
と思って簡単に取れるものではありません。
ぜひ、早い段階から対策をして
合格を目指しましょう。
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